花江夏樹、狩野英孝からのメッセージも『Dead by Daylight』ファンイベント「TADAIMA JAPAN」で制作陣がファンと交流 | VG+ (バゴプラ)

花江夏樹、狩野英孝からのメッセージも『Dead by Daylight』ファンイベント「TADAIMA JAPAN」で制作陣がファンと交流

「Dead by Daylight:TADAIMA JAPAN」開催

人気ゲーム『Dead by Daylight』のファンイベント「Dead by Daylight:TADAIMA JAPAN」が2025年3月12日(水) に都内で開催され、多くのファンが駆けつけた。

『Dead by Daylight』は4対1でオンライン対戦を行うマルチプレイヤーホラーゲームで、2016年の発売以来、多くのオリジナルキャラクターと映画やゲーム、アニメにおけるホラーアイコンとのコラボレーションを実現。伝説的なホラーキャラクターが再認識される場所としても世界的な支持を得ている。

本イベントには、初期開発チームの一人でBehaviour Interactiveパートナーシップ責任者のマシュー・コート、『Dead by Daylight』シニアクリエイティブディレクターのデイブ・リチャードが登場。6年ぶりの来日でファンとの交流を楽しんだ。

左からマシュー・コート、デイブ・リチャード、柏木べるくら

チケットは発売直後に完売となる盛況ぶりで、午後に行われた二度の交流会では、Q&Aやプレゼント配布、写真撮影などを通して制作陣の二人とファンが交流を深めた。その他にも会場ではグッズの物販、ファンアートのギャラリーやメッセージボードの展示も行われた。

10周年へ向けての目標が発表

夜に開催されたライブイベントでは、マシュー・コートとデイブ・リチャードが登壇。MCのブルナー実久、サプライズゲストのインフルエンサー陣、柏木べるくら顔芸ちくのぼとトークを繰り広げた。

左からマシュー・コート、デイブ・リチャード、柏木べるくら、顔芸、ちくのぼ

マシュー・コートとデイブ・リチャードはこの日までに日本観光を満喫しており、豚骨ラーメンを堪能したというエピソードも。マシュー・コートは「日本の伝承を含むホラーは世界でも有名」と語り、今後も日本の要素を題材にした展開に意欲を示した。

また、マシュー・コートは「DbDを通して友人ができたり結婚する人もいて、このゲームを通して繋がりが生まれることを嬉しく思っています」と語り、2026年に控える10周年へ向けて「プレイヤー数1億人突破」を目標に掲げた。

現在、『Dead by Daylight』のプレイヤー数は約6,000万人で、『DbD』の世界観を活用した『Hooked On You』『The Casting of Frank Stone』といったスピンオフゲームが発売されている他、実写映画化の企画も進行している。デイブ・リチャードも「みんなが『Dead by Daylight』のプレイヤーになるまで、『もう10年、もう10年』と言い続けたいです」と、新規プレイヤーの開拓を目指す決意を見せた。

『東京喰種トーキョーグール』コラボでサプライズ

「Dead by Daylight:TADAIMA JAPAN」開催日の同日には、『東京喰種トーキョーグール』とのコラボレーションも発表され、主人公の金木研がキラーとして『DbD』に参戦することが明らかになった。

デイブ・リチャードはキラーとしての金木研について、「特に再現したかったのは頂点捕食者であること、そして圧倒的な機動力でした。機動力については難しいチャレンジでしたが、チームは素晴らしい仕事をしてくれました」と語り、マシュー・コートは「コラボをする時にはキャラクターや作品へのリスペクトを感じられる作りでなくてはなりません。『東京喰種トーキョーグール』の素晴らしさを感じられるように作ることを大事にしました」とコラボの背景を語った。

『DbD』では金木研が人間と喰種の間で抱える葛藤は残っているかという ちくのぼ からの質問に、デイブ・リチャードは、『DbD』の金木研はその葛藤がかなり奥深くに沈んでしまっていて、衝動がMAXになっている状態だと解説。「金木を操るプレイヤー自身が葛藤を味わってほしい」と、ゲームならではの楽しみ方を提示した。

イベントでは、インフルエンサーのちゃみするここれもんも加わり、エキシビションマッチも開催。さらにアニメ『東京喰種トーキョーグール』で金木研の声を演じる花江夏樹からの特別メッセージも上映された。

左から ここれもん、ちゃみする

メッセージを寄せた花江夏樹(左)

花江夏樹からは、「他にも『東京喰種トーキョーグール』のキャラクターがたくさん登場しますので、ぜひコラボを楽しんでください」と、サプライズな発表も。『東京喰種トーキョーグール』からは金木研以外のキャラクターも『DbD』に参戦することが明かされた。

狩野英孝からのメッセージも

終盤には会場とのQ&Aも行われ、時間の許す限り制作陣の二人とインフルエンサーの5人が質問に答えた。そして、イベントのラストを締め括ったのは、『Dead by Daylight』の実況配信で日本における『DbD』の認知度拡大に貢献した狩野英孝からのメッセージ映像だった。

メッセージを寄せた狩野英孝(左)

狩野英孝はこの日イベントに参加できなかったことを詫びつつ、「本当に素晴らしいゲームを作ってくださり、誠にありがとうございます! この『Dead by Daylight』を通して色んな方と巡り会えたり、ゲームを通して色んなドラマを体験できたり、感動が生まれたり、本当に素晴らしいゲームだと思っております」と、制作陣の二人に感謝を伝えた。

その後、マシュー・コートとデイブ・リチャードは、登壇者達と詰めかけたファン達と記念撮影を行い、会場の出入り口で帰路につくファン達を見送った。「Dead by Daylight:TADAIMA JAPAN」は、登壇したインフルエンサーやメッセージを寄せた著名人を含むコミュニティの熱量とファン同士の繋がり、そしてファンコミュニティを大事にする運営と制作陣の姿勢を改めて実感できる機会だった。『Dead by Daylight』10周年に向け、更なる展開と拡大に期待が持てる一夜となった。

★VG+ バゴプラでは、Behaviour Interactiveパートナーシップ責任者のマシュー・コートさん、『Dead by Daylight』シニアクリエイティブディレクターのデイブ・リチャードさんへのインタビューを実施。コラボやアダプテーション、コミュニティへの想い次世代への責任などなどについて二人に聞いた。インタビューは近日公開予定なので、公式X(旧Twitter)Blueskyをフォローして続報をお待ちいただきたい。

『Dead by Daylight』公式サイト

『Dead by Daylight™(デッド・バイ・デイライト)』について
Behaviour Interactiveが提供する『Dead by Daylight』は、4対1の非対称型でオンライン対戦を行うマルチプレイヤーホラーゲームだ。「サバイバルなかくれんぼ」をコンセプトに、ダークファンタジーを演出した本作は、総プレイヤー数6,000万人を突破。全世界を震撼させるゲームへと成長した。1日あたり約200万人のユーザーがPCやコンソール、モバイルで、ゲームの舞台である「殺戮場」にてキラーと呼ばれる殺人鬼1人と、殺人鬼からの逃亡を試みるサバイバー(生存者)4人に分かれてプレイしている。2016年の発売以来、TVや映画、ゲームにおける伝説的な作品と次々にコラボレーションし、“ホラーの傑作”が集結し再認識される場として世界観ができあがり、対戦ごとに異なる体験を楽しめるのが特徴。

『東京喰種トーキョーグール』とのコラボについてはこちらの記事で。

『バイオハザード』コラボの「2対8モード」についてはこちらから。

1月上旬に配信を開始した伊藤潤二のコレクションについてはこちらから。

新たに配信された「学術書22:苦悶」についてはこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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