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ギレルモ・デル・トロ監督 メキシコ人の若者三名に「アニメキシコ奨学金」授与

デル・トロ監督とシネポリスがメキシコの若きアニメーターを支援

「アニメキシコ奨学金」の採用者が決定

『パシフィック・リム』(2013)、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)で知られるギレルモ・デル・トロ監督と、メキシコの老舗映画館チェーン・シネポリスより、クリエイターを志すメキシコ人の若者三名に奨学金が授与されることが決まった。この奨学金プログラムは、昨年10月に開催された第15回モレリア国際映画祭(FICM)で告知されていたもので、日本時間の19日に同映画祭のウェブサイトにて採用者の発表が行われた。この奨学金は「アニメキシコ奨学金(ANIMEXICO scholarship)」と名付けられ、候補生の技術、モチベーション、経済状況を元に採用者を選考。今回、晴れて同奨学金を受賞した三名は、パリの名門・Gobelins, I’l’École de l’imageに入学する。三名はキャラクター・アニメーションおよびアニメ映画製作を学び、生活費と授業料は奨学金によって賄われる。

若きメキシコ人クリエーターにチャンスを

ギレルモ・デル・トロ監督は、『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回アカデミー賞作品賞、監督賞を受賞。名実ともにSFファンタジー界の巨匠だ。今回の奨学金は、アニメクリエーターを目指す若者を対象としているが、デル・トロ監督自身も、Netflixのオリジナルアニメ『トロール・ハンターズ:アルカディア物語』の製作を手がけ、エミー賞アニメ部門の監督賞を受賞している。メキシコ生まれのデル・トロ監督だが、『パシフィック・リム』では「Kaiju(怪獣)」をスクリーンに登場させ、影響を受けて育った日本のアニメ・特撮への愛を示した。今回は、自身の故郷でアニメクリエイターを目指す若者達に手を差し伸べた。

メキシコアニメの未来を担う三人

FICMは、今回の奨学金プログラムに採用された若者三名のプロフィールも公開している。クリスチャン・アレドンド・ナルバエスは、過去にアニメーターになる夢を持っていた。メキシコでこの夢を叶えることは難しいと、一度は夢を断念したが、今回再び夢を叶えるチャンスを得た。ラミロ・タメスは、優れた才能を持つ描き手だ。これまで自身のSNSで意欲的に作品を発表し続けてきた。


ガブリエラ・カマリロ・ギルは自身の才能に気づくまでは、薬学を学んでいたという。その後、名門モンテレイ工科大学、カリフォルニア芸術大学でアニメーターとしての腕を磨いた。彼女の作品を通して、他者を助け、観る者の成長に繋がるような経験を生み出すことを目標としている。

ギレルモ・デル・トロ監督は、この「アニメキシコ奨学金プログラム」を継続して実施することを希望しているという。同プログラムから、アニメ界の未来の巨匠が現れることを期待しよう。

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via: Gobelins, I’l’École de l’image All rights reserved.
– Source –
FICM

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