『デアデビル:ボーン・アゲイン』はキングピンとマット・マードックの物語に「オリジナル取り入れ、新しい道を」 | VG+ (バゴプラ)

『デアデビル:ボーン・アゲイン』はキングピンとマット・マードックの物語に「オリジナル取り入れ、新しい道を」

©2024 Marvel

ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』2025年3月配信開始

2025年3月よりディズニープラスで配信されるドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題:Daredevil: Born Again)』は、デアデビルとキングピンを中心とした物語になるようだ。本作は、Netflixで配信されていたドラマ『デアデビル』(2015-2018) と世界観を共有する作品で、パニッシャーやキングピンら、人気キャラクターが登場し、主要なキャストも引き継がれることになっている。

米時間2024年8月9日(金) より開催されているディズニーのファンイベントD23では、『デアデビル:ボーン・アゲイン』のメインキャストが集結。主人公デアデビルことマット・マードックを演じるチャーリー・コックス、キングピンことウィルソン・フィスク役のヴィンセント・ドノフリオ、パニッシャーことフランク・キャッスル役のジョン・バーンサル、カレン・ペイジ役のデボラ・アン・ウォール、フォギー・ネルソン役のエルデン・ヘンソンが一堂に会し、会場を沸かせた。

ウィルソン・フィスクに注目

D23では、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギも登壇し、以下のように語っている。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』では、オリジナルシリーズのエッセンスを取り入れながら、マット・マードックとウィルソン・フィスクのために全く新しい道を作り出します。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』では、デアデビルとキングピンの二人が中心に描かれることを示唆する言葉だ。キングピンことウィルソン・フィスクは、MCUではドラマ『ホークアイ』(2021)、『エコー』(2024) に登場。『ホークアイ』ではニューヨークのドンに返り咲こうとするする姿が描かれた。

ドラマ『エコー』では、ニューヨークから出たエコーことマヤ・ロペスを連れ戻そうとする姿が描かれた。『エコー』のラストではキングピンの中の悪の感情が失われたかに思われたが、ニューヨーク市長選への出馬を示唆して幕を閉じている。

D23の会場限定で公開された『デアデビル:ボーン・アゲイン』の映像では、マット・マードックとスーツにネクタイという姿のウィルソン・フィスクが話し合うシーンもあったという。ウィルソン・フィスクは再び表舞台に登場することになるのだろうか。

一方で、映像には、ドラマ『ミズ・マーベル』(2022) に登場したミズ・マーベルことカマラ・カーンの父ユスフ・カーンの姿もあったという。映画『マーベルズ』(2023) ではカーン一家はルイジアナ州に引っ越していたが、なぜユスフはニューヨークを訪れているのだろうか。

これまでのデアデビルは

『デアデビル』をはじめとするNetflix配信のマーベルドラマシリーズは〈ザ・ディフェンダーズ・サーガ〉と呼ばれ、『パニッシャー』(2017-2019)、『ルーク・ケイジ』(2016-2018) といった人気作品を生み出した。

2022年にはマーベルとNetflixの契約が切れ、同シリーズはディズニープラスでの配信を開始。チャーリー・コックスが続投して新ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』が制作されることが発表されていた。

デアデビルは、ニューヨークを拠点に活動する目の見えない弁護士マット・マードックが法で捌けない悪党に制裁を加えるために生み出したヴィジランテ。原作コミックでの繋がりとニューヨークを拠点にしているという共通点から、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021) でスパイダーマンことピーター・パーカーと共演した。また、弁護士という共通点からドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(2022) でシー・ハルクことジェニファー・ウォルターズとも共演している。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』への登場が明かされているパニッシャーことフランク・キャッスルは、ドラマ『デアデビル』シーズン2で登場。単独ドラマの『パニッシャー』も2シーズンが制作され、ダークなストーリーが人気を呼んだ。パニッシャーを演じるジョン・バーンサルは6年ぶりの復帰となる。

ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』シーズン1は全18話の構成で、すでにシーズン2の制作が決定している。また、MCUアニメ『ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(原題)』でもチャーリー・コックスがマット・マードックの声を演じることになっている。再びスタートを切ることになった「デアデビル」。新たな物語にも期待しよう。

ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』は、ディズニープラスで2025年3月配信予定。

Disney+

Source
Marvel.com

【ネタバレ注意】『エコー』のラストを受けてのキングピン/ウィルソン・フィスクの今後についての考察はこちらの記事で。

2024年のD23で発表された『ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン』の新情報はこちらから。

映画『サンダーボルツ*』の新情報はこちらから。

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』のヴィランについての解説はこちらの記事で。

【ネタバレ注意】映画『デッドプール&ウルヴァリン』ラストのネタバレ解説&考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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