ブルース&アルフレッド役俳優が涙のインスタ投稿
ブルース役マズーズがつづった感謝の言葉
人気ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014-)の最終章となるシーズン5は、各キャストの撮影が続々と終了している。これを受けて、同作への出演者たちは記念写真とともに感謝の言葉をInstagramに投稿。後のバットマンことブルース・ウェイン役を演じたデヴィッド・マズーズは、執事のアルフレッド・ペニーワースを演じたショーン・パートウィーとのツーショットを公開。長文のメッセージを綴り、作中では親子のような絆で結ばれていたパートウィーへの感謝を表現した。
今日が、ゴッサムで彼と仕事をする最後の日になる。別れの言葉を言うのは辛いよ。たまに僕よりも僕のことを知っているんじゃないかと感じることもあった。ショーンはいつでも僕が何を考えていて、どう感じているかを分かっていたし、いつでも僕が平気か確かめてくれてたんだ。(一部抜粋)
by デヴィッド・マズーズ
約5年間、17歳のデヴィッド・マズーズにとっては人生の3分の1を共に過ごしたショーン・パートウィーへの厚い信頼が伝わってくる。
アルフレッド役パートウィーからマズーズへ
一方のショーン・パートウィーは、二回の投稿に分けてマズーズへの想いをつづった。
最高のキャストとクルーとの別れはとても寂しい。特にこのハンサムな青年、我が友、デヴィッド・マズーズとの別れはね。誰だ?玉ねぎを切ってるのは。
by ショーン・パートウィー
涙を玉ねぎで表現するとは、どこかアルフレッドらしい表現だ。続けて、パートウィーが投稿したのはこの写真。
この写真は、社会不適合者だけど互いに支え合ってきたコンビのラストシーンを撮影するときに撮られたものだ。私は5年間、彼のメンターを演じてきた。内緒だけど、彼の優しさ、知性、そして才能に畏敬の念を抱いているんだ。その謙虚さと、彼の人生に関われたことに感謝したい。
長年ブルースを導く立場としてアルフレッドを演じてきたパートウィー自身の秘めたる想いを打ち明けている。『GOTHAM/ゴッサム』ファンにとっては、涙なしでは読むことができない文章だ。
『GOTHAM/ゴッサム』という作品の特殊さ
通常のドラマと異なり、『GOTHAM/ゴッサム』はあくまでも「バットマン」シリーズの前日譚。同じキャストで続編が製作される可能性は無いに等しい。同作では、ベン・マッケンジー演じるジム・ゴードン刑事を主人公に、ペンギンやリドラーをはじめとする様々なヴィラン (悪役) の誕生エピソードが描かれてきた。ブルース少年が青年になり、大人になることは、「バットマン」シリーズへの合流=物語の完成を意味をし、それは同時に『GOTHAM/ゴッサム』シリーズの終了を意味する。出演者たちも、他のドラマではなかなか味わうことのできない感情を噛み締めていることだろう。
また、『GOTHAM/ゴッサム』からは、最後のプロモーション写真となるメインキャストの集合写真が公開されている。5年の歳月をかけて磨き上げられたキャラクターたちの勇姿がこの目で観られる日を、楽しみに待とう。
— cory michael smith (@mister_CMS) 2018年11月28日
アルフレッド主演の新作も
なお、『GOTHAM/ゴッサム』の製作総指揮と脚本を担当したブルーノ・ヘラーとダニー・キャノンは、同作のさらなる前日譚として、アルフレッドを主役に据えた『ペニーワース (邦題未定、原題: Pennyworth)』を製作する予定。こちらには『GOTHAM/ゴッサム』でアルフレッドを演じたショーン・パートウィーは登場しないとされているが、ファンにとっては、『GOTHAM/ゴッサム』終了後も楽しみな作品が一つ増えることになりそうだ。
『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5は、アメリカで2019年1月3日から放送を開始する。
日本では、シーズン4のDVD&Blu-rayが好評発売/レンタル中。シーズン1から3までは、Netflixでも楽しむことができる。