ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話・第11話・第12話はどうなった?
2022年にシーズン1の配信を開始したドラマ『キャシアン・アンドー』は、2025年4月よりシーズン2の配信を開始。シーズン2は毎週3話ずつが4週にわたって配信される形式をとり、5月14日(水) には第10話、第11話、そして最終話の第12話が配信された。
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016) に直接繋がるとされていたドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2は、どんな最終回を迎えたのだろうか。今回もネタバレありで解説&考察していこう。
以下の内容はネタバレを含むため、必ずディズニープラスで本編を視聴してから読んでいただきたい。また、自殺についての描写に触れているので注意していただき。
以下の内容は、ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話・第11話・第12話の内容に関するネタバレを含みます。
以下の内容は、自殺に関する描写に触れています。
Contents
『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話ネタバレ解説
監督&脚本家に注目
『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話「やめろ」からラスト3話のエピソード監督を務めたのはアロンソ・ルイスパラシオス。監督と共同脚本を務めた映画『Museo』(2018) で第68回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(脚本賞)をマヌエル・アルカラと共同で受賞した。
アロンソ・ルイスパラシオス監督はキャシアン・アンドー役を演じるディエゴ・ルナと同じくメキシコ出身。『Museo』ではメキシコ人でディエゴ・ルナの幼馴染でもあるガエル・ガルシア・ベルナルが主演を務めた。
『キャシアン・アンドー』シーズン2ラスト3話の脚本を手掛けたのはアメリカ出身のトム・ビゼル。編集者出身のジャーナリストとしてノンフィクションの書籍を発表しており、共著が映画化された『ディザスター・アーティスト』(2017) はアカデミー脚色賞にノミネートされた。同じく自著が映画化された『Expensive Trips Nowhere』(2011) ではガエル・ガルシア・ベルナルが主演を務めている。
トム・ビゼルは脚本家としては『Gears of War: Judgment』(2013)、『バットマン アーカム・ビギンズ』(2013)、『Gears 5』(2019)、「アンチャーテッド」シリーズといったゲーム作品で脚本に携わってきた。ドラマ『モスキート・コースト』(2021-2023) でシーズン1第1話で共同脚本を手掛けている。
そんな監督&脚本家コンビが手がける『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話の舞台は前回から1年後。「ヤヴィンの戦いの1年前」と表記されるが、厳密には1 BBYはヤヴィンの戦いが起きるまでの1年間を指す。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977) で起きるヤヴィンの戦いにかなり時期がシーズン2第10話の舞台になる。
全てはデス・スターへ
帝国保安局に反乱グループのスパイとして潜入しているロニ・ヤングが文字通り“警鐘”を鳴らし、ルーセンはリスクを負って白昼堂々ロニ・ヤングと会うことに。ロニ・ヤングはデドラ・ミーロが戦略部に接触しており、コルサントで作戦が実行される、ロニ・ヤングとルーセンの正体がバレると警告した上で、盗み見た情報について話し始める。
ロニ・ヤングは妻と娘と共にコルサントを出たがっている。4年前のシーズン1の時点でも帝国からも反乱からも抜けたいと語っていたので、よく頑張った方ではある。ロニ・ヤングはコルサントからの脱出を条件として、自分が見た重大な情報をルーセンに共有する。
曰く、前回まで描かれていた皇帝パルパティーン肝煎のエネルギー計画はカモフラージュだったという。ゴーマンの虐殺は鉱物が目的で、ジェダでの狙いはカイバー・クリスタル、再判例もスカリフも全てある計画につながっているという。
ジェダは『ローグ・ワン』に登場した惑星で、帝国はジェダの寺院を破壊し街を支配していたが、その目的はこの惑星に眠るカイバー・クリスタルを確保するためだった。「再判例」は「公序再判決指令」の略称で、ヴェルとキャシアンらがアルダーニの基地を襲撃して金銭を強奪した後、シーズン1第7話で発布されたもの。これにより、間接的にでも帝国に影響を与える全ての犯罪が第1級犯罪となった。
