“最速”ならぬ“最遅”!?『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が持つ意外な記録

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が持つ意外な記録

今なお愛される名作

言わずと知れたSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)。最新作の『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー PART3』(1990)の公開から30年以上が経ってもなお愛され続けている、映画界の“クラシック”だ。最近では、ラッパー/プロデューサーのPUNPEEの「タイムマシンにのって」(2017)のMVにも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン、デロリアンが登場するなど、根強い人気を誇っている。

次回作は…?

第4作目の製作について様々な報道も出ている一方で、Yahooが報じたところによると、全てのシリーズで監督を務めてきたロバート・ゼメキスは、これ以上の続編は製作しないと表明している。それでも、The Hollywood Reporterの調査では71%の人が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の次回作を「観たい」と答えるなど、今でも多くの人々に愛されていることに間違いはないようだ。

最速ならぬ“最遅”記録!?

そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が持つ意外な記録をご存知だろうか。全世界で3億8,100万ドルを超える興行収入を誇る同作だが、実は2億ドル到達の歴代“最遅”記録を保持しているのだ。これまでに、2億ドルの興行収入を超えるヒットを記録した映画は数百本存在する。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、その中でも“最も遅く”2億ドルに到達した作品なのだ。

ロバート・ゼメキス監督初のSF作品

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開されたのは1985年7月3日。実は、興行収入首位を獲得するまで11週間を要したスロースターターだった。ロバート・ゼメキス監督は前作の『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)で商業的に成功を収めていたが、監督4作目となる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、自身初のSF作品。スタートこそ出遅れたが、徐々に口コミで評判が広がり、社会現象になるほどの大ヒットを記録する。日本では5ヶ月遅れの12月7日に公開され、海外でもヒットが続いた結果、同作の興行収入が2億ドルに達したのは1986年2月19日。米国で公開されて232日目のことであった。

最速記録はたった○日!!

なお、“最速”記録を持つ『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)は、公開からわずか三日間で2億ドルに達したというから驚きだ。もちろん、作品が公開された時代 (今では中国のマーケットが主戦場の一つになっている) や、インフレ率も考慮すべきだ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が1985年に興行収入2億ドルを達成したこと、それ自体が快挙であることに違いはない。
三日間で興行収入2億ドルを突破した映画は、2019年1月現在で7作品存在しているが、全て2012年以降に公開された作品だ。近年では、映画界にとっての新たな主戦場である中国で先行公開される例も少なくない。優れた作品は、爆速でグローバルに“拡散”される時代……口コミで広まり、公開から7ヶ月後に2億ドルを突破した『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』の“最遅”記録を破る映画は、果たして今後現れるのだろうか。

Source
Box Office Mojo / The Hollywood Reporter / Yahoo

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