Contents
『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』でコリンを演じた俳優は?
注目を集める『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』
視聴者が主人公の行動を選べるNetflixドラマ『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』(2018) が注目を集めている。同作は、2018年12月28日に世界同時公開され、ストリーミングメディアならではの演出で、世界中の映画・ドラマファンを唸らせている。
若き天才、コリン・リットマンを演じたのは?
そんな『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』だが、中でも人気を集めたのが、カリスマゲームクリエイターとして登場したコリン・リットマンだ。いくつもの名作ゲームを世に送り出した若き天才として、主人公ステファンに大きな影響を与えていく。そのコリンを演じたウィル・ポールターに、見覚えはないだろうか。『バンダースナッチ』の配信開始時には25歳だったポールターだが、かつては有名子役で、これまでにいくつものドラマや映画に出演してきたのだ。
『バンダースナッチ』に通じる出世作
ウィル・ポールターが俳優として初めて主要キャラクターを演じたのは2007年のこと。14歳で『リトル・ランボーズ』に出演し、悪童のリー・カーターを演じた。この時も、『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』と同じく、気弱な主人公をクリエイティブで刺激的な世界へと導いていく役割を演じた。高い評価を受けたこの作品は、エンパイア賞のコメディ賞を受賞。ウィル・ポールターは、主演のビル・ミルナーと共に英国インディペンデント映画賞のニューカマー賞にノミネートされている。
コメディ番組のホープに
このコメディドラマ映画で大物の片鱗を見せたウィル・ポールターは、『Comedy: Shuffle』(2007)、『Comedy Lab』(2008)、『Lead Balloon』(2008)、『School of Comedy』(2009-2010)と、イギリスのコメディ番組への出演が続く。
10代も終わりに差し掛かった頃、ハリウッドが俳優としてのポールターの才能を見出す。『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』(2010)でユースチス・スクラブ役を演じ、その演技で大きな注目を集めた。
『なんちゃって家族』が大ヒット
2011年にはアンディ・サーキスも出演したイギリスのクライムコメディ映画『Wild Bill』に出演すると、2013年にはコメディでもハリウッドデビューを果たす。『なんちゃって家族』でメインキャラクターの臆病な青年、ケニー・ロスモアを演じ、映画は大ヒット。利益率では『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』を超える結果を残し、ポールターは2014年のMTVムービー・アワードで“ブレイクスルー演技賞”と“ベストキス賞”を受賞、英国アカデミー賞でもライジング・スター賞を受賞し、“大型新人”として再び脚光を浴びた。
『メイズ・ランナー』『デトロイト』……止まらない勢い
ここからウィル・ポールターの勢いは止まらない。SFスリラー映画『メイズ・ランナー』(2014)にギャリー役で出演すると、アイルランド映画の『Glassland』(2014)、レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント: 蘇りし者』(2015)に出演。2016年のイギリス映画『Kids in Love』と翌2017年のアメリカ映画『デトロイト』では、全く異なるタイプのキャラクターで主演を務めた。2018年には「メイズ・ランナー」シリーズ完結編の『メイズ・ランナー: 最期の迷宮』に再出演を果たし、『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』でのコリン役に辿り着いたのだ。
私生活ではチャリティ活動も
ウィル・ポールターは、私生活においても積極的にチャリティ活動に取り組んでいることでも知られる。『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』公開直後にはTwitterを休止することを発表したポールターだが、今後もいじめ撲滅を目指すAnti Bullyingなど、複数のチャリティ団体のアカウントから発信を続けていくことを表明している。
公私で奮闘を見せるウィル・ポールターの更なる活躍に期待しよう。
Wishing health and happiness to all in 2019! Remember there’s one New Year’s resolution you and loved ones can make to potentially improve health, #checkyourpressure. https://t.co/ue6NU5gfwc
— MayMeasure (@MayMeasure) 2019年1月1日
『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』はNetflixで配信中。