第5話ネタバレ解説『スター・ウォーズ:アコライト』衝撃回、圧巻のアクションと揺らぐ真実 考察&感想 | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ解説『スター・ウォーズ:アコライト』衝撃回、圧巻のアクションと揺らぐ真実 考察&感想

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『スター・ウォーズ:アコライト』第5話はどうなった?

「スター・ウォーズ」ドラマ最新作『スター・ウォーズ:アコライト』は2024年6月5日(水) より配信を開始した作品。映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999) の100年前を舞台に、ジェダイマスターの暗殺事件をきっかけとしたミステリー&サスペンスが描かれる。

全8話で構成されるドラマ『アコライト』は、第5話から後半戦に突入する。今回は、ドラマ『アコライト』第5話の展開をネタバレありで解説&考察していこう。以下の内容は本編のネタバレを含むので、必ずディズニープラスで視聴してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』第5話の内容に関するネタバレを含みます。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』第5話「夜」ネタバレ解説

圧巻のライトセーバーアクション

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』第5話「夜」は、第4話「昼」と同じく34分の構成。合わせて約1時間の前後編仕様になっている。第5話も前回に引き続き、Netflix実写版『カウボーイビバップ』(2021) でエピソード監督を務めたアレックス・ガルシア・ロペスが監督を務める。第5話ではいよいよ同監督お得意のアクションシーンが展開される。

前回のラストに突如現れたマスターに倒されたオーシャが目を覚ますと、そこには倒れたジェダイの姿があった。視聴者と同じく、何が起きているか分からないオーシャ目線で幕をあけるオープニングは、前話のラストと合わせてホラー色の強い演出となっている。

すでにジェダイの一人が倒れていることから、多勢に無勢でもジェダイを倒せる相手の手強さが分かる。そしてオーシャは、敵のマスターが複数のジェダイとライトセーバーでの戦いを優位に運んでいる姿を目にする。頭突きでライトセーバーをショートさせるアクションがクールだ。非正史に分類されるレジェンズの小説では、ライトセーバーに対抗できるコルトシスという物質が紹介されており、このマスターのマスクはコルトシスのような素材で作られている可能性もある。

若干アニメっぽさもあるマスターの動きは圧巻で、ジェダイ達は次々と敗れていく。なお、このシーンでは実写「スター・ウォーズ」作品で日本人としては初めてジェダイの役を演じた大島遥も見事な戦いを見せている。

ヨードが追い詰められる中、オーシャはブラスターをスタンで放つ(スタン機能しかないスタン・ガンだろうか)がマスターには効かず、標的がオーシャに変わってしまう。逃げるオーシャに対してマスターはライトセーバーブーメランを披露するが、ソルが現れてオーシャを救出。なんでここにいたのだろう。

こんな状況だが、ソルから言われた「Civilian to the ship.(民間人を船へ)」をヨードがそのまま復唱しているのが可笑しい。ヨードなりの忠誠心の示し方なのだろう。そしていよいよ、ソルはマスターとの一騎打ちを迎える。

「お前はジェダイではない」

オープニングロゴ明けで登場したのは……バジルだ! 無事でよかった。オーシャとヨードはバジルの先導で船を目指す。一方、“マスター”と対峙したソルは、「俺を覚えていないのか」と言われ、マスターの正体がソルの知る人物であることが示される。そして、ここで「ジェダイの武器を持っていても、お前はジェダイではない(you are no Jedi.)」という名言が飛び出す。

「私はジェダイじゃない(I am no Jedi.)」というフレーズは、アニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) でアソーカ・タノがダース・ベイダーに言い放った有名なフレーズだ。一方、「お前はジェダイではない(you are no Jedi.)」はゲーム『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』(2019) で、主人公カル・ケスティスがフォース・ビジョンとして現れたかつての師ジャロ・タパルから言われる言葉でもある。ちなみにダース・ベイダーは『スター・ウォーズ エピソード5:帝国の逆襲』(1980) でルーク・スカイウォーカーに「お前はまだジェダイではない(You are not a Jedi yet)」と告げている。

