『キャシアン・アンドー』シーズン2は3話ずつ配信へ
2022年にシーズン1が配信され、高い評価を得た「スター・ウォーズ」ドラマ『キャシアン・アンドー』のシーズン2が2025年4月23日(水) より配信を開始する。ディエゴ・ルナが主演を務める本作は、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016) へ繋がる物語として、反乱軍の知られざる戦いが描かれる。
『キャシアン・アンドー』シーズン1では、主人公のキャシアン・アンドーが反乱軍に加わるまでのストーリーが描かれた。シーズン2ではそれから1年後から幕を開けるとされており、『ローグ・ワン』と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1985) までの最後の4年間が舞台になる。
ディズニープラスの発表によると、ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2は毎週3話ずつ配信されるという。「スター・ウォーズ」としても、ドラマ作品全般で見ても異例の施策で、シーズン2の全12話が4週間=1ヶ月で配信されることになる。
スカイウォーカー・サーガに匹敵する作品に
だが、この『キャシアン・アンドー』シーズン2の配信スケジュールには伏線があった。本作のシーズン1は全12話で、4人の脚本家が3話ずつ脚本を担当していた。フェリックス、アルダーニ、ナーキーナ5、そしてもう一度フェリックスを舞台にしたストーリーの中で、シーズン1では惑星ごとにエピソード監督と脚本家を分担していたのである。
この構成について、『キャシアン・アンドー』の製作総指揮も務めた主演のディエゴ・ルナは、キャスティングやリハーサル、撮影も3話ごとに進めたと明かしていた。登場人物も3話のブロックごとに入れ替わるため、「映画を4本やったようなもの」とも語っている。
シーズン1ではフェリックスを舞台にした第1話から第3話までが初週に同時配信され、アルダーニを舞台にした第4話から第6話までは毎週1話ずつの配信になった。再びフェリックスを舞台にした第7話とフィナーレの第11話、第12話、ナーキーナ5を舞台にした第8話、第9話、第10話も1話ずつ配信されている。
『キャシアン・アンドー』シーズン2では、きっちり3話ずつ配信されるということで、まさに4週にわたって「スター・ウォーズ」の新作映画が毎週配信されるような贅沢な体験が期待できそうだ。それにシーズン2は『ローグ・ワン』までの4年間を描くということなので、毎週各ブロックで1年ずつ描かれるとすれば、全く新しいドラマ体験になり得る。
また、『キャシアン・アンドー』シーズン1とシーズン2で計8本の映画に相当する物語が描かれるということで、映画『ローグ・ワン』と合わせれば、全9本の映画が制作されたスカイウォーカー・サーガに匹敵するボリュームになる。キャシアンを中心に反乱の時代の群像劇を描くドラマ『キャシアン・アンドー』 は、「スター・ウォーズ」フランチャイズに新たな伝説を残すことになりそうだ。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2では、第1話から第6話までの監督をアリエル・クレイマンが担当する。第1話から第3話までの脚本はシリーズ全体を指揮するトニー・ギルロイ、第4話から第6話までの脚本はボー・ウィリモンが担当する。第7話から第9話までの監督はヤヌス・メッツ、脚本はダン・ギルロイが担当し、第10話から第12話の監督をアロンソ・ルイスパラシオス、脚本をトム・ビッセルが担当する。
キャストでは主演のディエゴ・ルナが続投し、ルーセン・レイエル役のステラン・スカルスガルド、モン・モスマ役のジェネヴィーヴ・オーライリー、ソウ・ゲレラ役のフォレスト・ウィテカーらも続投する。シーズン2には、ベン・メンデルソーン演じるデス・スターの開発責任者オーソン・クレニックが登場することも明かされている。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2は2025年4月23日(水) よりディズニープラスで配信開始。初週に第1話から第3話までが同時配信され、その後、5月14日まで毎週3ずつが配信される見込み(日本の配信スケジュールは未発表)。
ディエゴ・ルナがシーズン1のテーマや裏側について振り返った内容はこちらの記事で。
『キャシアン・アンドー』シーズン1最終回の第12話のネタバレ解説はこちらの記事で。
トニー・ギルロイがシーズン2について語った内容はこちらから。