『ヴェノム:ザ・ラストダンス』のヴィランはゼノファージ? その正体を解説&考察 | VG+ (バゴプラ)

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』のヴィランはゼノファージ? その正体を解説&考察

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『ヴェノム:ザ・ラストダンス』にシンビオートを食べるゼノファージが登場?

2024年11月1日(金)に全国劇場公開される「ヴェノム」シリーズ最終作の『ヴェノム:ザ・ラストダンス』。2024年10月25日(金)、26日(土)、27日(日)にはラージフォーマットで先行上映されることも明らかになっている『ヴェノム:ザ・ラストダンス』だが、そのヴィラン予想に新しいキャラクターが名乗りを挙げた。そのキャラクターは甲殻類を想起させる容姿を持っており、ヴェノムとエディ・ブロックを捕食しようとしたキャラクターである。その正体がシンビオートを捕食するゼノファージではないかという考察が立てられているのだ。

ゼノファージは宇宙からやってきた生物であり、変身能力や強固な甲殻、神経毒にシンビオートを特定する能力を持つ。その神経毒はゼノファージにとってシンビオートを捕縛するだけではなく、その風味を高めるとされている。ゼノファージはドーパミンが多い脳を好んで捕食する。シンビオートに寄生されるとドーパミンが増大するため、ゼノファージはシンビオートに寄生された人間ごと頭部を捕食する。

頭部を捕食する性質からゼノファージの引き起こした事件は、ヴェノムによるものだと判断されてしまい、原作コミックではヴェノムの凶暴性を抑え込んでいたエディ・ブロックは自分を捕食しようとするゼノファージと殺人事件を捜査する警察の両方から追われることになる。『ヴェノム:ザ・ラストダンス』ではキウェテル・イジョフォー演じる軍人がヴェノムとエディ・ブロックを追い、2人はゼノファージと軍の両方に追われることが考察できる。

ヴェノムが「エディ、俺たちの仲間が地球〈ここ〉に来る」というのはゼノファージに対応するためか、もしくはヴェノムの故郷の惑星クリンターにゼノファージが出現したことで亡命してきた可能性が考察できる。もし、シンビオートたちが亡命者だった場合、人類を捕食するシンビオートたちと人類は奇妙な共生関係になるか、生存をかけた戦争になる可能性があると考えられる。

シンビオートのドラゴン、グレンデルの可能性も?

しかし、あの奇妙な生物がゼノファージだと決まったわけではない。もしかすると、シンビオートのドラゴンであるグレンデルの可能性も考察できる。グレンデルはシンビオートの創造主である暗黒の神ヌルが生みだしたシンビオートであり、何千年も宇宙で暴れまわっていた。原作コミックでは、そして地球で氷漬けになっていたところを発見される形で登場した。

グレンデルが登場するとなると、シンビオートたちが封印していたビックバン以前の存在である暗黒の神ヌルが登場する可能性が高い。主演でこれまでの「ヴェノム」シリーズの脚本などに携わっていたトム・ハーディは、米IGNのYouTubeチャンネルの「シンビオートの名前か、それともデスメタルバンドの名前か」を当てるクイズでグレンデルに関して、「グレンデルを『ヴェノム:ザ・ラストダンス』に登場させなければなりません! どこかに!」と発言している。

グレンデルが登場するとすれば、暗黒の神ヌルが登場する可能性はさらに高くなるだろう。トム・ハーディがエディ・ブロックを演じるのは『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が最後になるとされている。そのため、トム・ハーディの最後の敵としてすべてのシンビオートの創造主は相応しいヴィランだと考えられるだろう。しかし、暗黒の神ヌルを1本の映画で扱うのは難しいかもしれない。そのため、見た目だけではなく映画的にもゼノファージの可能性は高いと考察できる。今後の予告編公開に注目していきたい。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は2024年11月1日(金)より全国劇場公開。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』公式サイト

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』はBlu-rayが現在発売中。

Source
IGN YouTube Channel

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』のもう1人のヴィランに関する考察と解説はこちらから。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の暗黒の神ヌルに関する考察と解説はこちらから。

『クレイヴン・ザ・ハンター』予告の解説&考察はこちらの記事で。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ラストの解説はこちらから。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でのトキシン登場の考察と解説はこちらから。

『モービウス』監督が語ったラストの意味はこちらから。

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鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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