メイはケルナッカのライトセーバーを拾ってこの場を離れようとしていたが、ジェキに見つかり戦闘に。オーシャに想いを寄せる者同士の戦いであり、“弟子”同士の戦いでもある。一方、マスター同士の戦いでは、“マスター”はソルへの顔見せを断固拒否。マスクをしているのは頭の中を読まれないためだといい、フォースを使ったマインドリード(相手の思考を読む技)を防ぐマスクであることが示唆されている。

ソルは「弟子に正体を隠すとは」と非難するが、マスターは「お前が言うかね」と返しており、やはりソルに何らかの秘密があることを示唆している。毎エピソードで過去の闇を示唆されているソルさん……。オーシャと船に向かっているヨードは、あの“マスター”について、動きは無秩序で意味不明、しかも頭の中に入ってきて出ていかないと話す。オーシャは母にもそれができたと返し、魔女由来の技である可能性に触れている。

オーシャが言っているのは、16年前を舞台にした第3話でも描かれたシーンだ。そこでは、まだパダワンだった頃のトービンがマザー・アニセヤによって思考を支配される場面が描かれている。ヨードが「頭の中に入ってきて出ていかない」と言っているということは、もしかするとトービンはその後もずっとその支配に苛まれていたのかもしれない。

オーシャを呼んだのは…

ジェキはメイを取り押さえてケルナッカのライトセーバーを取り戻す。しかし、そこに現れたのはマスターだった。パダワンのジェキには力の差が大きい相手だが、マスター・ケルナッカのライトセーバーを使って二刀流で応戦。片方だけだが逆手持ちになっているのと、身体のサイズ的にパダワン時代のアソーカ・タノを思わせる演出だ。

オーシャの方は、前回光によってきたダンゴムシが来るからライトセーバーをしまうようにヨードに忠告するが、なかなか言うことを聞かない。ヨードを動かすのも一苦労である。マスターに追われるメイの描写は非常にホラー的で、マスターの顔面ドアップが恐ろしい。ヨードが言っていたような頭の中に入ってくる感覚を表現しているのだろうか。

裏切ったメイを始末しようとするマスターの前に現れたのはソルとジェキ。共闘するジェダイマスターとパダワン、弟子を殺そうとするマスターという対比が印象的だ。一方のオーシャは自分の名前を呼ぶ誰かの声を聞く。英語字幕によるとこの声は「幼少期のメイ」のものだという。

助けが必要だと感じたオーシャは、ライトをつけて上空にいるダンゴムシを先導しながら元の場所へと戻る。行って戻ってとややこしいことをしているが、この後の展開のために誰かがダンゴムシを連れてくる必要があったのだ。

マスターの正体と、衝撃展開

ジェキは敵のマスターのマスクを外すことに成功。しかし、顔を見られたマスターは持っていたライトセーバーを二つに割ると、二刀流でジェキを殺してしまう。まさかの展開。マスクが取れたマスターの正体はカイミールだったということが明らかになるが、ジェキの死の方が衝撃的だ。

マスターの正体はやっぱりカイミールだった。カイミールが怪しい理由はこちらの記事で解説したが、ヴィランとしては小物感が強いというのが懸念事項ではあった。だが、正体公開と共にパダワン殺害という凶行に及ばせることで、これまでにない異常さを演出することができている。演じるマニー・ジャシントの怪演も光る。

「まだ子どもなのに」と怒るソルに対して、カイミールは「お前が連れてきたんだろ」と返す。これは「ジェダイは子どもを連れ去っている」というジェダイ誘拐論を再燃させる指摘だ。子ども達の“自由意志”ということになってはいるが、そこで生まれる結果を自分の責任ではないと言えるのか、という重要な指摘である。ソルはそれに答えることができない。

意外とムキムキだったカイミールはメイを人質にとると、ソルに名前を聞かれて「名前はない。お前のようなジェダイは“シス”と呼ぶかもな」と返答する。ドラマ『アコライト』で初めて「シス」という言葉が登場した瞬間だ。この時点でジェダイは(少なくともソルは)、シスが現在も存在していると知ることになった。

