『ウィッチャー 狼の悪夢』が8月配信
人気ダーク・ファンタジーシリーズ「ウィッチャー」から、遂にアニメ版が登場する。Netflixオリジナルアニメの『ウィッチャー 狼の悪夢』は2021年8月23日(月)の16時より日本で配信を開始。大陸に現れた新たな脅威が82分間の映画として描かれる。
『ウィッチャー 狼の悪夢』の主人公になるのはゲーム版ではおなじみのヴェセミル。2021年12月17日(金) に配信開始を予定しているドラマ『ウィッチャー』シーズン2にも登場する人物で、デンマークの俳優のキム・ボドゥニアが演じることが発表されている。では、ヴェセミルを主人公に据えたアニメ『ウィッチャー 狼の悪夢』ではどのような物語が描かれるのだろうか。
『ウィッチャー 狼の悪夢』のあらすじ
『ウィッチャー』における“ウィッチャー(=魔法剣士)”といえばゲラルトのことだが、『ウィッチャー 狼の悪夢』ではゲラルトの師であるヴェセミルに焦点があてられる。時代はまだゲラルトが生まれる前、ヴェセミルが若く向こう見ずだった頃。予告編では、ウィッチャーは「道徳なき悪党」「金の亡者」と蔑まれ、ヴェセミル自身も「すべては金次第」と語る。それでもヴェセミルは圧倒的な剣の腕前を誇り、後にゲラルトの師となるに相応しい実力を見せている。
若いヴェセミルは怪物退治で金を稼ぐことで、貧困から抜け出していた。しかし、そこに新種の怪物が現れて襲撃を繰り返すようになる。王国で政治的緊張が続く中、ヴェセミルには怪物討伐の命令が下され、ヴェセミルは自身の過去魔物と対峙することになる……。
『ウィッチャー 狼の悪夢』では、ただお金のためにウィッチャーとして仕事をしていた若き日のヴェセミルが、危険な存在が大陸に襲来したことで目覚めていくストーリーが描かれる。ゲーム版のヴェセミルは、若い頃は厳しい人物だとされていた。どのようにしてその人格が形成されるに至ったのか、ドラマ『ウィッチャー』シーズン2の予習もかねて見逃せない物語になっている。
ドラマファンも必見
『ウィッチャー 狼の悪夢』の監督を務めるのはカン・イルハン。脚本をドラマ版に携わっているボー・デマヨが手掛け、ドラマ版のショーランナーであるローレン・シュミット・ヒスリックも製作総指揮として製作に加わっている。ハリウッド基準の音楽も魅力だ。
なお、ドラマ『ウィッチャー』のスピンオフ作品は本作だけでなく、本編の1,200年前を舞台にした実写のミニシリーズ『ウィッチャー:ブラッド・オリジン(原題)』のNetflix配信も決定している。
アニメ映画『ウィッチャー 狼の悪夢』は2021年8月23日(月)、Netflixで配信開始。
「ウィッチャー」は、ポーランドのファンタジー作家アンドレイ・サプコフスキが手掛けた人気小説が原作。世界20カ国以上で翻訳された同シリーズは、日本でも川野靖子と天沼春樹による翻訳がハヤカワ文庫FTから第5巻まで発売されている。
ゲームシリーズは、The Game Awards 2015でゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した第3作目『ウィッチャー3 ワイルドハント』まで発売中。