スカリフは『ローグ・ワン』の終盤の舞台となった場所で、帝国はここでデス・スターの建設を進めていた。また、英語では「取り締まり (clackdowns)」と「強制労働収容所 (labor camps)」も計画の内だったとされている。強制労働収容所は、デス・スターの部品を製造していたナーキーナ・ファイブのことだろう。
ロニ・ヤングは、全ての計画がクレニックが進める兵器デス・スターの建造に関わっていると明かす。資源・エネルギー・労働力・超兵器保有に反発しない世論形成まで、保安局を中心として進められた計画はデス・スターへと繋がっていたのだ。
ルーセンはロニ・ヤングとその家族をヤヴィンへ逃すことを約束したが、モフモフのロズ=キャットが胸をブラスターで撃たれたロニ・ヤングの遺体を発見するのだった。ルーセンは用済みとなり“リスク”となったロニ・ヤングを始末したのだろう。ちなみにロズ=キャットはドラマ『アソーカ』(2023) に続く実写化となった。
クレヤはゴーマン、スカリフ、カイバー、クレニック、アーソと、デス・スター建設に絡むキーワードを記憶しようとしている。『ローグ・ワン』の主人公ジンの父ゲイレン・アーソはデス・スター開発の中心人物とされていたが、この時点で反乱勢力は帝国保安局のスパイからの情報でゲイレンの存在に辿り着いていたのだ。
デドラ vs ルーセン
コルサントを離れるべく、ルーセンが盗聴器の情報を集約していた店の裏の通信機を破壊しているところでデドラ・ミーロが来店。デドラはついにアクシスにたどり着いたのだ。ルーセンが「この店で出所が怪しいのは2点のみ」と言うのは、クレヤとルーセン自身に向けた言葉でもあるのだろう。
デドラが持ち込んだ「古い帝国スターパス・ユニット」は、シーズン1第1話-第2話でキャシアンがビックスを通してアクシス/ルーセンに売ろうとしたものだ。ルーセンの目的はスターパス・ユニットではなく、帝国のスターパス・ユニットを手に入れられる人材だった。アクシスであるルーセンとキャシアンを結びつける重要な証拠品だ。
ついにルーセンを追い詰めたデドラに対し、ルーセンは「自由が怖いか」と問う。デドラ・ミーロを演じたデニース・ゴフは、デドラの過去はトラウマと困難に満ちており、安全を得るために支配を求めていると語っている。「自由を恐れている」という指摘は的を射ている。
ルーセンは「反乱の火種は飛び散った」と告げると、逮捕される前に自らを刺して倒れる。侍のような腹切りスピリット。自分という証拠、拷問による情報漏洩のリスクを消すというのは筋が通っている。左胸を撃たれたロニ・ヤングと同じく、ルーセンにも左胸に刺し傷が見える。確かにルーセンは他者を巻き込んできたが、他者に突きつけた理論を自分にも適用したのだ。
裏をかかれたデドラは、ルーセンを絶対に死なすなと指示を出し、ルーセンにはおそらくバクタ(治癒媒質)を用いた医療機器と思われるものが取り付けられる。担架にはR2-D2のようなアストロメク・ドロイド風の頭がついている。ちなみに「スター・ウォーズ」でちゃんとした救急チームの出動が描かれるのは珍しいかもしれない。
いつもちょっと失敗するデドラ。デドラの元部下であるヒアートはパータガス少佐にデドラが強制捜査をしくじったことで呼び出されている。だが、ヒアートがロニ・ヤングの死をパータガスに報告すると、流石のパータガスも動揺を抑えきれない様子。帝国はロニ・ヤングの裏切りに気づいていた可能性もあるが、どちらにせよ仲間あるいは証拠が失われたのである。
ルーセンとクレヤの過去
ルーセンの店の裏の証拠品が次々と押収される中、たった一人コルサントに残されたクレヤは、若き日のルーセンの姿を思い返してた。軍曹だったルーセンは紛争地で船に隠れ、酒を煽りながら一人で「やめろ!」と叫んでいた。「やめろ」はシーズン2第10話のタイトルだ。
この船に隠れていた幼い頃のクレヤは、多くの死者が出る戦地で殺す側の立場にありながらも、空爆の命令を誤魔化し、無線を切って耳を塞ぐルーセンの姿を見ていた。そしてルーセンは幼いクレヤに手を差し伸べたのだった。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話はルーセンとクレヤの回だ。回想では、ルーセンとクレヤは共に放浪生活を送ることになり、骨董品屋でポーカーフェイスなクレヤがルーセンを助ける場面も。反乱活動の表の顔として古物商をやろうと考えた背景には、こうした経験があったのかもしれない。
帝国に連行され、処刑される子どもの姿を見て、ルーセンは「何もできない」と立ち去ったが、幼いクレヤはそうすることができなかった。「負け続けて気が熟すのを待つ」「憎しみは使い道が分かるまで隠せ」というルーセンの教えは、暴力で焼き尽くすことを求められた軍人時代の反動だったのかもしれない。
