プラネタリウム100周年! プラネタリウムの出てくるSF短編小説、第三弾! 蜂本みさの連載も | VG+ (バゴプラ)

プラネタリウム100周年! プラネタリウムの出てくるSF短編小説、第三弾! 蜂本みさの連載も

Kaguya Planetにて、11月の執筆者発表! 蜂本みささん連載も!

毎月珠玉のSF短編小説を配信しているウェブマガジン Kaguya Planet にてプラネタリウム特集開催中! 2024年12月には特集第三弾の短編小説を会員向けに配信します。筆者はレイモンド・カーヴァーやポール・オースターに影響を受けた、作家の早海獺(はやみ・うそ)さんです。また蜂本みさ(はちもと・みさ)さんによる長編小説『遊びの国のモシカたち』の連載を更新します!

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ウェブマガジンKaguya Planetでは毎月、SF短編小説を配信中! 掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開期間に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん! 会員登録&Kaguya Planetへの応援をよろしくお願いいたします。

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12月のプラネタリウム特集は早海獺さん

早海獺(はやみ・うそ)さんは埼玉県在住の作家。学生時代には早稲田大学第一文学部で小説の創作を学びました。ゲーム会社などに勤務したのち、裁判所書記官時代に詩のワークショップに通ったことがきっかけで、表現活動を再開。詩人の福間健二さんを中心に始まった〈福間塾〉の有志による詩のアンソロジー『福間塾アンソロジー』に詩作品を寄稿していました。

国指定難病の潰瘍性大腸炎に罹患したのを機にフリーランスの物書きになります。詩とイラストのユニット「割るラッコ」を結成。2024年には、ひさしぶりに執筆した小説『イエロートラム』をnoteで発表しています。影響を受けた作家はカート・ヴォネガット、レイモンド・カーヴァー、マイクル・Z・リューイン、ポール・オースター、福間健二、ケン・ブルーウン。

今回は早海さんが発表する小説は、プラネタリウムの少し怪しげなグッズショップが舞台。Kaguya Planetで開催された、プラネタリウム特集への掲載作品の公募で採用された作品です。

Kaguya Planetでは特集「プラネタリウム」を開催中!

1923年にドイツのイエナで試験公開され、1925年にドイツ博物館にて世界で初めて常設されたプラネタリウム。これら2つのできごとから100周年となる2023年・2025年のあいだに、世界では様々な記念事業が行われています。Kaguya Planetでも、「特集:プラネタリウム」を開催。2024年10月から12月にかけて、プラネタリウムの出てくるSF短編小説とプラネタリウムが出てくる小説を紹介するブックガイドを掲載しています。

現在は小説家の南木義隆さんによるSF短編小説「星と巡り合う者たち」と、プラネタリウムの解説員でお笑い芸人の田畑祐一さんによるSF短編小説「マッチングアプリ」、そして天文機器メーカー社員の鬼嶋清美さんによるブックガイド「プラネタリウム小説いろいろ」をKaguya Planetの会員向けに先行公開中。

「星と巡り合う者たち」は、荒廃した世界でアナログプラネタリウムが希望を繋いでいく物語。「プラネタリウム小説いろいろ」は、織田作之助から藤井太洋『オービタル・クラウド』まで日本のプラネタリウム史とSF史をリンクさせるブックガイドです。

「マッチングアプリ」は「探し求めてた人と100パーセントマッチする」という触れ込みのマッチングアプリとめぐる、少し切ない物語です。

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「特集:プラネタリウム」に掲載した作品やブックガイドは、2025年1月に紙と電子のマガジン『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』として刊行します。マガジンには、掲載した短編小説の他、特集テーマに関連した書評やコラムなどを掲載します。

マガジン『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』
【概要】
「プラネタリウム」の出てくるSF短編作品を3編とブックガイドを収録するほか、特集テーマに関連したブックレビューやコラムを掲載します。
刊行:2025年1月中旬
サイズ:A5
ページ数:100ページ(予定)
価格:1500円(税込1650円)

マガジン『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』を予約する

また12月には、特集「プラネタリウム」で開催した公募の選評を公開予定です。公開方法等については後日発表予定です。(公募参加者には個別に案内をお送りいたします)

蜂本みさ『遊びの国のモシカたち』連載更新!

蜂本みささんは2019年に第一回ブンゲイファイトクラブで準優勝、2020年に第二回ブンゲイファイトクラブで優勝を果たし頭角を現したブンゲイファイトクラブの申し子。2023年には第五回ブンゲイファイトクラブで二度目の優勝を果たしています。Kaguya Planetに寄稿した熊SF「冬眠世代」における生き生きとした熊の描写や、「せんねんまんねん」における新・旧の関西弁の語りなどで、文章の強さを見せてきました。

『kaze no tanbun 夕暮れの草の冠』(柏書房) や『ウィッチンケア第12号/第13号/第14号』にも短編小説を寄稿しています。また、毎週水曜日21時より、谷脇クリタさん、北野勇作さんと共に「犬と街灯とラジオ」(通称:犬街ラジオ)をツイキャスで配信。トークと共に朗読を披露しています。

そんな蜂本さんが書く長編小説、『遊びの国のモシカたち(仮)』はぬいぐるみのカモノハシであるモシカと、ごっこ遊びが大好きな女の子ミミの物語です。これまでの連載はKaguya Planetにて読むことができます。

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マガジン『Kaguya Planet No.3 食』好評発売中!

食べることは生きることであり、同時に奪うことでもあります。食について掘り下げていくと、当たり前すぎて普段意識することの少ないこの両義性と暴力性から目を逸らすことができないことに気がつきます。そしてこの暴力性は、食をめぐる社会問題とも結びついているように思います。

Kaguya Planetの特集「食」では、喜びや楽しみをもたらしてくれると同時に、「奪う」という行為でもあり、様々な抑圧も生み出す食の両義性について、「しあわせな食卓?」をテーマに、小説・エッセイ・ブックレビューなどを通して考えます。

コンテンツ
⚫︎特集に寄せて
紅坂紫「しあわせな食卓?」
⚫︎小説
エフゲニア・トリアンダフィリウ「ボーンスープ」(紅坂紫訳)
紅坂紫「鬼姫と絵師」
鈴木林「なく?」
⚫︎エッセイ
清水裕貴「美しい腸のための生活」
⚫︎ブックレビュー
堀川夢 リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』
⚫︎コラム
齋藤隼飛「おいしくなったチミチャンガ ヒーロー達の食文化」
鯨ヶ岬勇士「チョコミントベーグルと大豆ミート」
井上彼方「食べることがもたらす情動」
⚫︎PICK UP
『トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている』
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
⚫︎イベントレポート
グラスゴー・ワールドコン(世界SF大会)レポート
第2回カモガワ奇想短編グランプリ
⚫︎VGプラスの活動報告

サイズ:A5
ページ数:90ページ
一般価格:1650円(税込)
ISBN:978-4-911294-02-4

※特集「食」は、2023年11月に京都で開催されたKaguyaのイベント、「かぐやフェス」の抽選大会で「特集テーマ指定権」を引き当てた紅坂紫さんが、テーマとして「食」を選んだことによって実現したものです。

『Kaguya Planet No.3 食』は、Kaguya Planetのオンラインストアで販売中です。

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