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「食」特集第三弾、エフゲニア・トリアンダフィリウ「ボーンスープ」、先行公開開始!
SF企業 VGプラスが運営するオンラインSF誌 Kaguya Planetにて、エフゲニア・トリアンダフィリウさんによる「食」がテーマのSF短編小説「ボーンスープ」(訳:紅坂紫)の会員向け先行公開を開始しています。カバーデザインを手がけたのはVGプラスデザイン部。月額500円〜会員登録をしてお読みください!
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掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。
Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!
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9月のKaguya Planetは「食」第三弾!
Kaguya Planetでは、2024年7月〜9月にかけて、特集「食」を開催。食をテーマにしたSF小説・エッセイを先行公開します。そして10月にはこの3作品とブックレビューやコラムを掲載したマガジンを刊行予定です。
特集「食」は、2023年11月に京都で開催されたKaguyaのイベント、「かぐやフェス」の抽選大会で「特集テーマ指定権」を引き当てた紅坂紫さんが、テーマとして「食」を選んだことによって実現したものです。
特集「食」の第三弾として、ギリシャの作家エフゲニア・トリアンダフィリウさんによるSF短編小説「ボーンスープ」の先行公開を開始しています。翻訳は紅坂紫さんです。
エフゲニア・トリアンダフィリウさんは、ダークな雰囲気の作品制作を得意とする、ギリシャの作家・アーティストです。中編小説“Six Versions of My Brother Found Under the Bridge”でシャーリー・ジャクソン賞を受賞しているほか、イグナイト賞、ローカス賞、ネビュラ賞、ワールド・ファンタジー賞に作品がノミネートされたことがあります。エフゲニアさんの作品は、Reactor、Uncanny、Strange Horizons、ApexなどのSFウェブジンで読むことができます。『ギリシャSF傑作選 ノヴァ・ヘラス』(2023年/竹書房)に「われらが仕える者」を寄稿しています。現在は男の子と犬と一緒にアテネに住んでいます。
今回掲載する「ボーンスープ」は、SFのウェブジンSTRANGE HORIZONSに“BONESOUP”というタイトルで掲載されています。
翻訳を手がけるのは小説家で翻訳家の紅坂紫さん。紅坂さんは翻訳者としては、Kaguya Planetに掲載されているジョイス・チング「まめやかな娘」、ナディア・アフィフィ「バーレーン地下バザール」(『S-Fマガジン』)などの翻訳を手がけています。Kaguya Planetの「食」特集では、書き下ろし短編小説「鬼姫と絵師」を寄稿しました。
エフゲニア・トリアンダフィリウ「ボーンスープ」(訳:紅坂紫)
料理とお菓子作りの名人である祖母の家にはいつも砂糖たっぷりの美味しいギリシャ菓子を求めて子どもたちが集まっていた。しかし実の孫であるディナにだけは、祖母はお菓子を決して食べさせず、かわりに得体の知れない骨を煮込んだスープや羊の脳みそ料理を食べさせるのであった……。
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Kaguya Planetでは特集「食」を開催中! 鈴木林「なく?」先行公開中!
特集「食」として、紅坂紫さんによる短編小説「鬼姫と絵師」と清水裕貴さんによるエッセイ「美しい腸のための生活」を先行公開中! どちらも、「食べる」という行為そのものをシビアな視線で見つめ直し、魅力的な筆致で描き出した小説・エッセイです。
また、鈴木林「なく?」を先行公開中! こちらは子ども時代の友情の終わりとホラーゲームをめぐる、夏にぴったりのちょっと怖いお話。夏の終わりにぴったりの作品です。
マガジン『Kaguya Planet 特集:食』は10月刊行予定!
