キャスト&キャラクター紹介『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』 | VG+ (バゴプラ)

キャスト&キャラクター紹介『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』

© 2022 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, DUNGEONS & DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. © 2022 HASBRO.

ファンの“ツボ”を抑えた豪華キャスト

2023年3月31日(金)公開の映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』。「D&D」こと「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(1974-)というTRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)の実写映画化作品が今公開されるということで注目を集めている。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016-)で主人公たちがプレイしていたことでも注目されている「ダンジョンズ&ドラゴンズ」だが、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』ではテーブルの上で少年時代に繰り広げた空想を豪華キャストが再現してくれる。その豪華キャストも少年時代にTRPGなどをプレイしていた子供たち、いわゆるオタクやギークと呼ばれた人々の“ツボ”を押さえるキャスティングとなっている。

海外の著名な映画レビューサイト「ロッテントマト」でも高い評価を獲得し、それを公式Twitterが“実は評価が良い”という下から目線の宣伝をしている『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』。本記事では『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』に登場するキャラクターと豪華キャスト、そして豪華吹替声優に関して、映画公開前に公式が発表している以上のネタバレなしで紹介していきたい。

“おかしなパーティー”を演じるキャストたち

「運命は誰と組むかにかかっている」という日本語版キャッチコピーの通り、主人公たちのパーティーはくせ者揃いだ。一族の鼻つまみ者や変わり者に異端児など、“普通”という枠組みから外れていること(アウトローであること)こそが強みということを体現したパーティーのメンバーは作品の核となるメッセージにも関わってくる存在だ。

エドガン・ダーヴィス 演:クリス・パイン(吹替声優:武内駿輔)

主人公を務めるのが吟遊詩人のような恰好をした盗賊のエドガン・ターヴィスだ。エドガン・ターヴィスはこの“おかしなパーティー”のリーダーを務め、人を惹きつけるカリスマ性と計画立案力や発想力を持った切れ者だが、それゆえに少々無鉄砲なところがあったり、賭けに出たりする“くせ者”の一人でもある。

また、仲間を焚きつけるのも得意で、よく言えばカリスマ、悪く言えば大口をたたくのがエドガン・ターヴィスだ。予告映像でも喧嘩より口が達者な姿を観ることができる。そのようなエドガン・ターヴィスが愛する人のため「よみがえりの石板」を狙ったことで、物語の歯車が動き始める。

そのようなパーティーをまとめるエドガン・ターヴィスを演じるのは2009年のJ・J・エイブラムス監督たちによるリメイク版「スタートレック」シリーズで主人公のカーク船長を演じたクリス・パイン氏だ。「スタートレックス」シリーズと言えばアメリカのSF作品の代表格で、アメリカのオタクやギークが好きな作品としてトップにあがる最早カルチャーとも言うべきシリーズだ。

他にもクリス・パイン氏は「ワンダーウーマン」シリーズでガル・ガドット氏演じるワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスがセミッシラ島を出るきっかけを作ったもう一人の主人公のスティーブ・トレバーを演じるなど、今やアメリカのオタクやギークたちにとって外せない俳優となっている。

日本語吹替声優を務めるのはHIP-HOPアーティストの顔も持つ武内駿輔氏だ。デビュー作品の『アイドルマスターシンデレラガールズ』では17歳ながら、あまりにも渋く、深みのある声で「武内P」と呼ばれ人気となった。その一方で「アナと雪の女王」シリーズのオラフ役など、コミカルなキャラクターを演じることも得意という振り幅の広い演技力を持つ。また、歌唱力にも定評があるためエドガン・ダーヴィスとしての歌声にも期待だ。

ホルガ・キルゴア 演:ミシェル・ロドリゲス(吹替声優:甲斐田裕子)

エドガン・ターヴィスの相棒であり、兄弟姉妹のように信頼し合っているのが戦士のホルガ・キルゴアだ。寡黙で優しい心を持つが、一度怒ったら手の付けられない冷酷無比な戦士としての一面を持つホルガ・キルゴア。斧を振るい、雄叫びを上げるその姿は正しく無敵の戦士と言える。

ホルガ・キルゴアを演じるのは『ガールファイト』(2000)でボクシングに情熱をかける主人公を演じてデビューし、代表作に「ワイルド・スピード」シリーズのレティなどがあげられるミシェル・ロドリゲス氏だ。兵士や軍人、戦士役を演じさせるのならばミシェル・ロドリゲス氏の右に出るものはいないと言って過言ではない。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』ではこれまでのハリウッド映画にありがちな官能的な美女としてではなく、筋骨隆々の頼れる戦士として描かれるホルガ・キルゴア。予告映像でも、ミシェル・ロドリゲス氏の逞しい腕から振り下ろされる斧を観ることができ、少年時代に空想した無敵の戦士を体現したキャラクターと言える。

