ドラマ『ONE PIECE』予告が公開
2023年8月31(木) よりNetflixで配信を開始するドラマ『ONE PIECE』の公式予告が2023年7月22日(木) に公開された。『ONE PIECE』は世界的な人気を誇る尾田栄一郎の同名漫画を実写ドラマ化した作品。主人公のモンキー・D・ルフィをイニャキ・ゴドイが演じ、全10話で構成されることが発表されている。今回公開された予告編では、漫画ではお馴染みの数々の名場面やキャラクターが登場している。
実写版『ONE PIECE』公式予告の冒頭は、アニメのオープニングでもお馴染みの「富、名声、力」から始まる。描かれるのは、その命と引き換えに世界中の人々を海へ解き放ち、大海賊時代の幕を開くことになったゴールド・ロジャーの処刑シーンだ。ヴィンセント・リーガンが演じるガープの姿も捉えられている。
Vice Admiral Garp pic.twitter.com/keWEAgeH2R
— ONE PIECE(ワンピース) Netflix (@onepiecenetflix) July 22, 2023
中にルフィが入ったタルがアルビダの海賊船に近づいていく第1話のシーンや、ルフィが描いた下手くそな海賊旗も忠実に再現されている。また、世界一の剣豪ミホークのものと思われる黒刀「夜」の柄や、クロネコ海賊団のキャプテン・クロのものと思われる爪(猫の手)、バラバラの実を駆使するバギーに魚人海賊団の船長アーロン、イーストブルー編に登場する強敵たちが次々と登場する。最後には、ミホークとシャンクスという二人の大物も登場している。
あの二人の手配書も
中でも注目は、ルフィが仲間達に「行くぞ、偉大なる航路(グランドライン)」と告げるシーンだ。ナミは「危険な領域」だと返すが、もちろんこの物語のゴールはグランドラインにあるとされているワンピースを手に入れることだ。全10話で構成される実写版『ONE PIECE』では、おそらく1シーズンでは漫画の1〜12巻までに当たるイーストブルー編までしか描くことはできないだろう。
ところが、今回の予告編にはグランドラインの要素も含まれている。それは、予告編の最後にコビーとルフィが街中に貼られている手配書を見ているシーンだ。ちなみに懸賞金500万ベリーのアルビダの手配書もあるが、この時点のアルビダの懸賞金が500万ベリーというのは資料集『ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS 』(2002) で明かされた設定で、現在は公式サイトでもその賞金額が掲載されている。
そしてこのシーンの手配書の中には、フォクシー海賊団船長・銀ギツネのフォクシーとハイエナのベラミーの手配書も含まれている。フォクシーの手配書は上に貼られた別の紙によって、その特徴的な鼻は隠されているが、2,400万ベリーという懸賞額は登場時と同じ額だ。フォクシーの方も初登場時の懸賞金である5,500万ベリーの賞金首となっている。
Bellamy Wanted Poster pic.twitter.com/dUnK3dd5Qz
— ONE PIECE(ワンピース) Netflix (@onepiecenetflix) July 22, 2023
ベラミーはコミックス24巻の第222話、フォクシーはコミックス32巻の第305話で登場するキャラクターであり、登場はかなり先の話だ。ベラミーは空島に行く直前、フォクシーは空島編の直後が初登場になる。ベラミーとフォクシーの手配書が選ばれた理由は、このままシーズンを重ねて空島編まで描きたいという制作側の思いの現れだろうか。
ついに公式予告が公開された実写版『ONE PIECE』。一体どんな仕上がりになっているのか、そしてシーズン2への更新はあるのか、まずは配信開始を楽しみに待とう。
実写版『ONE PIECE』は、2023年8月31日(木)よりNetflixで独占配信。
漫画『ONE PIECE』は最新刊の106巻が発売中。
実写版『ONE PIECE』のキャスト20名のまとめはこちらの記事で。
実写版撮影監督が語った撮影の裏側はこちらの記事で。
映画『ONE PIECE FILM RED』ラストのネタバレ解説&考察はこちらから。