ドラマ『THE LAST OF US』シーズン4まで制作?
同名の人気ゲームをペドロ・パスカルとベラ・ラムジー主演で実写ドラマ化した『THE LAST OF US』(ラスアス)は2023年1月に放送/配信をスタート。米国を中心に高い評価と人気を得て、既にシーズン2の制作が発表されている。
シーズン1の完結後には、ドラマ化を手がけたニール・ドラックマンとクレイグ・メイジンは、ゲームの続編『The Last of Us Part II』(2020) をベースにしたストーリーはシーズン2だけにとどまらず、シーズン3にまで及ぶことを明言。早くもシーズン3までの制作は既定路線とされていた。
一方で、全米脚本家組合と全米映画俳優組合の同時ストライキの影響で、2023年8月現在、『ラスアス』シーズン2の撮影開始は先延ばしになっている状態だ。そんな中、米時間8月16日(水)、米The Hollywood Reporterのインタビューに答えたクレイグ・メイジンは、『ラスアス』をシーズン3のみならずシーズン4まで制作することに意欲を示した。
インタビュー内で予算の話をする中で、クレイグ・メイジンは「シーズン2、シーズン3、シーズン4を実行するために何が必要かという議論があったとしても、私が知っているのは彼ら(スタジオ側)が常に誠実に仕事をしていて、ドラマのクリエイティブな価値を高く評価しているということです」とシーズン4の構想に触れている。その上で、インタビューの後半ではシーズン4について触れたことについてこう話している。
そう(シーズン4と)言ったことについては自覚しています。まだ分かりませんが。シーズンが3つになることも5つになることもありえます。しかし、4というのは良い数字だと思っています。シーズンによっては、ストーリーの関係でより少ない話数で終わることもありますし、もっと多くなることもあります。一番のニュースはオーディエンスの皆さんがもっと観たいと思ってくれていることです。(中略)重要なのは、シーズンが終わった時に「良いシーズンだった」と思ってもらえるかどうかです。
現時点では、『ラスアス2』の実写化にあたっては、1シーズンでは収まらないということは確定しているという。それが2シーズンにも、3シーズンにも、4シーズンにもなりうるが、クレイグ・メイジンの見立てでは、全体でシーズン4まで制作するのがちょうどいいと考えているようだ。
ドラマ『マンダロリアン』(2019-) でも人気を集めてスターに上り詰めたペドロ・パスカルと、新進気鋭のベラ・ラムジーによるドラマ『ラスアス』は、いつまで観ることができるのだろうか。まずはシーズン2の配信を楽しみに待つと共に、スタジオ側が俳優と脚本家にとって納得のいくディールを提示してストライキが無事に終わることを願おう。
ドラマ『THE LAST OF US』シーズン1は全9話がU-NEXTで独占配信中。
Source
The Hollywood Reporter
原作ゲームの『The Last of Us』はPS5リメイク版が発売中。
『The Last of Us』と続編『The Last of Us II』はPS4でも発売中。
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