人気SFゲーム『HALO』のドラマシリーズ製作開始。製作総指揮に『猿の惑星:創世記』監督 | VG+ (バゴプラ)

人気SFゲーム『HALO』のドラマシリーズ製作開始。製作総指揮に『猿の惑星:創世記』監督

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大作SFゲームがついにドラマ化!

米Showtimeは、予てからドラマ製作の話が出ていた人気SFゲームシリーズの『HALO』について、正式にドラマシリーズの製作開始が決定したと発表した。

『HALO』は、マイクロソフトの大人気ゲームシリーズ。人類と未知の知的生命体との戦いを中心に描き、長らくXboxシリーズのメインタイトルとして同機の販売台数を牽引してきた。ノベライズ作品も人気を集めている。テレビシリーズ化にあたって、製作と脚本を務めるのは、ドラマ『Awake』(2012)で知られるカイル・キレン監督。『猿の惑星:創世記』(2011)で知られるルパート・ワイアット監督も、製作総指揮として参加する。更に、老舗映画・テレビ番組製作会社のアンブリン・エンターテインメントと、ゲーム開発会社の343インダストリーズが製作会社に名を連ねた。全10話の予定で、製作は2019年から開始される。

「猿の惑星」に「ジュラシック・パーク」! 驚きの製作陣

カイル・キレン監督は、2010年にFOXで手がけたドラマ『Lone Star』でデビュー。二重生活を送る詐欺師の物語を描いたが、わずか二週間で打ち切りに。しかし、続いてNBCで手がけた『Awake』では、交通事故に遭い異なる二つの現実世界を行き来するようになった刑事の苦難を描き、高い評価を得た。2014年にはコメディドラマの『Mind Games』を監督するなど、幅広いジャンルのテレビシリーズを手がけてきた。

この若手監督をサポートするのは、ルパート・ワイアット監督。「猿の惑星」シリーズのリブート第一弾となる『猿の惑星:創世記』を手がけると、世界的なヒットを記録。この流れに乗った新三部作は成功を収め、「ダークナイト・トリロジー」と並んで、21世紀の名トリロジーが完成した。

製作を担うのは、スティーブン・スピルバーグ監督が設立したことで知られる映画・テレビ番組製作会社のアンブリン・エンターテインメント。これまでに、『E.T.』(1982)、『ジュラシック・パーク』(1993)をはじめ、数多くのSF映画を手がけてきた老舗中の老舗だ。

極めつけが、343インダストリーズの製作への参加だ。343はマイクロソフトが2007年に設立した子会社。それまではバンジー社が「HALO」シリーズの製作を手がけていたが、契約満了にあたって、マイクロソフトはHALO製作の為に新スタジオを設立。作中に登場するAIの名前からとった「343」の名前が冠された。開発スタッフは新たに集められたが、バンジーからもスタッフが移籍している。まさに、『HALO』の為に作られた会社なのだ。『HALO』の原作ファンにとっては嬉しい知らせだろう。


複雑な人間模様を描いてきたカイル・キレン監督、大作SF「猿の惑星」新シリーズを成功に導いたルパート・ワイアット監督、SF作品はお手の物の老舗スタジオ・アンブリン、そして『HALO』の為に生まれたゲームスタジオ343—どのような化学反応が生まれるのか、原作ファンならずとも注目だ。

 

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