映画『サンダーボルツ*』新情報公開
米時間の2024年7月27日(土) に開催されたサンディエゴ・コミコンでマーベル・スタジオの発表が行われ、映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)』の発表や、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の新情報の発表がされた。中でもロバート・ダウニー・Jr.のMCU復帰が大きな話題を集めたが、忘れてはいけないのがジェイク・シュライアー監督の映画『サンダーボルツ*(原題:Thumderbolts*)』に関する発表だ。
映画『サンダーボルツ*』は、米政府が結成したヴィランやアンチヒーローによるチームの戦いを描く作品で、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』公開の3ヶ月後となる2025年5月2日の全米公開が予定されている。今回のコミコンのパネルでは、『サンダーボルツ*』の出演者達が登場。『ブレイブ・ニュー・ワールド』で大統領のサディアス・ロスを演じるハリソン・フォードも登壇した。
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— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 28, 2024
映画『サンダーボルツ*』に出演する主なキャストは、ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタン、ゴースト役のハナ・ジョン=カーメン、U.S.エージェント役のワイアット・ラッセル、ブラック・ウィドウことエレーナ役のフローレンス・ピュー、レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコ、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ役のジュリア・ルイス=ドレイファスら。サディアス・ロス役のハリソン・フォードも『ブレイブ・ニュー・ワールド』に続いて出演する。
今回明らかになった映画『サンダーボルツ*』の新情報は、マーベルの原作コミックにも登場するセントリーをルイス・プルマンが演じると明かされたことだ。セントリーはファンタスティック・フォーとも関係の深いキャラクターで、黄色いタイツに青いマント、スーパーマンを思わせる「S」マークのロゴがついたコスチュームで知られる。そのスーパーパワーも、怪力、飛行、ビームと、スーパーマンっぽいパワフルな能力が揃っている。
演じるルイス・プルマンは『トップガン マーヴェリック』(2022) のボブ役での演技が記憶に新しい。パネルでは、会場限定で『サンダーボルツ*』の初映像も公開されたといい、ルイス・プルマン演じるセントリーが争いの中心にいたとされている。果たしてセントリーは、サンダーボルツにとって敵なのか、味方なのか……。
米Varietyによると、サンダーボルツを率いるのはウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズになるという。一方で、バッキー役のセバスチャン・スタンは今回のステージで、サンダーボルツの中ではフローレンス・ピューが傑出していると語ったという。映画『ブラック・ウィドウ』(2021) とドラマ『ホークアイ』(2021) で存在感を見せたエレーナ・ベロワの活躍にも期待できそうだ。
また、米Comicbook.comによると、映像の中には、アベンジャーズ・タワーでヴァル(ヴァレンティーナ)が登場するシーンもあったという。アベンジャーズ・タワーは、映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017) で、トニー・スタークたちが引っ越して出て行ってからは、新たな所有者は明かされていない。ヴァルがいるということは、米政府が買収し、サンダーボルツの拠点とする可能性もあるだろうか。
なお、2024年3月から『サンダーボルツ*』のタイトルには「*」がついており、ケヴィン・ファイギもこのタイトルを英語で「サンダーボルツ・アスタリスク」と呼んでいる。「*」の意味については今回のコミコンで明かされることはなかったが、アスタリスクは通常注釈に用いられるため、今回は一時的なチームだったり、偽のチームだったりするではないかという考察もある。
確かに、ウィンター・ソルジャー、ゴースト、U.S.エージェント、エレーナのブラック・ウィドウ、レッド・ガーディアン、タスクマスターと、癖はあるものの「ヴィランチーム」と呼べるほど極悪人の集まりでもなさそう。サンダーボルツは最終的にどんな着地を見せるのか、公開を楽しみに待とう。
映画『サンダーボルツ*(原題)』は2025年5月2日全米公開。
Source
Variety / Comicbook.com
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