第二回かぐやSFコンテスト開催 最大4,000字の短編小説で海外に挑戦【詳細&テーマ発表】 | VG+ (バゴプラ)

第二回かぐやSFコンテスト開催 最大4,000字の短編小説で海外に挑戦【詳細&テーマ発表】

第二回かぐやSFコンテスト開催

2,000~4,000字のSF短編小説を対象にした「かぐやSFコンテスト」を2021年も開催します!

第二回かぐやSFコンテスト特設ページはこちら

第二回かぐやSFコンテストでは、第一回と同じく大賞に選ばれた作品は英語と中国語に翻訳。また、筆者名を伏せた状態で行う読者投票も実施します! 更に、今回はよりフェアな審査の仕組みを導入した上で、4名の審査員が応募作品の審査を行います。

第二回かぐやSFコンテストの開催概要は以下の通りです。

かぐやSFコンテストとは

かぐやSFコンテストは、日本のSFを世界につなげる架け橋になることを目指す短編小説のコンテストです。主催はSFメディアのバゴプラ大賞に選出された作品は英語・中国語に翻訳され、バゴプラ内に掲載されます。

また、最終候補に残った作品は読者投票の期間を設け、最多得票を得た作品には読者賞が授与されます。読者投票は筆者名を伏せた状態で実施されるため、純粋に読者が「面白い」と思った作品に読者賞が贈られます。かぐやSFコンテストは、読者と共につくっていくプロジェクトでもあります。

私たちは、”世界の人々に読まれる”という前提でSF小説を書いてもらうこと、短い作品でも評価される場所をつくりだすことも、日本のSFを更に前進させる契機になると信じています。

第二回かぐやSFコンテストのテーマ

第二回かぐやSFコンテストテーマは、「未来の色彩」です。
あなたが思う未来の色は何色ですか。

第一回目のテーマには「未来の学校」を設定し、自由で多種多様な作品が集まりました。第一回目の最終候補作品とHonorable Mention(選外佳作)に選ばれた作品はこちらから無料で読むことができます。

第一回かぐやSFコンテストの応募作品を読む

【要チェック】応募の仕組み

第二回かぐやSFコンテストでは、応募者には完全匿名で作品を応募していただきます。審査員は一次審査において、作品のタイトルと本文だけで審査を行います。審査員は、様々な種類のバイアスから自由になった上で審査を行い、純粋に「面白い」「海外に向けて発信したい」と思える作品を選出します。

審査の流れと注意事項は以下の通りです。

審査の流れと注意事項

  1. 全ての応募者は無記名で、①作品のタイトル、②作品の本文(2,000-4,000字)、③Eメールアドレスをフォームに入力してご応募いただきます。
  2. タイトルや本文にご自身の筆名や本名が記載されていた場合は失格となります。ご注意ください。
  3. 応募者のEメールアドレスは事務スタッフが管理し、審査員には伏せられます。そのため、Eメールアドレスには筆者の名前が含まれていても構いません。
  4. 応募作品は各審査員に振り分けられ、一編につき二名の審査員が下読み(一次選考)を行います。
  5. 応募期間終了後、審査員4名による一次選考会議を行い、最終候補作品(10編)を決定します。
  6. 最終候補作に選ばれた作品の筆者には、事務スタッフより応募時に入力したEメールアドレスへ連絡が入ります。
  7. 最終候補に選ばれた作品は、読者投票の期間中、筆者名を匿名として特設ページ内に掲載します。
  8. 読者は投票期間中、一人一票だけ、好きな作品に投票できます。
  9. 投票期間終了後、最終候補作品の筆者名を公開します。最終候補に選ばれた各作品の筆者名は結果発表時(9月4日)に行います。
  10. その後、最終選考を経て、審査員に選ばれた「大賞」と、読者の投票によって選ばれた「読者賞」の二賞が選出されます。

コンテストの概要

審査員について

第二回かぐやSFコンテストは、一次選考から最終選考までを4名の審査員で選考します。

審査員プロフィール(五十音順)

井上彼方 (Kaguya Planetコーディネーター)

1994年生まれ。VG+合同会社クリエイティブ・ディレクター。2020年、第1回かぐやSFコンテストで審査員を務める。同年よりSF短編小説をオンラインで定期掲載するKaguya Planetでコーディネーターを務める。編著書に『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』(2020, 社会評論社)。

