『高い城の男』シーズン4の予告編が公開
Amazonスタジオの人気SFドラマ『高い城の男』より、ファイナルシーズンとなるシーズン4のUS版オフィシャルトレーラーが公開された。2015年に配信を開始した『高い城の男』も、いよいよフィナーレの時を迎える。
今回公開された予告編では、冒頭、過去のシリーズのハイライトが映し出される。熱狂に迎え入れられるジョン・スミスや亡命するジュリアナ・クレイン、破壊される自由の女神など、名シーンの数々によって、これまでの興奮と感動が次々と蘇ることだろう。
各キャラクターの意味深なセリフ
ジュリアナ・クレインが「別の世界でナチスを倒すことができれば、この世界でも倒すことができる」と鼓舞すると、ジョン・スミスは「アメリカは反乱の国だ。アメリカ人だけがこれをコントロールできる」と不穏なセリフを漏らす。ヘレン・スミスは「帝国が私たちの息子を殺した」と怒り、木戸大尉は「私たちが戦う二つの帝国は砂上の楼閣にすぎない。ただ流れだけが永遠に存在している」と語る。
シーズン4で描かれる変化
今回公開された予告編では、1962年に発表され、翌年大ヒットを記録したスキータ・デイヴィスの「この世の果てまで (原題: The End of the World)」がBGMとして流れている。最後には「なぜ戻った」と尋ねられたジュリアナが「ジョン・スミスを殺すため」と答え、ジョンとジュリアナが対峙するシーンで予告編は幕を閉じる。それぞれのキャラクターの心情の変化が捉えられる予告編になっており、シーズン4の本編公開に向けて期待が高まる。
フィリップ・K・ディックの同名小説が原作
『高い城の男』は、フィリップ・K・ディックの同名小説を原作としたAmazonオリジナルのドラマシリーズ。大日本帝国とナチスドイツが第二次世界大戦に勝利していたら……という仮の歴史を描く歴史改変SFだ。シーズン3以降はドラマオリジナルの展開も増え、原作ファンもそうでない人も楽しめる作りになっている。プロデューサーには、フィリップ・K・ディックの娘であるイサ・ディック・ハケットも加わっている。
アジア系俳優が活躍
『高い城の男』の世界では大日本帝国がアメリカ西海岸を統治しているため、多数のアジア系俳優が日本人のキャラクターを演じている。尾崎英二郎ら日本のキャストも参加しており、これまでになかった海外ドラマの世界観を創り出している。
シーズン4の配信開始日は?
気になる『高い城の男』シーズン4の配信開始日は2019年11月15日(金)。これまで、シーズン1が2015年11月、シーズン2が2016年12月、シーズン3が2018年10月に公開されてきた。シーズン4も順当に公開されることになりそうだ。未見の方はファイナルシーズンとなるシーズン4の配信開始に備えて、過去のシーズンをチェックしておこう。
Their paths have always crossed. Soon, they will collide. The official trailer for the final season of The Man in the #HighCastle arrives TOMORROW. pic.twitter.com/eQkXaqAGoi
— The Man in the High Castle (@HighCastleTV) October 15, 2019