Netflix制作『カウボーイビバップ』が海外キャストで実写化。日本語吹き替えはどうなる?アニメ版と出演俳優の声優から配役を予想 | VG+ (バゴプラ)

Netflix制作『カウボーイビバップ』が海外キャストで実写化。日本語吹き替えはどうなる?アニメ版と出演俳優の声優から配役を予想

via: Screenshot on Netflix ©︎サンライズ

実写版『カウボーイビバップ』出演者は?

メインキャストが決定!

日本の伝説的SFアニメ『カウボーイビバップ』(1998-1999) の実写版キャストが発表され、話題を呼んでいる。制作・配信を手がけるNetflixが4月5日、公式Twitterでメインキャストの面々を公開した。

主人公の賞金稼ぎスパイクをジョン・チョー、相棒のジェットをムスタファ・シャキール、フェイ・ヴァレンタインをダニエラ・ピネダ、スパイクのかつての相棒ビシャスをアレックス・ハッセルが演じる。13歳の天才ハッカー、エドの配役はまだ明らかになっていない。

過去の出演作は? 声優は?

気になるのは、オリジナルのアニメ版で山寺宏一、若本規夫ら豪華な面々が演じたメインキャストの声優陣だ。今回は、実写版出演者の過去の出演作を振り返ると共に、今までこのキャスト陣の吹き替えを担当した声優陣をチェックしてみよう。

スパイク役ジョン・チョー

再注目のスパイク役に抜擢されたのは、韓国生まれのハリウッド俳優ジョン・チョー。「スター・トレック」シリーズでは、30年間演じたジョージ・タケイの後を継ぎ、ヒカル・スールー役を演じている。2018年には、映画『search/サーチ』に主演、主人公デビッド・キムを演じた。ドラマへの出演歴も豊富で、SFドラマ『フラッシュフォワード』(2009-2010) には、メインキャラクターのディミトリ・ノウ役で出演している。

最有力は浪川大輔?

これまで多くの作品でジョン・チョーの吹き替えを担当してきた声優は、浪川大輔だ。前述の「スター・トレック」シリーズ、『search/サーチ』の他、『エクソシスト 孤島の悪魔』(2016-2017) でも、ジョン・チョーが演じたアンディ役の声をあてている。
浪川大輔は、近年は「ルパン三世」シリーズで石川五ェ門の声を担当している他、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2018) のギルベルト・ブーゲンビリア役など、アニメ作品でも多数の作品に出演。吹き替えでは「ロード・オブ・ザ ・リング」シリーズのイライジャ・ウッド、「スター・ウォーズ」シリーズのヘイデン・クリステンセンのほか、レオナルド・ディカプリオの声をあてることもある。アジア系の俳優では、中国のウー・ジン (呉京) や、東方神起の元メンバーであるユチョンらの声を担当している。
なお、ジョン・チョーがレギュラー出演していたドラマ『フラッシュフォワード』では、俳優としても活躍する猪野学が声を担当している。猪野学は、「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアをはじめ、様々な作品でスパイダーマンことピーター・パーカー役を演じている。

原作のアニメ版『カウボーイビバップ』でスパイクの声を担当してきたのは、もちろん山寺宏一。どのような配役におさまるのか、注目が集まる。

ジェット役ムスタファ・シャキール

スパイクの相棒で、宇宙船ビバップ号のまとめ役でもあるジェットを演じるのは、ムスタファ・シャキール。90年代後半から俳優として活動しているが、近年になって注目を集めている。実写版『カウボーイビバップ』と同じくNetflixドラマである『Marvel ルーク・ケイジ』(2016-2018) でブッシュマスターを演じた他、HBOドラマ『クォーリーと呼ばれた男』(2016)ではメインキャラクターのモーゼスを演じている。映画では、『ザ ・ケイブ』(2005)、『デンジャラス・プリズンー牢獄の処刑人ー』(2017)に出演している。

ムスタファ・シャキールの声優は…?

ムスタファ・シャキールの出演作品は、日本語吹き替え版が出ている作品が多くない。直近では、『Marvel ルーク・ケイジ』でシャキール演じるブッシュマスターの声を、俳優としても活躍する俊藤光利が担当している。俊藤光利は、『仮面ライダーアマゾンズ』(2016-2017) に志藤真役で出演している。アニメ版でジェットの声優を担当した石塚運昇は2018年8月に逝去。ジェットの声を継ぐのは誰になるのだろうか。

フェイ・ヴァレンタイン役ダニエラ・ピネダ


フェイ・ヴァレンタイン役に抜擢されたのは、1987年生まれのメキシコ系アメリカ人女優、ダニエラ・ピネダ『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)への出演が記憶に新しい。2012年に『HOMELAND』(2011-)でデビューを果たして以降、ドラマを中心に活躍の場を広げてきた。ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』(2009-2017)、『オリジナルズ』(2013-)では、魔女のソフィ・デブロー役を演じている。

アニメ版は林原めぐみ。ドラマ版は…?

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でダニエラ・ピネダの声をあてたのは石川由依。近年は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で主役のヴァイオレット・エヴァーガーデンを演じた他、『けものフレンズ2』(2019) でも主人公キュルル役を務めた。吹き替えにおいても『移動都市/モータル・エンジン』(2018) で主人公へスター・ショウの声を担当している。また、ドラマ『オリジナルズ』でダニエラ・ピネダの声を務めたのは声優の榊原奈緒子だ。

オリジナルの『カウボーイビバップ』では、『らんま1/2』(1989-1992)の女らんま、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの綾波レイなどの声優として知られる林原めぐみがフェイの声を演じた。この役も配役が難しいところだ。

ビシャス役アレックス・ハッセル

スパイクのかつての相棒ビシャスを演じるアレックス・ハッセルは、1980年生まれのイギリス人俳優だ。これまで、『ミニチュア作家』(2017) など、イギリスのドラマを中心に活躍を続けてきた。イギリス映画『シックハウス』(2007) ではメインキャラクターのニックを演じている。

20年越しでビシャスに…?

『シックハウス』でアレックス・ハッセルの声を担当したのは、俳優としても活躍する西凜太朗。実は、西凜太朗はアニメ『カウボーイビバップ』の第一話で最初に登場する賞金首アシモフ・ソーレンサンの声を演じている。20年越しでビシャスの声を演じる可能性はあるのだろうか…。
オリジナル版の『カウボーイビバップ』でビシャスを演じたのは、大御所・若本規夫。こちらも配役の発表に大注目だ。

現時点で、Netflixドラマ版『カウボーイビバップ』の配信時期は未定。Netflixのマーケティング戦略上、突然の発表・配信になる可能性もある。続報を心して待とう。

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