『ミズ・マーベル』新映像公開
配信開始を一ヶ月後に控え、ドラマ『ミズ・マーベル』から新映像が公開された。『ミズ・マーベル』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ第6弾で、2022年5月4日(水・祝)に最終回が配信された『ムーンナイト』に続く最新作になる。
『ミズ・マーベル』は、MCUでは初となるムスリムの主人公カマラ・カーンを主人公に据えた作品。映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022) はドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) から直接つながる展開になっており話題を呼んだが、ドラマ『ミズ・マーベル』もまた映画『ザ・マーベルズ』(2023) につながる重要作だ。
今回公開された映像「Not Alone」は、カマラの母ムネバ・カーンにスポットライトを当てたものになっている。
映像は、ニュージャージー在住のカマラが隣州であるニューヨークの大都会を眺めるシーンから幕を開ける。アメリカでは一般的な自転車であるマウンテンバイクにまたがるカマラは、キャプテン・マーベル風にデザインされたヘルメットを手に持っている。
ニュージャージー州の法律では、17歳以下は自転車に乗る時にヘルメットの着用義務がある。ニュージャーからニューヨークを見つめる姿と、キャプテン・マーベルに対して憧れを持ちながら、まだヘルメットを被らないといけない“子ども”としてのカーン。冒頭のたったワンシーンに多くのメッセージが込められている。
腕輪を付けたカマラは力を得てミズ・マーベルになる。本作では腕輪が重要なアイテムになる。その背景では、「ひどいことが起こってほしいって思ったことある? もし本当にそれが起きたら? でもそれは思ってたより良いことじゃなかった」というカマラの声が聞こえている。
そして、カマラの母ムネバ・カーンは、「カマラ、私にはあなたに何が起きているか分からない」と正直な心境を吐露する。カマラは「彼女(母)は私が変っぽいって思ってる」と友人のブルーノ・カレッリに相談するが、ブルーノは「変だよ」と返すのだった。
その後は、カマラが敵と対峙したり、その能力を使って戦ったりとスーパーヒーローとしての姿が映し出される。そんなカマラに対し、ムネバは「ただ、あなたがどんなことに直面していたとしても、孤独になることはない」と声をかける。
3月15日に公開された予告編では、スーパーヒーローに憧れるカマラに「現実を見て」と厳しい声をかけていた母ムネバだが、今回は一転して理解ある人物のように見える。MCUではしばらく「ひどい親」シリーズが続いているが、『ミズ・マーベル』では「スパイダーマン」のピーター・パーカーとメイのような良好な関係が見られるのだろうか。
ドラマ『ミズ・マーベル』で主人公カマラ・カーンを演じるのは新人俳優のイマン・ヴェラーニ。パキスタンからのムスリム移民の家系で、2002年にカナダで生まれた。キャロル・ダンバース役のブリー・ラーソン、モニカ・ランボー役のテヨナ・パリスと共に2023年7月公開の映画『ザ・マーベルズ』への出演が決定している。
カマラの母ムネバはドラマ『アフェア 情事の行方』(2014-2019) のプリヤ・ウラー役などで知られるゼノビア・シュロフが演じる。ムネバも映画『ザ・マーベルズ』に出演すると見られている。
ドラマ『ミズ・マーベル』は2022年6月8日(水) よりDisney+で独占配信。
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