正史では、シスは数千年前に生まれてジェダイと争ってきたが、内紛の後、そのほとんどが滅ぼされた。シス卿のダース・ベインが存在できるシスはマスターと弟子の二人までという「二人の掟」を作り、ダース・シディアスことパルパティーンが台頭するまで1000年間は影を潜めていたとされている。

『エピソード1』から100年前の時点でシスの再来がジェダイの中で共有されていたとすれば、話は変わってくる。だが、カイミールは「“シス”と呼ぶかもな(may call me Sith)」と曖昧な言い方をしており、ジェダイが敵対する相手を勝手に「シス」と呼ぶと皮肉っているとも受け取ることができる。カイミールはシスではなく、魔女の一派という可能性もあるだろう。

望みを聞かれたカイミールは「自由だ」と答える。ここでは「ジェダイに気兼ねなく」とも言っていうが、英語では「お前のような(like you)ジェダイ」と言っている。カイミールは第2話での初登場時から、ソルに対して「お前のようなジェダイ」と言い続けている。つまり、ソルがどんな類のジェダイかということ、その過去を十分に知っているということである。

カイミールの望み

カイミールは自分の弟子=アコライトが欲しいとも話す。アコライトとは侍者という意味で、付き添いや付き人のような意味がある。カイミールはやたらと「忠誠心」を主張しており、強い支配欲が感じられる。

その後の字幕で「今、支配者はジェダイだ」となっているセリフは、英語では「俺はルールは作らない。ジェダイとは違う(I don’t make the rules. The Jedi do.)」となっている(吹き替えは原文に近い)。第2話ではソルたちに押し入られたカイミールが「記憶を消すとか、君らがいつもやるようなことはやるなよ」と牽制しており、「ジェダイは人を支配する」という感覚を強く持っていることが窺える。

また、ジェダイにとって自分は存在してはいけない存在であり、故に顔を見た者を殺さなければならないという。銀河帝国の支配などではなく、ジェダイの支配からの自由、そこからはみ出て生きることを望むカイミールは、なかなか倫理的に乗り越えていくのが難しい相手になりそうだ。

ここに現れたのはヨードだったが、ヨードもまたカイミールに首を折られて死んでしまう。ソル以外のジェダイは全滅。ソルとカイミールは圧巻の殴り合いの戦いを見せた後、ソルがカイミールを追い込むが、丸腰のカイミールを殺そうとしたところでオーシャが止めに入る。憎しみに任せて人を殺めれば、ダークサイドに転向する扉を開いてしまうからだ。

そのオーシャに対し、カイミールは「お前にあんな仕打ちをしたのに」とソルを慕っていることに疑問を呈する。さらに自分は闇を受け入れているとして、「お前はどうだ?」と問いかけるのだった。カイミールは明らかにソルの過去を知っているし、ここまで言われると、オーシャの記憶の信憑性も怪しくなってくる……。

マスター選びを誤った二人?

ソルは丸腰のカイミールを殺さないと決め、代わりにオーシャがポータブルドロイドのピップの頭を外してライトにし、カイミールの背中に取り付ける。その光にダンゴムシの大群が群がり、カイミールは連れ去られていくのだった。オーシャは自然の力を借りようと、来る時通過した森からライトを使ってダンゴムシを連れてきていたのだ。

オーシャはカイミールが言っていたことについてソルに聞くが、ソルはまたも説明を後回しにしてしまう。過去の闇と向き合うことを後回しにし続け、それがこれだけの仲間の死という結果に繋がったのだとしたら、ソル、それはとても罪深いことだよ……。

ソルはメイにスタンを喰らわされ、オーシャとメイは一対一で対話することになる。メイは16年前のことについて、「自分は必要なことをした」「ジェダイは故郷を侵略した」と語る。第3話ではオーシャのジェダイ入りに怒ったメイが放火して火事を起こし、ソルがその炎からオーシャを救った様子が描かれており、オーシャはそれを指摘する。ところが、メイからは「洗脳されたんだね」と意外な言葉が返ってくる。