日本語吹替声優を務めるのは『機動戦士ガンダムUC RE:0096』(2016)のマリーダ・クルスや「銀魂」シリーズで月詠を演じた甲斐田裕子氏だ。甲斐田裕子氏は洋画の吹替も多く務めており、「ワンダーウーマン」シリーズではガル・ガドット氏演じるワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスの声を演じている。甲斐田裕子氏の演じる力強いホルガ・キルゴアに期待が高まる。

サイモン・アウマー 演:ジャスティス・スミス(吹替声優:木村昴)

名家出身の魔法使いで高い実力を持っていると言われながらも自分に自信の持てないのがサイモン・アウマーだ。邪悪な呪いやあらゆる魔法を破る「魔法破りの兜」難攻不落のダンジョンを突破するのに必要不可欠な好きな場所に出口と入り口を作れる「ここ・そこの杖」などの魔法アイテムの使い手だが、それでも自信が持てないという”陰キャ”なオタクなファンたちの目線で物語を展開してくれる。

サイモン・アウマーを演じるのは「ジュラシック・ワールド」シリーズのフランクリン・ウェブや、『名探偵ピカチュウ』(2019)で主人公のティム・グッドマンを演じたジャスティン・スミス氏だ。ジャスティン・スミス氏は2017年には「フォーブス30アンダー30」に入っている若手きってのホープである。

日本語吹替声優を務めるのは「ドラえもん」シリーズや「ヒプノシスマイク」シリーズ、そして近年では大河ドラマ出演でも話題になっている木村昴氏だ。目覚ましい活躍を見せる木村昴氏だが、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の予告編ではジャイアンなどの勇ましい演技と違ったおどおどと自信の無い少年の演技をみせてくれる。

ドリック 演:ソフィア・リリス(吹替声優:南沙良)

「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に登場する架空の種族で、太古にフィーンド(デビルやデーモンといった地獄由来のモンスター)と交わった人間の子孫のティーフリングであり、自然の化身のドルイド(古代ケルトの司祭)なのがドリックだ。ドリック最大の強みは小さなネズミから巨大なフクロウの頭とクマの体を持つ「アウルベア」に至るまで何にでも変身できること。ドリックはその能力とスリングショットを用いて潜入から戦闘までなんでもこなす。

ドリックを演じるのは「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」シリーズで主人公たちルーザーズ・クラブのベバリー・マーシュ役で有名なソフィア・リリスだ。「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のルーザーズ・クラブは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の全盛期にプレイしていたような世代の子供たちであり、まさしく当時のオタクやギークの“ツボ”をおさえたキャスティングと言える。

日本語吹替声優を演じるのは『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が吹替声優デビューとなる南沙良氏。2017年に俳優デビューして以降、近年では地上波ドラマで目覚ましい活躍を見せてくれている。また、サイモン・アウマーの日本語吹替声優の木村昴氏とは『鎌倉殿の13人』(2022)で間接的に共演もしている。

ゼンク・イェンダー 演:レゲ=ジャン・ペイジ(吹替声優:中村悠一)

馬鹿らしくなるほどの真面目な正義と誇り、そのすべてを守ると誓った伝説の聖騎士がゼンク・イェンダーだ。華麗な剣捌きでモンスターや敵を倒していくゼンク・イェンダーは、少年時代にTRPGをプレイしていた少年少女が想像していた神話のヒーローを体現した人物と言える。

ゼンク・イェンダーを演じるレゲ=ジャン・ペイジ氏Netflix制作ドラマ『ブリジャートン家』(2020-)のサイモン・バセットで一躍有名になった俳優で、2021年にはアメリカを代表するバラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」にホストとして出演も果たした。

日本語吹替声優を務めるのは『呪術廻戦』の五条悟や『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』のブローノ・ブチャラティ、MCUでキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じた中村悠一氏だ。アニメ作品の活躍も有名な中村悠一氏だが、『リーサル・ウェポン2/炎の約束』(1989)を観て声優を志したというだけあって洋画の吹替も多く担当する中堅声優で、その安定した演技力に期待できる。

“悪いヴィラン”を演じるキャストたち

ヒーローの活躍には敵の存在が必要不可欠だ。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』では小悪党から強大な闇の存在に至るまで、様々な形のヴィランが登場する。ある意味で鼻つまみ者や異端児で構成された“おかしなパーティー”の面々とは対になる存在でもある。

フォージ・フィッツウィリアム 演:ヒュー・グラント(吹替声優:森田順平)