帝国の車両を爆破する作戦に出た若き日のルーセンは、クレヤに「自分で選んでるか?」と問いかける。ルーセン自身はその問いに気付かずに過ごしてきたというのだ。ルーセンからデドラへの「自由が怖いか?」という問いにも繋がる言葉だ。自由とは選択肢があることだ。例え権力を持っていても、選択肢がなければ、自分で選択していなければ自由ではない。
素敵なお店、幸せそうな家族。見かけは自由そうに見えるが、帝国の時代で真に自由に生きることはできているのか。クレヤが爆破のスイッチを押そうとしたところでルーセンはスイッチを取り上げて爆破を実行。「私たちは選択した」と、二人で行った自由の行使を認めるのだった。
ルーセンとクレヤの選択
デドラが越権行為で逮捕される一方、クレヤはルーセンの集中治療が行われている病院に潜入。様々な場所を舞台にスパイ作戦を繰り広げるのが『キャシアン・アンドー』の真骨頂だ。クレヤは、車両を爆破し、警備が現場に向かう中、ルーセンの病室に堂々と侵入。そして、ルーセンに繋がれた医療器具を外し、ルーセンを死なせたのだった。
ルーセンは店で自ら命を絶つという選択を下した。その選択に反する未来を生きさせない——それがクレヤがルーセンのためにやらなければならないことだったのだろう。ルーセンが押そうとしたスイッチは、クレヤが押す。これもまた、二人で下した選択だ。それでも、ずっと無表情だったクレヤもこの時ばかりは涙を見せている。
ラスト3話の第1話目でルーセンが退場。『ローグ・ワン』に登場していない以上はどこかで死ぬことは予想されていたが、やはり反乱に命を捧げて死を迎えることになった。
『キャシアン・アンドー』シーズン2第11話ネタバレ解説
堕ちたデドラ
クレヤによる病院襲撃を経て、逮捕されたデドラに代わりヒアートが現場検証に来ている。クレヤの襲撃は規模から見て3人がかりだと思われているようで、流石である。映画『ローグ・ワン』でも描かれたが、少人数を大人数に見せるのはゲリラ戦の基本だ。
デドラもロニ・ヤングもいなくなり、すっかり人が変わったヒアートがレックロー院長に逮捕権限を使った脅しをかける一方で、デドラはクレニックの取り調べを受けていた。デドラはデス・スターに関する情報を漏洩したスパイだと疑われているのだ。
クレニックはデドラのデータにアクセスするコードがロニ・ヤングの手に渡ったことを掴んでおり、デドラが意図して渡したものだと睨んでいた。その上で、デドラが強行した捜査の中で反乱グループの大物であるルーセンが死んだことも証拠隠滅が疑われる要因となったのだろう。
さらにクレニックは、ゲイレン・アーソがデス・スターの開発研究を進めていたイードゥーの研究記録など、デス・スターに関する膨大な資料がデドラのファイルから見つかったことを指摘する。デドラはアクシスを追って資料を集めていたが、それが仇となったのだ。
デドラは持ち前の情報量と推理力でルーセンの娘=クレヤを追うことを提案するが、時すでに遅し。デドラは帝国の身内から外されてしまったのだった。圧政の内側にいる間は安全に感じられるかもしれないが、ひとたび自分に矛先が向けば覆しがたい苦しい状況に陥ってしまうということだ。
奇妙な友情
ヒアートは監視カメラの映像からクレヤ一人の犯行であることを特定。一方のクレヤは小型の簡易通信機でヤヴィンにいるウィルモンに接触する。ヤヴィンはある程度落ち着いており、キャシアンとK-2SO、そしてメルシの3人は賭けをして遊んでいる。ビックスは去ったが、キャシアンはK-2SOとメルシという友とひとときの憩いの時間を過ごしている。
K-2SOによると三人はすでに863ゲームをこなしたらしい。三人は共にスカリフで命を落とすことになるが、戦いの日々の中でひとときでも楽しい時間を過ごせていたのなら良かった。ちなみにキャシアンはシーズン2第11話の時点で反乱同盟の中では大尉=キャプテンの地位にある。
ヒアートの報告によって、クレヤは“感染症患者”として銀河中で手配される。ヒアートが部屋を出た後、パータガスはデス・スター計画について触れている。クレニックはパータガスにもデス・スターのことを伏せており、パータガスはそれに不快感を示しているのだ。
「未完らしいな」と言うパータガスにクレニックは「ターキンみたいだな」と返しているが、『ローグ・ワン』ではクレニックはターキン総督からデス・スター計画の遅れについて執拗に指摘される。
クレニックは「テストをあと数回すれば」と言っているが、『ローグ・ワン』ではまずジェダの聖都に対してデス・スターの試験運用が行われる。「言い訳はパルパティーンにしろ」「そうだな」というやり取りも、同作でクレニックがずっと皇帝パルパティーンと直接話したがっていた点と重なる。