奥村勝也 (編集者)

1982年生まれ、小説の編集者。近年の担当書籍は柞刈湯葉『人間たちの話』や竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』(それぞれ2020、ハヤカワ文庫JA)など。2018年、2019年に第3期、第4期「ゲンロン 大森望 SF創作講座」で講師を勤める。

坂崎かおる (兼業作家)

2020年、第1回かぐやSFコンテストで審査員特別賞を受賞。受賞作「リモート」が「Remote」としてDaily Science Fictionに掲載(訳 Toshiya Kamei)。2021年、SFウェブメディアバゴプラとSF同人誌『SFG Vol.03』に姉妹編のSF短編小説「パラミツ戦記」と「常夜の国」を掲載。『小説すばる』20216月号にエッセイを寄稿。第3回百合文芸小説コンテストで『電信柱より』がSFマガジン賞を受賞。

橋本輝幸 (SF書評家)

1984年生。SFウェブジン「Rikka Zine」を主催。2008年より「S-Fマガジン」などでSF小説の紹介者/書評家として活躍。編著書『2000年代海外SF傑作選』(2020, ハヤカワ文庫SF)、『2010年代海外SF傑作選』(2020, ハヤカワ文庫SF)。2020年、第一回かぐやSFコンテスト審査委員長を務める。

日程

第二回かぐやSFコンテストの日程は以下の通りです。

  • 応募期間:7/3(土)-7/19(月)
  • 一次選考期間:7/20(火)-8/8(日)
  • 最終候補作品の発表と通過者への連絡:8/8(日) ※
  • 最終候補作品を匿名で公開/読者投票期間:8/14(土)-8/25(水)
  • 最終候補作品の筆者名公開:8/26(木)
  • 審査員による最終選考期間:8/26(木)-8/28(土)
  • 選評および結果の発表/最終候補作品の筆者名公開:9/4(土)
  • 大賞受賞作品の英語・中国語翻訳を公開:秋頃

※ 最終候補に残った作品の筆者には、8/8(日)から8/13(金)の間に、誤字脱字の確認や簡単なプロフィールの提出にご協力いただきます。

※上記の日程は、状況に応じて変動する場合がございます。

賞品について

大賞
・受賞作品を英語と中国語に翻訳し、バゴプラに掲載
・海外メディアへの露出やオンラインイベントへの出演サポート ※
※受賞者が希望する場合のみ。露出を望まれない場合は主催者が広報を行います。受賞者が希望する場合、オンラインイベント/パネルでの通訳や、海外メディアへの記事の持ち込みなど、エージェントとして可能な限りのサポートを行います。期間は受賞から一年間です。

読者賞
・図書カード 3万円分

※大賞……審査員4名が最終候補の中から選出。
※読者賞……読者投票で最も得票数が多かった作品を選出。
※大賞と読者賞が同一作品になった場合、全ての賞品が同一の筆者に贈呈されます。

応募について

対象となる作品
「未来の色彩」をテーマに書かれたSF小説。日本語で書かれた自作未発表の作品。
・ウェブ上や非商業同人誌など、いかなる媒体でも既に発表した作品は応募不可とします。

応募資格
・不問。プロ・アマ問わず、どなたでもご応募いただけます。

文字数
・2,000字~4,000字。

応募可能数
・一人につき一作品まで。

応募方法
・特設ページにあるフォームに文章を貼り付けて、Eメールアドレスと作品タイトルを記入の上ご投稿ください。

応募先
・特設ページに設けられた専用フォームからご応募いただけます。第二回かぐやSFコンテストの特設ページはこちら。

応募期間
2021年7月3日(土)~7月19日(月) 23時59分迄

コンテストに関する最新情報は、バゴプラのTwitter(@vagopla)でお届けします。ぜひフォローをお願いします!