メイが嘘をついているという雰囲気もなく、いよいよ何が本当か分からなくなってきた。ハグしながら「愛してる。ジェダイじゃなくて私たちを選んで」と語りかけるメイに、オーシャはハグを返して涙を流すが、最後にはメイを取り押さえる。「マスター選びを誤った」という指摘には「そっちこそ」と返されるが、興味深いのは、どうやら二人は共にマスター選びを誤った弟子なのだろうということだ。

これまでのセオリーであれば、オビ=ワン・ケノービやヨーダを師に持ったルーク・スカウォーカーがパルパティーンを師に選んでしまったアナキン・スカイウォーカーを助けるなど、良い師を持った弟子と、悪い師を持った弟子が対比で描かれることが多かった。『アコライト』では間違った師を持った若者同士の関係が描かれるのだろうか。

そしてメイもソルについて「あんたを拐った」と、ジェダイ=誘拐犯説を主張する。オーシャは「彼は命の恩人」と反論するも、メイからは「その後の人生は?」と、ソルがオーシャの人生に責任を持っていないことを指摘する。

アメリカでは、かつてプロスポーツチームが高卒の選手を大量に指名し、そうした選手が引退後に路頭に迷うという問題が広く知られていた。アメリカの大学スポーツは文武両道でないと継続が許可されないため、本来ならスポーツで奨学金を得て大学教育を受けられたはずの若者の未来が、商業主義に食いつぶされているという批判があったのだ。「君は有望だ」と言って連れて行き、ダメだったら捨てられるというジェダイが抱える問題と重なるところがある。

なお、NBAでは高校卒業から一年以上たっていないとドラフト指名ができないようにルールが改正された他、メジャースポーツでは有望な選手には引退後の大学進学の費用を保障するチームも現れている。『アコライト』で扱われているのは、「教育とキャリア」というアメリカ社会で関心の高い題材だと捉えることもできる。

ライトセーバー散髪とフォースヒーリング

メイはフォースの力でオーシャを圧倒。オーシャを気絶させると、ライトセーバーで自らの髪を切る。「スター・ウォーズ」ファンなら想像してみたことがあるかもしれない、ライトセーバーでの散髪……。これでオーシャに成り変わったメイはソルについていくのだった。

ソルはオーシャとメイが入れ替わっていることにフォースの何かで気づけないのかという疑問も生じるが、オーシャとメイが双子であり、「生まれるまでは一つ」であったが故に、フォースについてもソルは同質のものを感じているのかもしれない。あるいは、ソルはこれがメイだと気づいている可能性もある(だとすればオーシャを置いて行っているので酷くはあるが)。

結局、オーシャはメイと入れ替わっているので、船に戻ったのはソル、そしてバジルだけということになる。バジルは、ダンゴムシを全滅させたカイミールの背中から落ちたピップの頭を持ち帰っており、船の中でも鼻をフシフシさせている。鼻のきくバジルがメイの策謀を見破る鍵になるかもしれない。

そして、ドラマ『アコライト』第5話のラストシーン。カイミールは服を取られて倒れているオーシャを見つける。カイミールはオーシャの脇の傷をフォースで治癒。『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』(2017) でレイが、『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(2019) でカイロ・レンが使っていたフォース・ヒーリングだ。ドラマ『マンダロリアン』(2019-) でもシーズン1第7話でグローグーがグリーフ・カルガの傷をフォースで治している。

カイミールは意識を失っているオーシャに「勝利が明らかな時でさえ、絶望の深淵を覗かずにはいられない」と語る。意味深な言葉だが、オーシャがジェダイを助けるために戻ってきたことを言っているのだろうか。それとも、ソルがカイミールを殺せたのにそうしなかったことを言っているのだろうか。ちなみにこの時に流れる音楽のワンフレーズは、「カイロ・レンのテーマ」に似ているという指摘もある。もしかして、カイミールがレン騎士団の祖先ということもあり得るかもしれない。

後半戦の幕開けで多くのキャラクターを失い、ドラマ『アコライト』は残り3話。二人の弟子が入れ替わるというまさかの状況が完成して第5話は幕を閉じる。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』第5話ネタバレ考察&感想

