『ウエストワールド』シーズン2 製作の為、夫ジョナサン・ノーランが妻リサ・ジョイに交わした約束とは? | VG+ (バゴプラ)

『ウエストワールド』シーズン2 製作の為、夫ジョナサン・ノーランが妻リサ・ジョイに交わした約束とは?

via: Westworld Instagram

『ウエストワールド』シーズン2が日本にも到着

AmazonプライムとDVD&Blu-rayで登場

大人気ドラマ『ウエストワールド』のシーズン2が、いよいよ日本にも上陸した。先行でレンタルとデジタルセル配信が開始し、Amazonプライムビデオでは2018年11月24日(土)に配信開始、DVD&Blu-rayは12月5日(水)に発売された。シーズン2では江戸時代の日本を舞台にした“ショーグン・ワールド”も登場。菊地凛子、真田広之、TAOら、日本人キャストも出演する為、日本でも大きな盛り上がりを見せている。

制作を担うのはジョナサン&リサ夫妻

『ウエストワールド』は、“ホスト”と呼ばれるアンドロイドが“ゲスト”である人間をもてなすテーマパークを舞台とした作品。ホストに対し欲望のままに行動する人間と、プログラムにない行動を取り始めたホストの衝突を描く。
『ウエストワールド』の脚本とショーランナーを務めているのは、クリストファー・ノーランの弟で、『プレステージ』(2006)や『ダークナイト』(2008)で共同脚本を担当したジョナサン・ノーラン、そして彼の妻で『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』(2007-2013)の脚本で知られるリサ・ジョイの二人だ。
VG+では以前、『ウエストワールド』でのこの夫妻による見事なコンビネーションを特集した。

リサ・ジョイを支えるジョナサン・ノーラン

ジョナサンがリサに交わした約束とは?

夫婦である二人が協力し合っているのは制作だけではない。実は、『ウエストワールド』シーズン2の製作にあたって、夫ジョナサン・ノーランから妻リサ・ジョイへ、ある約束が交わされていたという。フランスの女性向けファッション誌・ELLEのインタビューによると、ジョナサンは、リサがシーズン2の製作に集中できるよう、子どもの世話は全て自分が行うことを約束したという。シーズン2では、主にリサがディレクションを行っており、彼女が撮影現場に出ることが多くなっている。監督業は彼女にとって長年の夢であり、ジョナサンはその実現を後押しするために、子どものことは自分に任せるようリサに伝えたというのだ。

夫ジョナサンからの意外なプレゼント

リサ・ジョイの仕事を支えるジョナサン・ノーランの姿勢は、過去の行動からも読み取ることができる。2009年にリサがハーバード大学のロースクールを卒業する際には、ジョナサンからリサに、小さなプレゼントの箱が渡されたという。リサは、てっきり婚約指輪だと思ったとのことだが、箱に入っていたのは、脚本の紙をまとめる為の金具と、脚本執筆用のソフトウェアの証明書だったという。
リサにとっては、学業を終え、ようやく自分のやりたかった仕事に集中できるという時期だった。仕事に取り掛かる為の道具とソフトをプレゼントするとは、粋な計らいだ。何よりも、学業を終えた後に“夢を応援する”パートナーからの意思表示こそが大きな意味を持つ。彼女の仕事を、夢を後押ししようというジョナサンの惜しみない姿勢が、『ウエストワールド』という作品の完成を支えたのだ。

『ウエストワールド』は、自らの意志とは無関係に、生まれながらに役割を押し付けられたホスト達の物語だ。現実においても性別役割分業を乗り越えていこうとする夫妻の姿勢は、作品の中にも確かに活かされている。

『ウエストワールド』シーズン2は、Amazonプライムビデオで2018年11月24日(土)から配信開始。DVD&Blu-rayは12月5日(水)に発売されている。

Source
Elle

VG+編集部

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