ネタバレ! 〇〇は死んだ?『アガサ・オール・アロング』第3話のアレについて監督と俳優が語る | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ! 〇〇は死んだ?『アガサ・オール・アロング』第3話のアレについて監督と俳優が語る

©2024 Marvel

『アガサ・オール・アロング』配信中

MCUドラマ最新作『アガサ・オール・アロング』は、ドラマ『ワンダヴィジョン』(2021) に登場したアガサ・ハークネスを主人公にした作品。『ワンダヴィジョン』のラストでワンダに魔法をかけられたアガサのその後が描かれる。

『ワンダヴィジョン』と同じく全9話で構成される『アガサ・オール・アロング』では、第3話で驚きの展開が待っていた。あの展開にはどのような背景があったのだろうか。演じた俳優とショーランナーのジャック・シェイファーが語った言葉をチェックしてみよう。

なお、以下の内容は『アガサ・オール・アロング』第3話の結末に関する重大なネタバレを含むのでご注意を。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『アガサ・オール・アロング』第3話の内容に関するネタバレを含みます。

『アガサ・オール・アロング』第3話の衝撃展開

シャロンは死んだ?

『アガサ・オール・アロング』第3話のラストでは、アガサたちは館に用意されていた試練を抜け出すことに成功したが、唯一魔女ではなかったハート夫人ことシャロン・デイヴィスが命を落としてしまった。一同は館に用意されていた毒入りのワインを飲んでおり、その毒は最悪死に至るということに言及されていた。

薬の魔女であるジェニファーは解毒剤を作ることができたが、シャロンはそれより先に気を失っており、解毒が間に合わなかったものと思われる。第3話で早くも主要キャラが死ぬという展開は、ファンからは驚きを持って受け止められている。

それにシャロンは『ワンダヴィジョン』第1話から登場しているお馴染みのキャラクターでもある。俳優のデブラ・ジョー・ラップによる時にコミカルな、時にシリアスな演技と合わせて愛されていたキャラクターだったが、第3話でシャロンは退場となってしまうのだろうか。

「死」を取り入れること

『ワンダヴィジョン』に続き『アガサ・オール・アロング』でもショーランナーを務めるジャック・シェイファーは、米Total Filmのポッドキャストで、『アガサ・オール・アロング』第3話の展開について語っている。本作は人が死ぬ類の作品なのかという点について、ジャック・シェイファーはこう話す。

この番組では人が死ぬのか? というのは大きな課題でした。行ったり来たりして、決断はかなり遅くなりました。脚本は完成していて、キャストも決まっていて、まだ撮影はしていなかったけれど、通常、そうした問いへの答えは早く出しておくべきものです。でも、不確実だったんです。観客はどう思うのか? 私たちはそれをやるのか?

答えはイエスでした。面白いショーにしたかったんです。この番組はヴィランとされるキャラクターのものです。それに魔術を題材にした作品というのは、死といった大きな要素を取り除くとソフトになりすぎて本物にはなりません。ですから、誰かが死ななければいけないんです。

ジャック・シェイファーは、『アガサ・オール・アロング』という作品に死の概念を持ち込むことにした理由を明かしている。また、ジャック・シェイファーは最後にアガサが「シャロンって誰?」と言い放ったシーンを「番組全体で一番好きな瞬間」とも語っている。アガサはシャロンのことをワンダのヘックス(結界)の中の設定のまま「ハート夫人」として覚えており、シャロンの死という場面に直面してもピンと来ていなかった、ということのようだ。

俳優は思わせぶりなコメント

やはりシャロンは死んだということのようだが、一方で、シャロン役を演じたデブラ・ジョー・ラップの言葉も見てみよう。米TVLineの取材に応えたデブラ・ジョー・ラップは、自身のキャラクターが死ぬということについてどう思うかと問われ、「何話まで見ましたか?」と尋ねた上で以下のように話している。

もっと先まで見ないといけませんよ。でも、そうですね、私はシャロンのストーリーにはとても満足しています。

デブラ・ジョー・ラップは、シャロンの再登場があるかのような思わせぶりな発言をしている。ショーランナーのジャック・シェイファーがシャロンの死を認めるような発言をしていることを考えると、どちらかがハッタリを言っている可能性はある。

そもそもシャロンは“緑の魔女”ということにされてアガサの魔女の道に参加させられたが、元々は魔女ではない。本来の緑の魔女が他に存在しているとすれば、シャロンの退場は本物の緑の魔女を呼び込むために用意された展開なのかもしれない。

シャロンはその展開のための犠牲になってしまうのか、それともデブラ・ジョー・ラップが言うようにエピソードを見続ければ別の展開が待っているのか。アガサのドラマらしく疑心暗鬼に陥りつつも、次のエピソードの到着を楽しみに待とう。

ドラマ『アガサ・オール・アロング』は2024年9月19日(木) 午前10時よりディズニープラスで配信中。

『アガサ・オール・アロング』配信ページ

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Source
Total Film / TVLine

『アガサ・オール・アロング』第3話のネタバレ解説&考察はこちらから。

第2話のネタバレ解説はこちらから。

第1話のネタバレ解説はこちらから。

第1話でアガサが裸になったシーンの裏側はこちらの記事で。

 

ドラマ『ワンダヴィジョン』最終話のネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『ヴィジョン・クエスト(仮)』についての情報はこちらの記事で。

 

【ネタバレ注意】映画『デッドプール&ウルヴァリン』ラストのネタバレ解説はこちらから。

【ネタバレ注意】ドラマ『エコー』最終話のネタバレ解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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