日韓のSF作家が日記を通して語り合う〈日韓SF交換日記〉最終回! 全24本の日記を公開中 | VG+ (バゴプラ)

日韓のSF作家が日記を通して語り合う〈日韓SF交換日記〉最終回! 全24本の日記を公開中

日本SF作家クラブ×韓国SF作家連帯〈日韓SF交換日記〉連載中!

毎月珠玉のSF短編小説を配信しているウェブマガジン Kaguya Planet にて連載中の、日本SF作家クラブと、韓国SF作家連帯(韓国科学小説作家連帯)による共同プロジェクト〈日韓SF交換日記〉が最終回を迎えました! 月額500円〜会員登録をすると、全24本の日記をお読みいただけますので、この機会にぜひ!

Kaguya Planetとは、毎月SF短編小説を配信しているSFのウェブマガジン。

掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。

Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!

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日本SF作家クラブ×韓国SF作家連帯による交換日記プロジェクト

〈日韓SF交換日記〉では、「韓国/日本女性SF」、「フェミニズムSFと韓国/日本のマンガ」、「韓国SFの歴史と傾向」、「闘病経験を作品に盛り込む」、「ハードSFとテクノロジー」、「SF作家になるまで/なってから」、「SFと詩」など、SF業界の話から個人的な話まで、様々なテーマについて両団体の作家がそれぞれ12名、交換日記を執筆します。最終回を飾るのは、イ・シドさんが詩的な表現でSFと自身の体験について綴った日記と、田場狩さんによる「プロ」の作家になるまでを綴った日記です。

SF好きはもちろん、韓国文学を愛する人にとっても、韓国の文化的背景と個人的な経験と創作論とがぎゅっと詰まった日記はどれも読み応えがあり、お楽しみいただけると思います。日韓SF交換日記全体についての紹介はこちらから。

田場狩「SF作家になるまで/なってから」

 

イ・シド「SFが私たちのことばになるのでしょうか」(訳:廣岡孝弥)

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〈日韓SF交換日記〉連載中

Kaguya Planetでは現在、22名の作家による日韓SF交換日記を掲載しています。

初回は、両団体の代表である日本SF作家クラブ会長の井上雅彦さんと韓国SF作家連帯会長チェ・イテクさんが、交換日記の始動に寄せて、交換日記やSFへの思いを綴りました。

第二回では、池澤春菜さんが日本の女性のSF作家たちの置かれてきた境遇や変革の希望を、イ・ソヨンさんが韓国SFで女性性がどのように描かれてきたのかなどについて書いています。

第三回の白井弓子さんチョン・ヘジンさんによる「フェミニズムSFと韓国/日本のマンガ」では、白井弓子さんが『WOMBSウームズ』執筆時の思いを語り、チョン・ヘジンさんが韓国SFにおける日本と韓国の少女漫画の影響を紹介します。

第四回では、「SFに触れたきっかけ」をテーマに立原透耶さんがこれまでに出会ってきたSF作品を語り、醜くなる自由をキーワードに、チェン・イェさんがSFのどのようなところに惹かれているのかを語っています。

第五回は、韓国SFにおける日本サブカルチャーの影響についてホン・ジウンさんが語り、溝渕久美子さんがそれに応答するかたちで、日本における韓国文化の受容や両国の交流について綴っています。

第六回は、自身の病気の経験と創作をテーマに、長谷敏司さんミン・イアンさんがこれまでの闘病経験や創作への影響、そしてミン・イアンさんが長谷さんの『あなたのための物語』をどう読み解いたのか書かれた交換日記です。

第七回では、SF/ハードSFとはなにかをテーマに、ソ・ユンビンさん八島游舷さんがそれぞれのSF観を語っています。

第八回では、チョン・ドギョムさんがSF・フェミニズムとの出会いを、中野伶理さんが個人的・日常的なことをテーマにライター業とSF作家業のかかわりについて綴っています。

第九回はイ・サンファさん林譲治さんが、ハードSF・ミリタリー・ガンダムという、SFファンの間で多くの論争を生んできた三つのトピックについて真摯に向き合った交換日記です。

第十回はデイナさん揚羽はなさんが、個人的な体験が創作にもたらす影響などを綴った交換日記です。

第十一回は上田早夕里さんイ・コンへさんが、それぞれの病気の経験や、病気と創作との向き合い方について綴った交換日記です。

ウェブマガジンKaguya Planetでは特集「ホープパンク」を開催中!

ウェブマガジンKaguya Planetでは、毎月珠玉のSF短編小説を配信中。冷笑的な態度や無気力な諦めに対し、より良い世界を求めてニヒリズムや悪意に優しさと希望の力で立ち向かう、そんな態度のことを「ホープパンク」と呼びます。

ホープパンク特集では、狼女とあやかしたちの連帯と抵抗を描いたカロリン・リューダース「マヤ/28歳/狼女」(堀川夢訳)、バカンス先ではぐれたぬいぐるみが思わぬ出来事へと巻き込まれていく水町綜「あらがえ!ぬいぐるみの星」オカワダアキナ「動き回り叫ぶ三人のヌード像」という3編の短編小説を会員向けに公開中です。

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