『ミズ・マーベル』から新映像
2022年6月8日(水) よりDisney+で配信されるMCUドラマ『ミズ・マーベル』より、最新映像が公開された。「Destiny」=運命と題された今回の映像では、冒頭からキャプテン・マーベルに焦点を当てたトレーラーになっている。
キャプテン・マーベルの等身大人形を見る主人公のカマラは、「彼女はどうやって皆を納得させたんだろう? 善良だったのかな」と呟く。しかし、カマラは「善良をそう“ある”ものではなく、“する”ものだ」と声をかけられている。キャプテン・マーベルのコスプレをするカマラは「変なのは分かってる」「ファンタジーに時間を使いすぎてる」と不安を抱えている様子。そんなカマラが手に入れたのはスーパーパワーが宿っていると思われる腕輪だ。
腕輪を通して力を得るというのは映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』と同じ設定だ。カマラは腕輪がないとミズ・マーベルになれないのか、腕輪が敵の手に渡っても大丈夫なのかは気になるところ。
親友のブルーノ・カレッリに「理想が現実になったみたい」と話すカマラは、その力を使って人々を助けていく。父ユスフはカマラに「一人の命を救うことは、世界を救うことだ」と話す。大きな目的のためには小さな犠牲は仕方ないと考えるドクター・ストレンジらとは違う思想が、カマラのヒーロー活動に根付いていくことになるのだろうか。
今回の映像で注目したいのは最後のシーン。カマラの左腕に腕輪があるのでスーパーパワーを得た後だろう。キャプテン・マーベルのヘルメットを被ったカマラはブルーノに「その格好のままいくの?」と聞かれている。「オマージュだよ」と返すカマラにブルーノは「訴訟問題だね」と言っている。それに対し、カマラは「いいね、キャプテン・マーベルと法廷で会えるし、アメリカの司法で初めてのハグする訴訟になる」と言い返すのだった。
訴訟と言えば、先日予告編と8月17日(水)の配信開始日が公開されたばかりのドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』。同作では主人公である弁護士のジェファニー・ウォルターズが「超人法専門の部署」で働くとされている。
『シー・ハルク』はMCU初の法廷モノとして期待が高まる一方で、米Varietyはドラマ『デアデビル』(2015-2018) のMCU版がDisney+で製作されると報じたばかり。MCUの“法廷”に注目が集まる中で訴訟に触れる『ミズ・マーベル』の新映像をリリースしたのは意図的な戦略なのだろうか。
『シー・ハルク』で注目されるMCUの法律問題とデアデビルの登場についてはこちらの記事に詳しい。
なお、映画『キャプテン・マーベル』(2019) の続編にあたる映画『ザ・マーベルズ』(2023年7月28日(金)米公開予定) では、ミズ・マーベルことカマラ・カーンはキャプテン・マーベルと共演することが決定している。ドラマ『ミズ・マーベル』では二人の対面はあるのかどうか、注目したい。
ドラマ『ミズ・マーベル』は2022年6月8日(水) よりDisney+で独占配信。
ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』予告編の解説と考察はこちらから。
ドラマ『ミズ・マーベル』本予告の解説&考察はこちらから。
マーベルからはドラマ『エコー』の初画像とあらすじも公開された。詳しくはこちらから。
ネタバレ! 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に見るドクター・ストレンジの変化についての解説はこちらの記事で。