また、「特集:食」としてKaguya Planetに掲載した作品と、鈴木林さんによる短編小説「なく?」を掲載したマガジン『Kaguya Planet 特集:食』を2024年10月に刊行予定。マガジンには短編小説の他、特集テーマに関連した書評やコラムなどを掲載します。
【収録コンテンツ】
紅坂紫「鬼姫と絵師」
清水裕貴「美しい腸のための生活」
エフゲニア・トリアンダフィリウ「ボーンスープ」(訳:紅坂紫)
鈴木林「なく?」
その他、「食」にまつわるコラムやブックレビュー、注目の映画のPICK UPなど。
刊行:2024年10月中旬
サイズ:A5
ページ数:100ページ(予定)
価格:1500円(税込1650円)
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』発売間近!
7名の作家が強火の愛で綴る、下町×SF!
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』には、トウキョウ下町SF作家の会のメンバーである大木芙沙子さん、斧田小夜さん、関元聡さん、さらに、東京下町にゆかりのある、大竹竜平さん、桜庭一樹さん、東京ニトロさん、笛宮ヱリ子さん、7名の作家が参加。郷愁や人情というイメージが強い下町を舞台に、IoT、ブロックチェーン、町工場、戦争、ハクビシン、朝顔市、父と娘……様々な角度から下町×SFの姿を描き出しています。
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』は、9月30日から全国各地の書店にならびはじめます。各種ネット書店での予約は始まっております。また、文学フリマやZINEフェスなど、Kaguya Booksの出店する即売会などで先行販売も行っています。
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』
Kaguya Planet10〜12月の特集は「プラネタリウム」。短編小説の公募を実施します!
Kaguya Planetの次の特集は「プラネタリウム」。プラネタリウム100周年を記念した特集です。期間は2024年10月から12月。プラネタリウムの出てくるSF短編小説や、プラネタリウムの出てくる小説のブックガイドを掲載します。
この特集で12月に掲載する作品の公募を実施します!募集期間は2024年10月24日(木)から11月4日(月・祝)まで! 応募される方は、こちらから詳細をご確認の上、ご応募ください。たくさんのご応募お待ちしております。
また、ウェブマガジンKaguya Planetに掲載した作品と、「プラネタリウムの出てくるSF短編小説の公募」の選評に加えて、プラネタリウムにまつわるブックレビューやコラムを一緒に追加したマガジン『Kaguya Planet vol.4 プラネタリウム』を2025年1月に刊行いたします。ブックレビューやコラムを通して、収録作品をより楽しみたい方や、縦書きで小説を読まれたい方はぜひご予約ください。
マガジン『Kaguya Planet Vol.2 特集:パレスチナ』好評発売中!
Kaguya Planetから、2024年4月〜6月に開催した特集「パレスチナ」で掲載した小説と、パレスチナにまつわるブックガイドやコラムを収録したマガジン『Kaguya Planet Vol.2 特集:パレスチナ』を好評発売中!
『Kaguya Planet vol.2 パレスチナ』
2023年10月7日以降、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が激化しています。
この攻撃は、決して10月7日に突然始まったものではなく、70年以上にわたる迫害と虐殺の歴史とひと続きの民族浄化です。そして、この惨状を招いてしまった責任の一端は、植民地主義や深刻な人権侵害をずっと見て見ぬふりしてきた国際社会にあります。
日本でSFに携わるメディアとして果たすべき責任は何か。そう考えて、これまで日本にあまり届けられてこなかった、パレスチナのSFを紹介する特集を組みました。
特集では、パレスチナ人作家、パレスチナにルーツのある作家による、パレスチナを舞台にした小説を掲載している他、編集部による解説やテーマに関連したコラムを掲載しています。
オンラインSF誌Kaguya Planetでは、特集のうち、ズィヤード・ハッダーシュ「ここの外では」(佐藤祐朔訳)、ソニア・スライマーン「ムニーラと月」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳)、タスニーム・アブータビーフ「継承の息吹」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳)の三編と、掲載作品の牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」を無料で公開しています。
またKaguya Planetでは月額500円〜会員を募集しております。毎月小説を先行配信で読める他、インタビューやイベントレポートなどの会員限定コンテンツが満載。会員登録してお楽しみください!