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第50回星雲賞 発表
2019年7月27日(土)、第58回日本SF大会 “彩こん” が開催され、第50回星雲賞の贈賞式が開催された。星雲賞は日本で最も歴史が長いSF賞で、日本SF大会の参加者の投票によって受賞作品・受賞者が選ばれる。
2019年の星雲賞日本長編部門に選ばれたのは飛浩隆の『零號琴』。日本短編部門には草野原々の「暗黒声優」が選ばれた。
第50回星雲賞
日本長編部門は飛浩隆『零號琴』!!!「ピーター・トライアスは1年直したそうですが、私は7年直しました」#sf58 #星雲賞 pic.twitter.com/6iA9Ubz2L7
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第50回星雲賞
日本短編部門は草野原々「暗黒声優」「同作は二つの要素、世界の真理=なぜ世界はこうなっているのかという謎、もう一つは実存の謎、それを声優というギミックを使ってクロスさせた作品」#sf58 #星雲賞 pic.twitter.com/nBJBiutWN5
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また、海外長編部門はピーター・トライアスの『メカ・サムライ・エンパイア』(中原尚哉 訳) が受賞。前作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』に続く二作連続での受賞となった。海外短編部門には劉慈欣の「円」(ケン・リュウ/中原尚哉 訳) が選ばれ、翻訳者の中原尚哉は海外部門W受賞を達成した。
第50回星雲賞
海外長編部門はピーター・トライアス『メカ・サムライ・エンパイア』
中原尚哉 訳ピーター・トライアスは『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』に続き二作連続で受賞👏👏👏👏
翻訳者の中原尚哉は劉慈欣の「円」とW受賞!#sf58 #星雲賞 pic.twitter.com/37IJGgjdmA
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第50回星雲賞
海外短編部門は劉慈欣「円」
ケン・リュウ/中原尚哉 訳劉慈欣コメント「最初にアメリカで発表、東方に戻ってこれた。二人の翻訳者と読者の皆さんに感謝」
ケン・リュウ コメント「劉慈欣さんは私たちの世代においてもこれからの世代においても偉大なSF作家の一人です」#sf58 #星雲賞 pic.twitter.com/mAw0ouzVFl
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メディア部門には雨宮哲監督の『SSSS. GRIDMAN』が選ばれ、雨宮監督が登壇。「なぜグリッドマンなのか、よくと言われるのですが、自分の世代にとっては馴染みの深い存在でした」と、『電光超人グリッドマン』(1993-1994) アニメ化の秘話を語った。
第50回星雲賞
メディア部門は雨宮哲 監督『SSSS. GRIDMAN』👏👏👏👏雨宮監督より受賞のスピーチ
「なぜグリッドマンなのか、と言われるが、自分の世代にとっては馴染みの深い存在だった」#sf58 #星雲賞 pic.twitter.com/wDYEyfLOvj— VG+ (バゴプラ) (@vagopla) July 27, 2019
第50回星雲賞 全受賞者/受賞作品
第50回 (2019年) 星雲賞の受賞作品は以下の通り 。
日本長編部門 『零號琴』 飛浩隆 早川書房
日本短編部門 「暗黒声優」 草野原々 早川書房
海外長編部門 『メカ・サムライ・エンパイア』 ピーター・トライアス 中原尚哉 訳 早川書房
海外短編部門 「円」 劉慈欣 中原尚哉/ケン・リュウ 訳 早川書房
メディア部門 『SSSS.GRIDMAN』 監督:雨宮哲
コミック部門 『少女終末旅行』 つくみず
アート部門 加藤直之
スタジオぬえ 加藤直之クラウドファンディング (Campfire)
ノンフィクション部門 『筒井康隆、自作を語る』 筒井康隆 著 日下三蔵 編 早川書房
自由部門 はやぶさ2、小惑星リュウグウ着陸
第50回星雲賞受賞リスト
日本長編部門
『零號琴』 飛浩隆 早川書房
日本短編部門
「暗黒声優」 草野原々 早川書房
海外長編部門
『メカ・サムライ・エンパイア』 ピーター・トライアス 中原尚哉 訳 早川書房
海外短編部門
「円」 劉慈欣 中原尚哉 訳 早川書房
メディア部門
『SSSS.GRIDMAN』 監督:雨宮哲
コミック部門
『少女終末旅行』 つくみず
アート部門
加藤直之
ノンフィクション部門
『筒井康隆、自作を語る』 筒井康隆 著 日下三蔵 編 早川書房
自由部門
はやぶさ2、小惑星リュウグウ着陸