自分の利益のためには舌先三寸で相手を言いくるめ、何でも利用する狡猾な詐欺師がフォージ・フィッツウィリアムだ。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の予告編で、まるで舞台俳優かのように演説をする姿はTRPGにおけるゲームマスターを想起させる人物だ。

フォージ・フィッツウィリアムを演じるヒュー・グラント氏と言えば、「ロマンティック・コメディの女王」と呼ばれたメグ・ライアン氏に対して「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれた俳優だ。『パディントン2』(2017)では落ちぶれた俳優で、詐欺まがいの行動を繰り返して再起を図るフェニックス・ブキャナンを演じ、ロマンティック・コメディ以外にもずる賢い小悪党役としても素晴らしい演技をみせている。

日本語吹替声優を務めるのは森田順平氏だ。森田順平氏は声優としての活動だけではなく、『3年B組金八先生』(1979-2011)で数学教師の乾友彦役で約30年間も出演しているベテラン俳優だ。多くの実写作品に出演する一方、「NARUTO」シリーズの長門、「クレヨンしんちゃん」シリーズの園長先生の二代目声優など、他にも特撮作品や洋画吹替など多数の作品に出演している。

ソフィーナ 演:デイジー・メイ・ヘッド(吹替声優:沢城みゆき)

時間停止などあらゆる魔法を扱う邪悪な赤き魔女で、ザス・タムという邪悪な魔術師と闇の組織に仕えるのがソフィーナだ。ソフィーナは同じ魔法を使う存在でもジャスティン・スミス氏演じるサイモン・アウマーを凌駕する能力を有する。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』予告編からもソフィーナが“おかしなパーティー”の面々にとって最強の敵とも言うべきキャラクターであることが見て取れる。

ソフィーナを演じるデイジー・メイ・ヘッド氏は多くのドラマシリーズに出演し、Netflix制作『サンドマン』(2022)ではデヴィッド・シューリス氏演じるドクター・ディスティー/ジョン・ディーによって大混乱に陥るダイナーの犠牲者の一人、ジュディ・タルボットを演じた。デイジー・メイ・ヘッド氏自身は、父親はアンソニー・ヘッド氏、妹はエミリー・ヘッド氏、叔父はマレー・ヘッド氏という俳優一家の生まれだ。

日本語吹替声優を務めるのは沢城みゆき氏。『デ・ジ・キャラット』(1999)での新人声優オーディションでのデビュー以降、「ルパン3世」シリーズの峰不二子など第一線で活躍し続けてきた声優だ。「キック・アス」のヒットガールやMCUのヴァルキリーなど洋画吹替でも活躍している。沢城みゆき氏の高い演技力がどのように活かされるのか、注目したい。

ザス・タム 演:イアン・ハンモア(吹替声優:岩崎ひろし)

諸悪の根源の一人のザス・タムには「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズで黒魔術師パイアット・プリーを演じたイアン・ハンモア氏がキャスティングされている。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』予告編でも邪悪な魔術師のような姿が見られる。日本語吹替声優を務めるのは「スターウォーズ」シリーズでC-3POの二代目声優でもある岩崎ひろし氏だ。

脇を固める魅力的なキャラクター&モンスター

脇を固めるキャラクターたちにも豪華なキャストと吹替声優が採用されている。エドガン・ターヴィスの娘であるキーラ・ダーヴィスを演じたのは『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)で主人公ジェイクとネイティリの子供のロアクの幼少期を演じたクロエ・コールマン氏がキャスティングされている。その吹替を担当するのは『ラブライブ!サンシャイン!!』(2015)で桜内梨子を演じる逢田梨香子氏だ。

更には喋る死体役にリメイク版「うる星やつら」シリーズ諸星あたるを演じる神谷浩史氏、トム・クルーズ専属の吹替声優でも知られる森川智之氏、近年ではドラマ出演も目覚ましい津田健次郎氏、「テニスの王子様」シリーズの跡部景吾役の諏訪部順一氏という贅沢っぷりだ。

モンスターたちも「ヒックとドラゴン」シリーズのグロンクルなどを思わせる太ったレッドドラゴンや、「ドラゴンクエスト」シリーズでもお馴染みの宝箱に擬態するミミックやスライムに似たゼラチナス・キューブ、「ファイナル・ファンタジー」シリーズにも登場するディスプレイサー・ビーストなど多くのファンタジー作品に影響を与えたモンスターが登場する。

現代のファンタジー作品やゲームを語る上で外せないTRPG「ダンジョン&ドラゴンズ」。それを現代に実写作品としてよみがえるにあたり、どのような作品となるのか。注目していきたい。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』公式サイト

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鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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