『スパイダーマン4』「全て順調」とトム・ホランド 2025年夏に撮影開始、公開時期は「アベンジャーズ」新作の間に | VG+ (バゴプラ)

『スパイダーマン4』「全て順調」とトム・ホランド 2025年夏に撮影開始、公開時期は「アベンジャーズ」新作の間に

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『スパイダーマン4』2025年夏に撮影開始

MCU映画「スパイダーマン」の第4作目は2025年夏より撮影を開始するようだ。米国の人気トーク番組「The Tonight Show」に出演したスパイダーマン/ピーター・パーカー役のトム・ホランドが明かした。番組の中で、『スパイダーマン4』が「本当に作られる」と認めたトム・ホランドは、「次の夏に撮影を始めます。すべて順調にいっていて、もうすぐです」と続けた。

『スパイダーマン4』を巡っては、トム・ホランドがポッドキャスト番組の「The Rich Roll」で、9月に脚本を読んだことを明かしていた。「スパイダーマン」シリーズでMJ役を演じ、トム・ホランドのパートナーでもあるゼンデイヤと共に脚本に目を通したといい、その出来を「リビングを跳ね回った」「ファンの尊敬に値する本物の映画」と絶賛していた。

『スパイダーマン4』は衝撃的なラストを迎えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022) の続編となるだけに、ファンも納得の内容になることが期待されている。『ノー・ウェイ・ホーム』のラストについては、公開当時にゼンデイヤは納得していない旨のコメントをしており、多くのファンも続編を待望していた。

一方、ソニー・ピクチャーズが実写化の権利を持つスパイダーマンについては、「ヴェノム」シリーズをはじめとするソニーズ・スパイダーマン・ユニバースとの兼ね合いや、マーベル・スタジオが展開するMCU全体の流れ、そして両社の方針が新作製作の壁になると見られていた。

一部報道では、マルチバース展開を望むソニー側とストリートレベルの物語としたいマーベル側で意見が対立しているという話も出ていた。それだけに、一連のトム・ホランド自身による表明は、ファンに安心を与えるものになった。

『スパイダーマン4』では、MCU三部作を手掛けたジョン・ワッツ監督が別プロジェクトを抱えているため新たに監督を選ぶことになっている。報道では『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021) のデスティン・ダニエル・クレットン監督が交渉の席についているとされている。

『スパイダーマン4』公開はいつ?

MCUでは2026年5月にロバート・ダウニー・Jr.が復帰してヴィランのドクター・ドゥームを演じる映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』2027年5月にマルチバースのヒーローが結集すると見られる『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』の公開が控えている。

トム・ホランド演じるピーター・パーカーとロバート・ダウニー・Jr.が演じたトニー・スタークの間には特別な絆があった。それだけに、大きなクロスオーバーイベントの中で『スパイダーマン4』がどのように位置付けられるのかにも注目が集まる。

2024年10月には、『スパイダーマン4』が『ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』の間に位置する2026年7月24日に米国で公開されることが発表された。日本では2026年夏公開が予告されている。2026年11月にもタイトル未定のマーベル映画の公開が予定されているが、現時点で以下の公開順が確定している。

2026年5月1日『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』
2026年7月24日『スパイダーマン4』
2027年5月7日『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』

帰ってきたトム・ホランドのスパイダーマンは、『スパイダーマン4』でどんな物語を伝えてくれるのだろうか。続報を期待して待とう。

映画『スパイダーマン4(タイトル未定)』は2026年夏日本公開。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は4K ULTRA HD + Blu-rayセットが発売中。

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は4K UHD+3D+Blu-rayセットが発売中。

Source
The Tonight Show / The Rich Roll

『ノー・ウェイ・ホーム』のラストについてゼンデイヤとトム・ホランドが明かした考えはこちらの記事で。

『ノー・ウェイ・ホーム』ラストの解説&考察はこちらから。

2025年11月公開を予定していたMCU映画『ブレイド』は公開が無期限延期されたと見られる。詳しくはこちらから。

「スパイダーバース3」制作の進捗についてはこちらの記事で。

エアデビルを演じるチャーリー・コックスはスパイダーマンとのチームアップを希望している。詳しくはこちらから。

シリーズの重要人物が語った「スパイダーバース」とMCU「スパイダーマン」始動の裏側はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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