『ホワット・イフ…?』重要人物の姿を公開
MCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』より、物語の鍵を握るキャラクターである“ウォッチャー”の画像が解禁された。
SFドラマ『ウエストワールド』(2016-) のバーナード役などで知られる俳優のジェフリー・ライトが声優を務めることが既に明かされていたウォッチャーは、その見た目もジェフリー・ライトに似た姿となっている。
ウォッチャーは「全知全能」
ウォッチャーは、“Watcher=監視人”という名前通り、全てのユニバースを見守る存在だ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にもスタン・リーのカメオ出演時に少しだけ登場している。
アニメ『ホワット・イフ…?』では、キルモンガーに助けられたアイアンマンやスターロードになったティ・チャラなど、MCU世界の「ありえた別の物語」がマルチバースという形で描かれる。ウォッチャーは、予告編では「見守るが干渉しない」というセリフを残す。また、マーベル公式は『ホワット・イフ…?』におけるウォッチャーについて「全知全能の存在」と説明している。
ウォッチャーはマーベルの原作コミックにも登場するキャラクターで、コミック版では「ウォッチャー」という種族の総称だ。数十億年前から存在する高度な知的生命体であり、かつて知識と技術を悪用されたことから他種族への干渉を行わないことを決めた。様々なユニバースの情報を得られることから、マルチバース化が進むMCUにおいてはニック・フューリーのようにヒーロー達を助ける存在になる可能性も考えられる。
また、アニメ『ホワット・イフ…?』では、フェーズ3までの各作品を題材に“もしも”の物語が描かれるため、ロバート・ダウニーJr.ら俳優陣が各キャラクターの声優を演じる。2020年8月に大腸癌で逝去したチャドウィック・ボーズマンもティ・チャラ役の声優を生前に収録している。
そして、ウォッチャーの声を演じるジェフリー・ライトは、声優としてMCUに参戦することに。ウォッチャーは見た目もジェフリー・ライトに寄せられていることから、今後のMCU実写作品にジェフリー・ライトが出演する展開にも期待したい。
2021年も盛り沢山のMCU
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は2008年に公開された『アイアンマン』を皮切りにフェーズ3最終作『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』(2019) まで23作品の映画を公開。同作までを「インフィニティ・サーガ」として一つの区切りをつけ、2021年1月にDisney+で配信を開始したドラマ『ワンダヴィジョン』から新たにフェーズ4の幕を開いた。フェーズ4では、映画『ブラック・ウィドウ』が公開されたほか、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ロキ』といったMCUに直接影響を与えるドラマ作品も続け様に配信されている。
そして8月11日(水) より、MCU初のアニメ作品である『ホワット・イフ…?』の配信が始まる。更に、2021年は9月3日公開の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、11月5日公開の『エターナルズ』、12月17日米公開の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と映画公開が3作品控える。ドラマも『ホークアイ』と『ミズ・マーベル』が2021年中に配信される予定となっている。
MCU初のアニメ作品『ホワット・イフ…?』ではどのような物語が描かれるのか、配信を楽しみに待とう。
アニメ『ホワット・イフ…?』2021年8月11日(水) 16時より、Disney+で独占配信。
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