テーマは災害や感染症 『人類滅亡からの脱出』が日本科学未来館で開催 リアル脱出ゲームとのコラボレーション | VG+ (バゴプラ)

テーマは災害や感染症 『人類滅亡からの脱出』が日本科学未来館で開催 リアル脱出ゲームとのコラボレーション

©SCRAP/© Miraikan

『人類滅亡からの脱出』開催

日本科学未来館 (略称: 未来館、館長: 毛利衛) は、2020年12月11日(金) より「リアル脱出ゲーム×日本科学未来館『人類滅亡からの脱出』」を開催する。『人類滅亡からの脱出』は「リアル脱出ゲーム」とのコラボレーション企画で、日本科学未来館と株式会社SCRAPによる共同開催となる。『人類滅亡からの脱出』のテーマは「相次ぐ自然災害や感染症への対策」。リアル脱出ゲームのエンターテインメント性に日本科学未来館の科学的な知見を掛け合わせた全く新しい体験が用意されている。

日本科学未来館では、新型コロナウイルス感染症と共に生きる時代の新たな未来館の楽しみ方を提示しており、8月に開催された「空間インスタレーション『ひらめきの庭』」、10月に開催された「Cinema未来館」に続き、今回が第3弾。未来館の広く安全な展示空間を生かした新しい楽しみ方を提示している。

『人類滅亡からの脱出』とは

「リアル脱出ゲーム×日本科学未来館『人類滅亡からの脱出』」の参加者は、就任したばかりの新人市長という設定。就任直後に新型ウイルスの感染症が拡大を始めると、大地震が起こるとの情報が舞い込む。更に巨大台風まで接近する中、混乱に陥る市民たちの安全を守るため、参加者は市長として正しい判断を下していかなければならない。

実社会でも起こりうる感染症と災害の同時発生というシナリオの中で、未来館に仕掛けられた「謎」と「暗号」を解き明かして感染症の拡大防止、地震や台風への備え、避難所についての課題解決に挑戦する。本イベントのシナリオ設定にあたっては、防災や感染症対策の専門家が監修を行なっており、科学的な観点から実際の災禍への対処に対する知見を得るとことができる。

『人類滅亡からの脱出』のストーリー

あなたはとある町に就任したばかりの新米市長。 市長の仕事は楽ではないかもしれないが、のどかで平和なこの町でなら、 きっとうまくやれることだろう。

しかしそんなあなたのもとに突然不穏なニュースが飛び込んできた。 なんと、新型の感染症が広がりはじめているというのだ。

このままだと、未知のウイルスはあなたの町にも広がってしまうかもしれ ない。不確かなウワサに振り回された市民は大混乱!

そして、市民を守るための対策を打ち出すあなたに追い討ちをかけるよう にさらなる悪い予告が……「もうすぐ、大地震がこの町を襲う」

大忙しのあなたのもとに、ワラにもすがる思いで殺到する職員たち。「市 長! ご判断を!我々に指示を!!!」

日本科学未来館協力のもと、科学的な知見を取り入れた「本当にリアルな 脱出ゲーム」。

果たしてあなたは、この町の市長として市民の未来を守り抜くことができる のだろうか?

「リアル脱出ゲーム」とはマンションの一室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、さまざまな場所を舞台に、謎を解いて そこから「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。

2004 年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフ ォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが『リアル脱出ゲーム』です。07 年に初開催して以降、現 在までで 740 万人以上を動員しました。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど世界各地 で開催されています。(情報提供:株式会社 SCRAP)

※本イベントは、1 人から複数人でご参加いただけます。また、ヒントもある ため、謎解きに慣れていない方にも安心して楽しんでいただけます。

 

「リアル脱出ゲーム×日本科学未来館『人類滅亡からの脱出』」会期は、2020年12月11日(金)〜2月7日(日)で、土日祝日を中心に開催される。参加には申し込みが必要で、チケットは現在発売中。本イベントはGoToイベントの対象となっているため、チケットを通常価格の2割引で購入することができる。

詳細は特設イベントページから。

リアル脱出ゲーム×日本科学未来館『人類滅亡からの脱出』特設ページ

 

日本科学未来館が10月に開催したSF映画上映イベント「Cinema未来館~SFは未来のシナリオか?」とでは、『ルパンvs複製人間』(1978)『ガタカ』(1997)『スノーピアサー』(2013)『チャッピー』(2015)『レディ・プレイヤー1』(2018)『AI崩壊』(2020) の6作品を上映。宮本道人、久保友香、八代嘉美、佐藤大という4人の専門家によるトークセッションも開催されている

VG+編集部

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