ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は6月5日配信開始 エピソード1の50年前を舞台にシスの台頭を描く | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は6月5日配信開始 エピソード1の50年前を舞台にシスの台頭を描く

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ドラマ『アコライト』は6月5日配信開始

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』が日本時間の2024年6月5日(水)よりディズニープラスで配信を開始する。『アコライト』は2024年公開が予定されている4つの「スター・ウォーズ」作品の一つ。2月21日(水) から5月1日(水) にかけて配信されたアニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3の最終話から一ヶ月後というタイミングで配信されることになる。

『アコライト』では、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999) の100年前が舞台となり、ジェダイ全盛の時代が描かれる。一方で、ストーリーの軸はシスの台頭を描くものとされている。スター・ウォーズの日である2024年5月4日(土)には、『アコライト』の本予告が公開。日本での配信開始は6月5日(水)で、初回は2話同時配信になることも明かされた。

今回の予告編の冒頭では、あるジェダイが殺されたという事件が描かれ、ジェダイの支配による平和は“偽り”だと主張する声が聞こえる。そしてジェダイが追われるようになり、Netflixドラマ『イカゲーム』(2021-) で主演を務めたイ・ジョンジェが演じるジェダイ・マスターのソルは、この事件の真相を追うことになる。

予告編の最後には、シスの象徴でもある赤いライトセーバーを持った仮面の人物が登場。ダースベイダーやカイロ・レンを思わせる黒いマスクをつけているが、その正体とは……。相変わらず「スター・ウォーズ」のドラマシリーズらしい映画並みのハイクオリティな映像と共に、ジェダイ全盛の時代を舞台に描かれる壮大なハードアクション・スリラー、『アコライト』への期待は高い。

『アソーカ』に続き午前10時配信に

2024年3月に公開された公式ポスターには、「光の時代に闇は育つ(In an age of light a darkness rises)」というメッセージが刻まれていた。また、ライトセーバーからは光ではなく血が飛び出していおり、不穏さを感じさせるポスターになっていた。

『アコライト』は、「スター・ウォーズ」のドラマシリーズとしては、『アソーカ』(2023-) シーズン1に続いて米時間の火曜日に配信される作品になる。『アコライト』と『アソーカ』と同じ時間帯の配信になり、日本時間では水曜日の午前10時に配信される。

これまでディズニープラスの作品は西海岸時間の水曜日深夜0時に配信されてきたが、最近は様々な時間帯の配信が試みられている。『アソーカ』は火曜日のゴールデンタイムを狙った配信で、『アコライト』でもそれを踏襲するということは、一定の効果があったということなのだろう。

『エピソード1』の50年前が舞台

『アコライト』をめぐっては、米Colliderが2月に同作は映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の50年前が舞台になると報じた。それまでは『ファントム・メナス』の100年前が舞台とされており、50年から100年前が舞台になるということだろうか。

2024年は、『エピソード1』から始まる「スター・ウォーズ」のプリクエル(新三部作)公開から25周年の年にあたる。英Empireマガジンがプリクエル三部作とのコラボカバーを公開し、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』も再上映されるなど盛り上がりを見せている。今後、『エピソード1』以前の物語を深掘りしていく流れは加速していくことになりそうだ。

『アコライト』の見どころは

『アコライト』では、俳優のレベッカ・ヘンダーソンがヴァーネストラ・ロウというジェダイマスターを演じる。ヴァーネストラ・ロウは、『ファントム・メナス』以前のジェダイ全盛の時代=ハイ・リパブリックを描く小説「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズの主要キャラとして知られる。小説版のファンにとっては嬉しいニュースだ。

クラウディア・グレイの小説「スター・ウォーズ ハイ・リパブリック」シリーズは稲村広香による邦訳版がGakkenから発売されている。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』では、刻々と状況が変化していく銀河を舞台に、かつてパダワンだった人物がジェダイ時代のマスターと共にある犯罪を追いかける様子を描くという。元パダワンが師匠と共に事件に挑むという展開はアソーカ・タノとアナキン・スカイウォーカーのコンビを想起させる。

一方で、『アコライト』ではジェダイ・オーダーの脆弱性、シスがジェダイに入り込んでいった経緯が明かされることになる。シリーズで初めて“シス主導”の物語になるとも言われており、これまでにない物語を楽しむことができそうだ。

ハイ・リパブリックならではの展開に期待

「スター・ウォーズ」フランチャイズでは、2026年以降の公開を予定している新作映画のうち、ジェームズ・マンゴールド監督が手掛ける映画が“最初のジェダイ”を描くものになるとされている。また、子ども向けアニメとして2023年5月から配信を開始した『スター・ウォーズ:ヤング・ジェダイ・アドベンチャー』も、ハイ・リパブリックを舞台にしている。

『ヤング・ジェダイ・アドベンチャー』には、ジェダイのヤングリングを指導するヨーダも登場する。『アコライト』は『ファントム・メナス』の50〜100年前が舞台ということで、その時代のヨーダは大体800歳くらい。カメオ出演の可能性は十分にあるだろう。

ハイ・リパブリックの時代の特徴としては、新三部作と同じく数多くのジェダイマスターが存在しているため、ライトセーバーアクションが多用されるという点がある。加えて、ジェダイに危機が迫る前のジェダイ・オーダーの人間模様にも注目したい。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は2024年6月5日(水) の午前10時より、ディズニープラスで独占配信。初回は第1話と第2話が同時配信される。

『スター・ウォーズ:アコライト』(Disney+)

Source
Collider

『バッド・バッチ』シーズン3フィナーレのネタバレ解説はこちらから。

映画『マンダロリアン&グローグー』についての情報はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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