『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』ドルビーシネマで観てみた感想
2026年4月10日より公開された映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』。オープニング週末の興行収入は3日間で35億円超に達し、シリーズ最高記録をマークした。神奈川県警の萩原千速らをメインキャラクターに据えたストーリーはファンの間でも大きな注目を集めている。
今回、筆者は、2026年3月28日にグランドオープンを迎えたばかりのTOHOシネマズ大井町のドルビーシネマで『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』を観てみた。初回は通常上映で鑑賞したが、ドルビーで観る2回目はどう違ったのか、率直なレビューを記していこう。
※本記事はチケットの提供を受けて取材を行い執筆したものです。
TOHOシネマズ 大井町は大井町駅直結の大型複合施設「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」に開業したばかりの映画館で、都内のTOHOシネマズとしては初めて「Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)」を導入。Dolby Cinemaとしては首都圏5館目、日本全体では11館目になるという。なお、TOHOシネマズ 大井町の全8スクリーンのうち、ドルビーシネマは最大のスクリーンとして設計されている。
この時期のグッズコーナーは、「名探偵コナン」グッズはもちろん、「スター・ウォーズ」グッズも取り揃えられていて、『スター・ウォーズ マンダロリアン&グローグー』(5月22日公開、こちらもDolby Cinemaでの上映が決定している)のグッズを購入していたら、あっという間に上映時間が迫ってきた。真新しい高級感のある通路とロビーを通り、いざ映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』をDolby Cinemaで鑑賞した。
まず、座席が良い。腰のあたりのクッションが心地よく、むしろ日頃の疲れが和らいでいく感覚と共に映画に没入することができた。しょっちゅう映画館に行く映画ファンにとってもありがたいポイントだった。
ドルビーで観る3つのおすすめポイント
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』をDolby Cinemaで観て最初に感じるのは、冒頭から描かれるバイクアクションの迫力だ。バイクのエンジン音はもちろん、衝突音や衝撃音がリアルでドキドキしてしまうくらいにインパクトがあった。特に今回のようにバイクをフィーチャーした作品はドルビー向きだと言える。
もちろん、単に音がでかいというような話ではなく、駐車場内のシーンではバイクのエンジンの響きが違って感じられるなど、現実の環境に近い音響が再現されるのもDolby Cinemaの特徴の一つ。クライマックスの“爆走”シーンも含め、各場面のスリルと迫力が最大化された環境で映画を楽しむことができる。
次にDolby Cinemaと相性が良いと感じたのは豪華声優陣が担当するキャラクターたちの声だ。特に低めの渋い声のキャラクターのセリフの響きが明らかに違って、セリフのシーンが待ち遠しくなるほど“耳の保養”となる体験ができた。
中でも、今回のメインキャラクターである萩原千速を演じた沢城みゆき、 横溝重悟を演じた大塚明夫の声をDolby Cinemaの音響で聴けるのは贅沢すぎた。他にも龍里希莉子を演じた根谷美智子の声も相性が良く、ドルビーでは渋めの声がより魅力的に聞こえるというのは今回の発見だった。
実のところ、映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は公開直後から、セリフのテンポがゆっくりに感じられるという意見が鑑賞したファンの間で出ていた。筆者も同じ意見だったのだが、Dolby Cinemaならセリフのシーンはもはや“ご褒美”で、1回目の鑑賞で不満を感じた人もドルビー版では印象が違って感じられるかもしれない。
最後に、『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』をDolby Cinemaで観る醍醐味はやはり音楽にある。筆者が最初に本作を観たのはラージフォーマットではない通常の劇場だったが、その時も、「今回は音楽とバイクアクションが良いな」というのが最初の感想だった。そしてドルビー版では期待通りにその真価が発揮されていた。
本作で音楽を手掛けたのは、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(2022) から5年連続で「劇場版名探偵コナン」の音楽を手掛けている菅野祐悟。今回の「名探偵コナンメインテーマ(ハイウェイの堕天使ヴァージョン)」は四つ打ちのアレンジが加えられている点が特徴で、重低音が心地よく響く中で迎えるクライマックスは一層の高揚感が感じられた。
映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の最速上映では、Dolby Cinemaを含むラージフォーマットでの上映がなかった。既に観たけど通常版だったという人、これから初めて本作を観るという人にはDolby Cinemaでの鑑賞を推したい。オープンしたばかりのTOHOシネマズ大井町の真新しい空気感と共に楽しむのがお勧めだ。
余談だが、4月21日(火) にTOHOシネマズ大井町のDolby Cinemaで開催されたDolbyの特別体験会も取材させてもらった。普段映画を観る時は中央より後ろの席を選びがちだが、取材陣の席は前から二列目だった。この席が意外に良く、スクリーンは思ったより観やすく(おそらく首を上げないといけないほどスクリーンの位置が高くないか、座席が深いか、その両方か)、音は振動を感じるほどの迫力があった。TOHOシネマズ大井町のDolby Cinemaは最前列もお勧めできる。
映画『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は全国の劇場で公開中。
新たにオープンしたTOHOシネマズ 大井町の公式ページはこちらから。
萩原千速の新作ストーリーも収録されている漫画『名探偵コナン』最新刊108巻は、劇場版ティザーアクリルスタンド付き特装版が発売中。
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』オリジナル・サウンドトラックは発売中。
ノベライズ版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』も発売中。
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