2021年も『SFが読みたい!』発売
早川書房より『SFが読みたい! 2021年版』が2021年2月10日(水)に発売される。「SFが読みたい!」は2000年以降、毎年刊行されているSFのガイドブックで、各年のSF小説を対象としたランキングが発表される。このランキングはSF関係者約100名を対象としたアンケートによって選ばれており、SF界の中で評価が高かった作品が一目で分かるようになっている。昨年に続き表紙のイラストを手掛けたのは今井哲也。
『SFが読みたい!』では、国内篇と海外篇のランキングが掲載される。国内SFでは、2018年は飛浩隆『零號琴』が、2019年は伴名練『なめらかな世界と、その敵』がベスト1位を獲得した。海外SFでは、2018年はケン・リュウ編『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』、2019年は劉慈欣『三体』と、2年連続で中国SFがベスト1位を獲得しており、2020年に日本語訳が刊行された劉慈欣『三体II:黒暗森林』(翻訳監修: 立原透耶、翻訳: 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ) や立原透耶編『時のきざはし』の順位にも注目が集まる。
『SFが読みたい! 2021年版』はランキング以外にも、2021年の各出版社のSF書籍刊行予定や、SF関連書籍&DVD目録、年間SF関連トピックなど、読みどころ満載。最近SFに興味を持ったという方にとっても、SFの最新の動向をキャッチアップする絶好のチャンスだ。
『SFが読みたい! 2021年版』は早川書房より、2021年2月10日(水)発売。