『バットウーマン』の主演にルビー・ローズ
自身もレズビアンであることを公表
DCと米テレビ局のThe CWが手がける新ドラマシリーズ『バットウーマン』の主演を、ルビー・ローズが務めることが決まった。バットウーマンはレズビアンという設定で、セクシャルマイノリティが主役となるスーパーヒーロードラマは史上初。ルビー・ローズ自身も以前より、自らがレズビアンであることを公表している。
Ruby Rose is Batwoman, coming to The CW’s crossover event this December! pic.twitter.com/ibZS15Cq7X
— Arrow (@CW_Arrow) August 7, 2018
かつては自殺未遂の経験も
ルビー・ローズは、オーストラリア出身。これまでに『バイオハザード: ザ・ファイナル』(2016)、『MEG ザ・モンスター』(2018)など、SF作品で活躍を見せてきた。ドラマでは、Netflixの人気シリーズ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(2013-)に出演している。ルビー・ローズは、12歳の時にはレズビアンであることを告白。それを機に性暴力といじめに苦しむことになり、若くして自殺を試みた経験を持つ。
LGBTQを取り巻く環境に変化の兆し
ハリウッドでは先日、スカーレット・ヨハンソンが『Rub and Tug』でトランスジェンダーの人物を演じることに強い批判を受け、降板を決断している。一方で、DCドラマでは先日、トランスジェンダーのヒーローであるドリームガール役に、同じくトランスジェンダーのニコール・メインズが起用されることが発表されたばかり。ドリームガールは来シーズンの『SUPERGIRL/スーパーガール』にレギュラー出演することが決まっている。LGBTQの人々が声をあげた結果が、映画・ドラマ界にも着実に変化をもたらしている。
新たなDCヒーローの誕生
『バットウーマン』の製作総指揮を務めるのは、『ヤング・スーパーマン』(2001-2011)で脚本を手がけたキャロライン・ドリーズと、『ARROW/アロー』(2012-)、『THE FLASH/ザ・フラッシュ』(2014-)などで製作総指揮を務めてきたグレッグ・バーランティ。
バットウーマンは既に、『ARROW/アロー』、『THE FLASH/ザ・フラッシュ』、『SUPERGIRL/スーパーガール』(2015-)等のヒーロー達が集結するエピソードに登場することが決定している。世界観を共有する「アローバース」の一つとして数えられることになり、初の実写化にして人気DCヒーローチームの仲間入りを果たす。
Source
DC Comics