『キャプテン・マーベル』『スパイダーバース』アメコミ界も国際女性デーを祝賀 | VG+ (バゴプラ)

『キャプテン・マーベル』『スパイダーバース』アメコミ界も国際女性デーを祝賀

via: © 2018 DC Entertainment, / ©2019 MARVEL, / (©) 1986-2019 by Dark Horse Comics, LLC and its respective licensors.

2019年の国際女性デーは何があった?

国際女性デー (International Women’s Day) の3月8日、世界各地で様々なイベントが開催された。東京では、性差別に抗議する“ウェメンズマーチ東京”が開催され、国連からも毎年恒例となっている女性の地位向上に関する談話が発表された。国際女性デーを祝う祝賀イベントも世界中で開催される中、アメコミ界からも次々と祝賀のコメントが発表されている。

三大アメコミ会社が特別企画を実施

マーベルは女性リーダーにスポットライト

アメコミレーベルは各社が国際女性デーにちなんだ特別企画を実施。マーベルコミックスは、マーベルの従業員3名と、その女性上司へのインタビュー動画を公開している。

マーベルの公式サイトでは、技術運用部門のマネージャー、アニメ制作部門のディレクター、そして副社長のマーシャ・グリフィンを含む、同社で指導的な立場に立つ女性達のインタビュー記事も公開されている。

DCは30分の特別企画を配信

DCコミックスはYouTubeで公開している「DC Daily」で、国際女性デー特集を実施。コミック版『ワンダーウーマン』作者らをスタジオに迎え、約30分に渡ってDCコミックスの女性キャラクターをテーマにしたトークが展開された。

ダークホースコミックスはリーディングリストを公開

『ヘルボーイ』、『シン・シティ』などの作品で知られるダークホースコミックスは、女性従業員が選んだリーディングガイドを発表。2019年の国際女性デーのテーマである #BalanceforBetter (ジェンダーバランスの改善) への賛同の意志も表明している。

ハリウッドでは、2020年までに雇用や賞レースにおけるジェンダーバランスを改善する #5050by2020 ムーブメントも展開されている。

アメコミ映画界からも発信

『キャプテン・マーベル』『スパイダーバース』も

米国で国際女性デーに劇場公開された『キャプテン・マーベル』は、公式Twitterで主演のブリー・ラーソンと、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンが出演する動画を公開。『キャプテン・マーベル』の出演キャストおよび制作スタッフからの祝意が伝えられた。

日本で国際女性デーに公開された『スパイダーマン: スパイダーバース』も、スパイダー・グウェンことグウェン・ステイシーの動画を公開。「It’s who you are that makes you a hero」というコメントが添えられている。

DCからは『ワンダーウーマン』『アクアマン』が

動画を“リミックス”した音楽制作を行うElectic Methodは、『ワンダーウーマン』のセリフや効果音を巧みに駆使した楽曲を発表し、国際女性デーを祝っている。

『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス監督も「ほう!これはすごい」と喜びのコメントを寄せた。

同じくDC映画からは、世界的大ヒットを記録している『アクアマン』も国際女性デーを祝福。アンバー・ハードが演じたメラと、ニコール・キッドマンが演じたアトランナにフォーカスした動画を公開している。

ドラマ界も国際女性デーを祝福

『エージェント・オブ・シールド』も

映画界だけでなく、アメコミドラマからも続々祝意が寄せられた。マーベルの『エージェント・オブ・シールド』は、女性キャラクターのアクションシーンを集めた動画を公開。

DCドラマも画像を投稿

「バットマン」シリーズの前日譚であるドラマ『GOTHAM/ゴッサム』は、作中に登場する数々の女性ヴィランを集めた画像を公開した。

一方で、劇中に登場する同性愛者のキャラクターが含まれていないことを残念がる声もあがっている。

同じくDCドラマの『THE FLASH/フラッシュ』は、キャンディス・パットン演じるアイリス・ウェストの画像を公開した。

国連が国際女性デーを制定したのは1975年。1857年に米国の女性労働者が労働環境の改善を求めて抗議を行ったことや、1908年にニューヨークで女性労働者の待遇改善を求めた起きたストライキを記念してアメリカ社会党が同記念日を制定したことなど、複数のルーツを持つ。ロシアやベトナムなど、複数の国で正式な祝日に指定されており、中国では女性のみ祝日に定められている。

2019年の国際女性デーも、エンターテイメントと雇用の現場から多くの発信が行われた。

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