『サイバーパンク エッジランナーズ』が米アニメアワード制覇
2023年3月4日(土)、アメリカ最大のアニメ配信プラットフォームとして知られるクランチロールが主催する“アニメアワード2023”の受賞作品が発表された。最優秀作品賞にあたるアニメ・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは『サイバーパンク エッジランナーズ』。『進撃の巨人』The Final Season Part 2、『鬼滅の刃』遊郭編、『SPY×FAMILY』第1クールなどを下しての受賞となり、スタジオTRIGGERの大塚雅彦が受賞スピーチを行った。TRIGGER作品のアニメ・オブ・ザ・イヤー受賞はこれが初めて。
Netlix作品がアニメ・オブ・ザ・イヤーに選ばれるのは、2019年に発表された第3回の『DEVILMAN crybaby』以来。第5回は『呪術廻戦』第1期が、第6回は『進撃の巨人』 The Final Season Part 1がアニメ・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、スタジオとしてはMAPPAの連覇を止めてTRIGGERの『サイバーパンク エッジランナーズ』が2022年アニメの頂点に輝いた。
一方で、全体としては『進撃の巨人』 The Final Season Part 2が最優秀ドラマ作品賞、エレン・イェーガーへの最優秀主演キャラクター賞をはじめとする6部門を受賞し最多受賞となった。
『鬼滅の刃』遊郭編と『SPY×FAMILY』第1クールが5部門受賞で続いている。『鬼滅の刃』遊郭編は、最優秀アクション作品賞や最優秀アニメーション賞といった主要部門を受賞し、『SPY×FAMILY』第1クールは、アーニャ・フォージャーが最優秀助演キャラクター賞と「何があっても守りたい」キャラクター賞のダブル受賞を果たしている。
クランチロール・アニメアワードは日本のアニメ作品を対象に、専門家が選出したノミネートにファンが投票を行い受賞作を決定する。第7回目を迎えた2023年のアニメアワードは、初めて日本で授賞式が行われ、その模様はソニー・ジャパンのYouTubeチャンネルなどで生配信された。
プレゼンターとして、芸人のケンドー・コバヤシ、元WWE女子タッグ王者のゼリーナ・ベガ、俳優のニック・ウルフハードとフィン・ウルフハード、『アリータ:バトル・エンジェル』(2019) のロバート・ロドリゲス監督らが登場。ALIとAKLOによる『呪術廻戦』第1期エンディングテーマ「LOST IN PARADISE」のパフォーマンスなども行われた。
各賞の受賞作品および受賞者は以下の通り。
Contents
クランチロール・アニメアワード2023 受賞リスト
アニメ・オブ・ザ・イヤー
『サイバーパンク エッジランナーズ』(TRIGGER)
最優秀アクション作品賞
『鬼滅の刃』遊郭編(ufotable)
最優秀アニメーション賞
『鬼滅の刃』遊郭編(ufotable)
最優秀キャラクターデザイン賞
松島晃(『鬼滅の刃』遊郭編/ufotable)
最優秀監督賞
外崎春雄(『鬼滅の刃』遊郭編/ufotable)
最優秀ドラマ作品賞
『進撃の巨人』The Final Season Part 2(MAPPA)
最優秀ファンタジー作品賞
『鬼滅の刃』遊郭編(ufotable)
最優秀長編アニメ賞
『劇場版 呪術廻戦0』(MAPPA)
最優秀オリジナルアニメ賞
『リコリス・リコイル』(A-1 Pictures)
最優秀ロマンス作品賞
『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』(A-1 Pictures)
最優秀コメディ作品賞
『SPY×FAMILY』第1クール(WIT STUDIO, CloverWorks)
最優秀新シリーズ賞
『SPY×FAMILY』第1クール(WIT STUDIO, CloverWorks)
最優秀継続シリーズ賞
『ONE PIECE』(東映アニメーション)
最優秀主演キャラクター賞
エレン・イェーガー(『進撃の巨人』The Final Season Part 2)
最優秀助演キャラクター賞
アーニャ・フォージャー(『SPY×FAMILY』第1クール)
「何があっても守りたい」キャラクター賞
アーニャ・フォージャー(『SPY×FAMILY』第1クール)
最優秀オープニング賞
SiM「The Rumbling」(『進撃の巨人』The Final Season Part 2)
最優秀エンディング賞
星野源「喜劇」(『SPY×FAMILY』第1クール)
最優秀アニソン賞
SiM「The Rumbling」(『進撃の巨人 The Final Season Part 2』)
最優秀作曲賞
KOHTA YAMAMOTO / 澤野弘之『進撃の巨人』The Final Season Part 2(MAPPA)
最優秀声優賞(日本語)
梶裕貴(『進撃の巨人』The Final Season Part 2 エレン・イェーガー役)
各賞のノミネート作品は以下のリンクから。
2022年の結果はこちらから。