鏡像生命の可能性を描いた、八島游舷「Dワールド」が中国『科幻世界』に掲載! 翻訳は田田 | VG+ (バゴプラ)

鏡像生命の可能性を描いた、八島游舷「Dワールド」が中国『科幻世界』に掲載! 翻訳は田田

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鏡像生命の可能性を描いた、八島游舷「Dワールド」が中国『科幻世界』に掲載!

2025年に日刊工業新聞社から刊行された、藤原慶・監修著『鏡の国の生き物をつくる SFで踏み出す鏡像生命学の世界』に収録されている、八島游舷「Dワールド」の中国語訳(簡体字)が、中国のSF誌『科幻世界』2026年6月号に掲載される。翻訳を手がけたのは、翻訳者の田田だ

鏡像生命学の可能性を描いた『鏡の国の生き物をつくる』

見た目も振る舞いも現生生物と同じ。しかし分子構造が鏡写しに反転しており、消化できる食べ物も感染する病気も違う、いわば鏡の国のエイリアン。「鏡像生命」と呼ばれるそんな生き物をつくる「鏡像生命学」と呼ばれる研究が今、世界中で進んでいる。

鏡像生命とはどのような生き物で、その誕生は人類社会にどんな変化をもたらすのか。医療や化学分野に革新をもたらす可能性もあるが、危険性もはらんでいる鏡像生命学。鏡像生命を可能にする合成生物学の最前線と今後の可能性を、研究者とSF作家が描く新しいタイプの入門書が『鏡の国の生き物をつくる SFで踏み出す鏡像生命学の世界』だ。刊行は日刊工業新聞社、企画編集はKaguya Books。

『鏡の国の生き物をつくる』には、合成生物学の研究者・藤原慶による「鏡像生命とは何か」を掲載しているほか、茜灯里・柞刈湯葉・瀬名秀明・麦原遼・八島游舷の5名のSF作家が鏡像生命の可能性を描き出したSF短編小説を寄稿している。今回翻訳された八島游舷「Dワールド」もその中の一つ。

鏡像生命についての最先端の知識が得られるだけでなく、それがもたらす社会システムの変化や価値観の変化について考え、ひいては我々の世界についても想いを巡らせることのできる、注目の一冊だ。

日刊工業新聞社
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八島游舷「Dワールド」が『科幻世界』に掲載!

八島游舷「Dワールド」の中国語訳(簡体字)が、中国のSF誌『科幻世界』2026年6月号に掲載される翻訳を手がけたのは、翻訳者の田田。中国語のタイトルは「D世界」。『科幻世界』2026年6月号の詳細はこちら

「Dワールド」は、Dワールドという宇宙コロニーを舞台にした作品。Dワールドでは、隔離されたエリアで鏡像生命たちが独自の生態系を維持しており、そこでしか食べられないものやそこでしか入手できない鏡像生命を利用した製品が人気を博している。しかし、鏡像生命が流出することがないように厳重に管理されているはずの隔離エリアについて、とある噂がささやかれており──。リスクと可能性があり世界的にも注目の高い鏡像生命学。その可能性を描いた作品を中国語圏の読者たちがどのように読むのか楽しみだ。

八島游舷は2008年に「天駆せよ法勝寺」で第9回創元SF短編賞受賞。「Final Anchors」で第5回日経「星新一賞」グランプリ受賞。UWCイギリス校で国際バカロレア・ディプロマ取得。筑波大学比較文化学類卒業後、シカゴ大学にて人文学修士。アートナビゲーター。 自身のサイトはこちら

田田は翻訳者、SFファン、愛猫家。北京師範大学日本語学科卒業。2018年から日本SFの中訳を始めた。代表的翻訳作品に乾緑郎『機巧のイヴ』、広瀬正『マイナス·ゼロ』、柴田勝家『雲南省スー族におけるVR技術の使用例』などがある。手がけた翻訳作品のリストはこちらから見ることができる。

『科幻世界』は世界最大規模の読者数を誇る中国の歴史あるSF誌で、1979年の創刊以降、50年近くにわたって国内外のSF小説を紹介してきた。第二回かぐやSFコンテストの大賞受賞作である吉美駿一郎「アザラシの子どもは生まれてから三日間へその緒をつけたまま泳ぐ」、第三回かぐやSFコンテストの大賞受賞作である暴力と破滅の運び手「マジックボール」も、田田による翻訳で『科幻世界』に掲載されている。

八島游舷「Dワールド」が収録されている、『鏡の国の生き物をつくる SFで踏み出す鏡像生命学の世界』は、全国の書店やオンラインストアで好評発売中!

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