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第70回エミー賞ノミネート作品発表。『ハンドメイズ・テイル』『ウエストワールド』等、ドラマ界でもSF作品が存在感

第70回エミー賞ノミネート作品発表

SF作品が存在感

アメリカ時間の12日、米テレビ界の最高賞、エミー賞の第70回ノミネート作品が発表された。作品賞のドラマ部門にノミネートされた7作品の内、SF作品は3作品。Huluの『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』、Netflixの『ストレンジャー・シングス』、HBOの『ウエストワールド』がノミネートされている。その他の部門でもSF作品が多数ノミネートされ、その存在感を強めている。

昨年作品賞受賞のディストピアSF

中でも注目は、マーガレット・アトウッド作のディストピア小説を原作にした『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。近未来に誕生するキリスト教原理主義の宗教国家で「侍女」として捕らえられた女性の闘いを描く同作は、昨年のエミー賞でもドラマ部門作品賞を受賞した他、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞も同時受賞し、5冠を達成している。#MeToo運動が広がりを見せる中で、SF的手法を用いて女性の権利を問い直す同作、『ゲーム・オブ・スローンズ』以来の二年連続作品賞受賞となるだろうか。

ジョナサン・ノーラン脚本のアンドロイドSF

ディストピアSFの「ハンドメイズ・テイル」に対し、人工知能を持つアンドロイドと人間の対立を描いているのが『ウエストワールド』だ。マイケル・クライトンによる1973年の同名映画を題材にしており、人間がアンドロイドに対して欲望のままに行動することができる「ウエストワールド」というテーマパークが舞台。無法状態に置かれた人間と、自我を持ち始めたアンドロイドの姿を通して、「人間とは何か」を問う重厚なストーリーが展開されている。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)のJ・J・エイブラムスが製作総指揮、『ダークナイト』(2008)、『インターステラー』(2014)で脚本を手がけたジョナサン・ノーランが脚本とショーランナーを務める。非常に高い評価を受けている同作は、昨年のエミー賞では、技術部門で特殊効果賞をはじめとする5部門を受賞し、今年も技術賞を含めて21部門にノミネートされている。初のノミネートとなる作品賞と共に、最多受賞を目指す。

 

マーベルドラマからも4作がノミネート

作品賞以外にも、主演男優賞のドラマ部門には、『ウエストワールド』からエド・ハリスとジェフリー・ライトの二名がノミネート、主演女優賞にも同作からエヴァン・ウッドがノミネートされた他、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』からエリザベス・モス、カナダのSFドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』からタチアナ・マスラニーがノミネートされている。テレビ映画部門では、『ブラックミラー』シーズン4から第1話の「USS Callister」、『ブラックパンサー』でキルモンガー役を演じたマイケル・B・ジョーダン主演の『Fahrenheit 451』がノミネートされている。また、マーベル・スタジオからは『ジェシカ・ジョーンズ』、『Marvel’s The Defenders』、『パニッシャー』、『Legion』がオリジナルメインテーマ賞をはじめとする各部門にノミネートされるなど、SF作品が着実に勢力を広げている。今年はどれだけの部門でSF作品が受賞作に選ばれるのだろうか。受賞作品の発表は9月17日に行われる予定だ。

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via: Television Academy
– Source –
© Academy of Television Arts & Sciences.

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