マーベル、スター・ウォーズ、RRR公式がレイ・スティーヴンソンを哀悼 「ソー」『アソーカ』などに出演 | VG+ (バゴプラ)

マーベル、スター・ウォーズ、RRR公式がレイ・スティーヴンソンを哀悼 「ソー」『アソーカ』などに出演

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レイ・スティーヴンソン急逝

映画「マイティ・ソー」シリーズや映画『RRR』(2022)への出演で知られるレイ・スティーヴンソンが現地時間の2023年5月21日(月)にイタリアで逝去したことが明らかになった。各社の報道について広報担当者が認めた後、映画スタジオの公式も相次いで哀悼の意と追悼の声明を発表している。死因は明らかになっていないが、イタリアでの映画の撮影中に入院した後に亡くなったという。

レイ・スティーヴンソンは、マーベル映画『パニッシャー:ウォー・ゾーン』(2008)で主演を務めると、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の「マイティ・ソー」シリーズではヴォルスタッグ役を演じた。インド映画『RRR』ではスコット提督役を演じて一躍注目を集めると、2023年8月配信予定のドラマ『アソーカ』では、メインヴィランのベイラン・スコル (Baylan Skoll)を演じることになっていた。

ヒーローからアンチヒーロー、そして大ヴィランまで、様々なSF作品で印象的な演技を見せてきたレイ・スティーヴンソンに、各スタジオの公式も哀悼のメッセージを公開している。

マーベル公式は「追悼 レイ・スティーヴンソン」という記事を公開。レイ・スティーヴンソンを「素晴らしい才能を持ち、マーベルの長年の友人でした」と評し、追悼している。「ソー」作品では、ソーを助けるウォリアーズ・スリーの一人であるヴォルスタッグ役として同シリーズに「ユーモアとアクションの両方をもたらしました」とも評している。

また、『パニッシャー:ウォー・ゾーン』でフランク・キャッスル/パニッシャー役で出演したことについても触れており、2009年にはアニメ『スーパー・ヒーロー・スクワッド・ショー』でパニッシャーを声優として再演したことも紹介されている。

 

スター・ウォーズ公式もマーベルと同じく「追悼 レイ・スティーヴンソン」というタイトルの記事を公開。ドラマ『アソーカ』の撮影を終えていたレイ・スティーヴンソンの訃報に「心を痛めています」とし、スティーヴンソンを「才能、温かさ、ユーモア、そして心を兼ね備えた素晴らしい人物でした」と振り返っている。

レイ・スティーヴンソンはアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2020)にはマンダロリアンのガー・サクソン役で声優として出演している。加えてドラマ『アソーカ』に参加していたことについて、「レイがスター・ウォーズの銀河に加わることができたことを幸運に思っています」としている。「ヴィランを演じながら、実際にはとても親切で思いやりのある人物である彼の力は、素晴らしい才能の証です」と振り返っている。

スター・ウォーズ公式サイトには、『アソーカ』の制作を指揮したルーカス・フィルムのデイヴ・フィローニがコメントを寄せている。

私たちは、レイ・スティーヴンソンという偉大な才能と友人を失いました。彼の優しさと寛大さは、『アソーカ』のチーム全体が感じていたものでした。私はいつもレイと仕事をするのが楽しいでしたし、彼の洞察力と日常における聡明さに感謝しています。彼の記憶が、彼の家族や友人、そして彼が生み出した多くのキャラクターを通して生き続けることを嬉しく思います。レイ、ありがとう。全てに感謝しています。

 

また、『RRR』の英語公式Twitterアカウントもレイ・スティーヴンソンへの追悼のメッセージを発表している。

私たちチーム全員にとって、なんと衝撃的な知らせでしょうか。
レイ・スティーヴンソン、安らかに眠ってください。

スコット提督、あなたは永遠に私たちの心の中に残り続けるでしょう。

国境と作品を越えて愛されたレイ・スティーヴンソン。これからも多くの人の心の中で生き続けるだろう。

Source
Marvel.comStarWars.com / RRR Twitter

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