MCU映画『サンダーボルツ』は2024年3~4月に撮影開始 U.S.エージェント役が語る | VG+ (バゴプラ)

MCU映画『サンダーボルツ』は2024年3~4月に撮影開始 U.S.エージェント役が語る

©2022 Marvel

ジョン・ウォーカー/USエージェントの贖罪の道のりは始まったばかり

2023年11月17日(金)よりApple TV+で配信が開始されている『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』。その主演俳優の1人である若き日のリー・ショウ役のワイアット・ラッセルのインタビューを米The Hollywood Reporterが報じた。その中で、ワイアット・ラッセルは自身がジョン・ウォーカー/U.S.エージェント役で出演予定の映画『サンダーボルツ(原題:Thunderbolts)』の撮影開始時期が2024年の3~4月だと語った。

サンダーボルツとはマーベルコミックに登場するチームの名前で、ハルクを追うサディアス・“サンダーボルト”・ロス将軍が率いるチームだ。メンバーは一癖も二癖もある人材揃いで、表向きには「ヴィランから更生したヒーローたちのチーム」を名乗り、元ヴィランなども多い。MCU版ではヴァルことコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがアウトロー寄りの人材をリクルートしたチームとして登場した。

ワイアット・ラッセル演じるジョン・ウォーカーはアメリカ政府によって祭り上げられた2代目キャプテン・アメリカで、当初はキャプテン・アメリカの盾を持ったただの軍人だった。だが、超人血清を入手した後に相棒であるレマー・ホスキンスの不慮の死とその超人血清によって感情がコントロールできなくなったジョン・ウォーカー。ジョン・ウォーカーはそのまま怒りを爆発させてしまい、公衆の面前で殺人を犯してしまった。

キャプテン・アメリカの象徴である盾で殺人を犯したことにより、ジョン・ウォーカーは盾と階級を剥奪されてしまう。初代キャプテン・アメリカであるスティーブ・ロジャースの意志を継いだサム・ウィルソンが新キャプテン・アメリカへとなったときは、自作の盾で戦う道を選んだ。そして、U.S.エージェントとしてヴァルによりサンダーボルツにリクルートされた。

ジェイク・シュライアー監督の再共演と豪華俳優陣に期待大

そのようなジョン・ウォーカー/U.S.エージェントを演じるにあたり、『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』に関するインタビューの中で、ワイアット・ラッセルはドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021)でジョン・ウォーカーが2代目キャプテン・アメリカとして犯した罪は大きく、まだ贖罪の道のりにあると考えていると語った。また、監督のジェイク・シュライアーと初共演したドラマ『Lodge 49/ロッジ49』(2018-2019)とも合わせて続けて語った。

ジョン・ウォーカーには演じたいことがたくさんありますし、ジョン・ウォーカーでやりたいこともたくさんあります。3月か、4月に『サンダーボルト』が始動するときに、このような才能ある人たちと一緒に仕事ができるなんて、本当にラッキーです。いつ始まるかはまだわからないですが、セバスチャン・スタンは素晴らしい友人ですし、これ以上の俳優はいませんよ。フローレンス・ピューは今世界で最高の女優の一人で、個人的に世界で最も好きな女優の一人です。

デヴィッド・ハーバー、スティーブン・イェンは今、世界で最も優れた俳優の一人です。この映画にはこれだけの人たちが出演しているわけで、これ以上の幸運はありません。『Lodge 49/ロッジ49』といえば、ジェイク・シュライアーは『サンダーボルツ』の監督で、『Lodge 49/ロッジ49』の6つのエピソードで一緒に仕事をしました。

 

だから、ただ飛び回ってスーパーヒーロー的なことをするだけでなく、深みがあって、何か理論的に面白いものを目指しているように感じるんです。「ゴジラ」シリーズでやったようなことをやってみたいんです。この作品やキャラクターには人間的な要素があります。

書くのも演じるのも大変な話ですけど、一生懸命演じて、魂を込めてやれば、必ず素晴らしい作品にできます。だから、一生懸命に、そして楽しく仕事ができることをとても楽しみにしている。楽しいと思えるようにすれば、とても楽しい作品になります。

ワイアット・ラッセルは他の映画『サンダーボルツ』のメンバーであるハリソン・フォード、フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、スティーブン・イェウン、デヴィッド・ハーバーなど豪華な俳優陣とジェイク・シュライアー監督の共演を嬉しく思っていると米The Hollywood Reporterに語ってくれた。カート・ラッセルのインタビューから映画『サンダーボルツ』への期待値が上がる。

本来、映画『サンダーボルツ』は2023年の段階で撮影が開始され、2024年7月26日(金)に全米公開予定だった。しかし、全米脚本家組合ストライキと全米俳優組合ストライキが重なり、2025年全米公開へと延期された。ダークなニック・フューリーであるヴァルのもとで様々なキャラクターが集結する映画『サンダーボルツ』。今後の展開に期待していきたい。

映画『サンダーボルツ』は2025年全米公開予定。

Source
The Hollywood Reporter

映画『サンダーボルツ』の情報初公開時の記事はこちらから。

ダークなニック・フューリーを目指すというヴァルのキャラクターについてはこちらから。

サンダーボルツのメンバーであるタスクマスターを演じた俳優が語った考察はこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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