カイミールが知る真実とは

ジェダイがたくさんいる時代ならではの展開を迎えた『アコライト』第5話。衝撃回であった。同時に、本シリーズがアコライト=侍者=弟子の物語であるという輪郭がなんとなく見えてきた気がする。そして、中心に立つ二人のマスターが共にアジア系というのは新しい展開だ。ソル役のイ・ジョンジェは言わずと知れた韓国スターで、カイミール役のマニー・ジャシントはフィリピンの華僑の両親を持つフィリピン生まれのカナダ人である。日本人として初めてジェダイの役を演じた大島遥の存在も大きい。

カイミールはオーシャにフォースヒーリングを施して助けたことになるが、オーシャはまた新たなマスターに恩を感じてついていくことになるのだろうか。ジェキやヨードも殺されているので、それは流石にないか。それでも、ソルの過去について知っている様子のカイミールが、それをオーシャに話す展開になるとややこしい。カイミールの口から語られるストーリーが良くも悪くもソルの口から語られるそれとは異なる可能性は高く、オーシャはそれを信じられるのかという問題もあるし、ソルの口から聞けなかったということもソルへの不信感に繋がるはずだ。

やっぱりソルが説明を後回しにし続け、結局オーシャに語る機会を失ったという展開は、現実で自分もやらないように気をつけなければという気にもさせられる。大事なこと、不都合なことは真っ先に相談するということを心がけたい(自戒)。

そして、第5話ではカイミールやメイの口ぶりから、第3話で描かれた過去編が信頼できない語り手によるものかもしれないという可能性が浮上した。『アコライト』第7話では、第3話を監督したコゴナダが再び指揮をとることになっている。つまり、第7話でもう一度本当の過去回をやり直すという可能性も考えられる。第3話の内容がブレインウォッシュ=洗脳されたオーシャの記憶でしかなかったとしたら衝撃は大きい。

カイミールはジェダイにとって自分は存在を許されない存在だと話しており、ソルが語る物語からカイミールの存在が削除されている可能性もある。16年前のブレンドクにいたが、誰もが忘れ去った存在がカイミールなのかもしれない。

また、カイミールは自分をシスだとは断言しなかった。脳に入り込むという表現も含めて、マザー・アニセヤの集団に属していた可能性はある。もしかすると、カイミールはあの魔女の集団の中でアコライト=侍者であり、自分が侍者を従える立場になりたいのかもしれない。

ジェダイ・オーダーは、共和国に加盟していない魔女の集団にも規則を適用しようとしたし、カイミールはそうしてオーダーが勝手に自分のことをジャッジすることを嫌悪している。カイミールが自由を得たいと渇望するに至った過去があるはずで、その力の源、つまりカイミールのマスターは誰だったのかということと、ジェダイ殺しの動機が明かされる時はそう遠くなさそう。ラスト3話、『アコライト』から一瞬たりとも目が離せない。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』はディズニープラスで独占配信中。

『スター・ウォーズ:アコライト』(Disney+)

『エピソード1』の200年前を舞台にした正史小説「ハイ・リパブリック」シリーズは講談社より発売中。

『アコライト』第6話のネタバレ解説&考察はこちらから。

公式でザ・“ストレンジャー”という呼称と使っている防具と型が明かされたカイミールについての解説はこちらから。

第4話のネタバレ解説&考察はこちらから。

第3話のネタバレ解説&考察はこちらから。

第3話で示唆されたアナキン誕生の秘密について、これまでの経緯をまとめた記事はこちらから。

第2話のネタバレ解説&考察はこちらから。

第1話のネタバレ解説&考察はこちらから。

『アコライト』で存在感を見せているバジルについての解説はこちらから。

『アコライト』時系列の解説とパルパティーン登場の可能性についての考察はこちらの記事で。

マスター・ソルについての紹介はこちらの記事で。

アニメ『バッド・バッチ』シーズン3フィナーレのネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『アソーカ』シーズン1最終回のネタバレ解説はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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