応募規約

  • 他の文学賞と重複して投稿した作品は失格といたします。
  • 審査に関するお問い合わせには応じられません。
  • 本コンテストで入手した個人情報は、他の目的には使用いたしません。
  • 本コンテストでは、完全匿名で応募を受けた作品を対象に審査を行います。応募に関連した審査員への直接の連絡や、公の場において自作のタイトルや内容を匂わせる行為は失格の対象となります。
  • 応募は一人一作品のみです。不正が発覚した場合は失格となります。
  • 最終候補作品への読者投票を匿名で行うため、全ての応募者は、どのようなタイトルと内容で応募を行なったかについて、最終候補作品のタイトルが発表されるまで公言しないでください。最終候補に残った作品の筆者は、最終候補に残ったということは公言して頂いて構いません。ただし、どの作品が自分の作品かは、8月26日(木) 0時に読者投票が締め切られるまで9月4日(土) に運営から各作品の筆者名を公開するまで*は秘匿していただきます。不正が発覚した場合は失格となり、最終候補への選出は取り下げとなります。*8月8日(日)に実施した一次審査会議での審査員と運営による議論の結果、最終候補作品の筆者名公開は読者投票終了時点ではなく、大賞および読者賞を発表する9月4日(土)に行うことにいたしました。 これにより、審査員は最終選考期間も作品の筆者を知ることなく、作品名と本文のみで審査を行うことになります。可能な限り審査に匿名性を残すための措置となっています。

著作権について

応募した作品の著作権は、作品の執筆者に帰属します。著者は作品を自由に収益化することができます。

最終候補作品に選ばれた作品は、8/14(土)-8/25(水) の読者投票期間中、筆者名を伏せてウェブ上に掲載され、8/26(木) 以降9/4(土)の結果発表以降は筆者名と共に公開されます。

特設ページに掲載された最終候補作品は、2022年1月1日(土) 以降、取り下げの申請が可能になります(2021年12月31日以前の掲載取り下げは応じられません)。取り下げ後にその他の媒体に掲載される場合は、掲載先のリンクまたは商品リンクの提供をお願いいたします。

第一回かぐやSFコンテストでは

第一回かぐやSFコンテストは2020年6月から8月にかけて開催され、360名から416編の応募が集まりました(第一回は一人二編まで応募可、第二回は一人一編まで)。「未来の学校」をテーマにした第一回目は、勝山海百合さんの「あれは真珠というものかしら」が満場一致で大賞に輝きました。読者賞には佐伯真洋さんの「いつかあの夏へ」が選ばれ、新設した審査員特別賞に大竹竜平さんの「祖父に乗り込む」、審査員特別賞に坂崎かおるさんの「リモート」が選出されました。

また、Honorable Mention(選外佳作)に選出された作品は、筆者の皆さんに送って頂いた作品リンクを掲載。これらの作品が次々と翻訳され、海外のSF媒体に掲載されるなど、日本のSFに新しい流れが生まれました。

第一回かぐやSFコンテストの結果を見る

また、第一回かぐやSFコンテストの結果を受け、バゴプラではSF短編小説を定期的にウェブ上に掲載するKaguya Planetを2020年12月にスタート。新たなSF短編小説の発表の場として、良質なSF作品を次々と公開しています。

Kaguya Planet

第一回目からの変更点

1. 審査員

第一回目は、全ての審査員が全ての作品を読む仕組みを採用しましたが、第二回目は一編あたり二人の審査員が割り当てられます。応募作品は審査員4名に均等に振り分けるため、各審査員が一つの応募作品を読む確率は50%ずつになります。

2. 翻訳者

第一回目は翻訳者を決定した上で募集を行いましたが、第二回目は受賞作が決定してから翻訳者への依頼を行います。

3. 応募数

ごめんなさい、今回は一人一編のみ応募可能です!
前回は一人二編まで応募可能でしたが、今年は「これ!」という一本をお送りください。

4. スケジュール

スケジュールが昨年よりも後ろ倒しになっています。間違いのないよう、ご確認ください。

5. 匿名での応募

前述の通り、今年は筆者匿名の状態で審査を行います。作品内に筆者名は記載しないでください。

6. 特設ページ

今年は応募期間に入ると同時に特設ページをオープンします。

第二回かぐやSFコンテスト特設ページはこちら

 

本コンテストについて気になる点や質問がありましたら、以下までお問い合わせください。

info@virtualgorillaplus.com

皆さんのご応募をお待ちしております!

 

Kaguya Planetでは毎月SF短編小説を配信中!

現在バゴプラでは、SF短編小説を定期的にウェブ上に掲載するKaguya Planetを主宰しています。Kaguya Planetは第一回かぐやSFコンテストの結果を受けて始動したプロジェクトです。月500円で登録していただくと、毎月先行公開の作品を読むことができます。Kaguya Planetを出版につなげていく計画も進行中。

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