クレヤを追うパータガスとスカリフへ向かうクレニックはここでそれぞれの道を行くことになるが、パータガスは別れ際に「二人共に幸運を祈る」と告げ、クレニックもそれに頷いている。なんだかんだこの歳まで帝国保安局でやってきたという点で認め合っている部分もあるのだろう。
『ローグ・ワン』の前の無断出動
クレヤから発せられた緊急信号を受け、キャシアン・K-2SO・メルシの3人はコルサントへ向かうことに。これも『ローグ・ワン』を思わせる展開で、同作では評議会の結論に反してキャシアン達は有志部隊“ローグ・ワン”だけでデス・スターの設計図が眠るスカリフへと向かった。
キャシアンはテスト飛行ということにしてUウイングでヤヴィンを離れる。K-2SO曰く「18回目の違反行為」だという。『ローグ・ワン』でのキャシアンとK-2SOの行為は日常茶飯事だったということだ。
クレニックに脅されたヒアートは、監禁されているデドラに助言を請いに行く。2年前にはデドラはヒアートに「ドアは開いてる」と助け舟を出す構えを見せていたが、今では物理的にドアは閉じてしまっている。それでも、デドラは膨大な情報からアクシスの古い情報をあたるよう助言を与え、ヒアートの捜査を助けるのだった。
ヤヴィンに残ったウィルモンはキャシアンらが無許可の出動をしたことでドレイヴンに怒られるが、今のヤヴィンがあるのはルーセンの存在があったからだと指摘する。前話で亡くなったルーセンへの弔いのようなシーンだ。他のメンバーよりもルーセンに対する忠誠心があるであろうウィルモンの口から出た言葉という点も説得力がある。
キャシアンがコルサントの軌道上につく頃、クレヤはまた発信を行い、店の発信機を調べていたヒアート側に見つかってしまう。発信は店の通信機を経由して帝国の放送電力を使って行われていたのである。
船内では、メルシは初コルサントでK-2SOは保安局時代にパレードで来たことがあると語られている。なんだか三人での小旅行のようで楽しそうだ。キャシアンはそれどころではないだろうが、ルーセンとクレヤを知らないメルシとK-2SOはキャシアンを助ける気持ちでついてきているのだろう。
クレヤ救出作戦
コルサントでのクレヤ救出作戦。三人は『ローグ・ワン』に登場するので死なないが、クレヤは死ぬ可能性があるという点がミソだ。また、クレヤはルーセンから託されたデス・スターの情報を伝えることが目的であり、伝えるまで死ねない/伝えたら死ぬことに躊躇はないだろうという点もポイントになる。
K-2SOは『ローグ・ワン』のジェダでの任務の時と同じく、船での留守番を嫌がっている。一人になるのが嫌なのだろう。しかし、保安局が突入に合わせて妨害電波を出し、K-2SOは二人と通信できなくなってしまう。そして、K-2SOの性格を知っていたら案の定な展開を迎える。
また、ヒアートが率いる部隊の突入シーンでは、ディテールが強調された緊張感あふれる演出になっている。この辺りの演出はジャーナリスト出身の脚本家トム・ビゼルの影響もあるのだろうか。
クレヤと合流したキャシアンはルーセンの死にショックを受けているが、クレヤはルーセンの死に報いるためにもデス・スターの情報をキャシアンに伝えなければならない。そしてキャシアンはクレヤをヤヴィンに連れ出そうとするが、クレヤはルーセンを嫌う人々がいるヤヴィンへ行くことを拒むのだった。
大きな流れに合流しなかったルーセンを批判するキャシアンに対し、クレヤはルーセンが残ったからデス・スターの情報を得ることができたと反論。モスマがベイルに言った「留まる勇気」に通じる。「彼の義に報いて」と情報をヤヴィンに持ち帰るようキャシアンに訴えかける。保安局の部隊が近づき、お留守番嫌いのK-2SOがやっぱり出動する中シーズン2第11話は幕を閉じる。
『キャシアン・アンドー』シーズン2最終回第12話ネタバレ解説
ありがたいK-2SO
『キャシアン・アンドー』シーズン2最終回となる第12話「ジェダ、カイバー、アーソ」の冒頭では、K-2SOはお得意の操作盤破壊で保安局側の通信を妨害し、五分の状況に持ち込むことに成功する。クレヤの潜伏先から出ようとしたところでメルシは部隊と出くわすが、部隊にはクレヤらを生きて捕えるよう指示が出ているため案外楽な戦いになる。
一方、スタングレネードでクレヤが意識を失った際には、キャシアンはクレヤの上に覆い被さってクレヤを守っている。反乱活動において、キャシアンがその場その場で誰が生き延びるべきかの優先順位をしっかり置いていることの表れだと言える。
そして、後方から助けに来たK-2SOが頼もしすぎる。圧倒的な強さを見せるK-2SOだが、このシーンではブラスターも使っており、『ローグ・ワン』でジンにブラスターを渡された時が初めてではなかったようだ。K-2SOはセキュリティドロイドなので、本来は銃火器を使うことを禁じられている。
さらにK-2SOはヒアートを盾にしてキャシアン達が待つ部屋まで突入。ありがたすぎる。保安局の応援部隊が急行する中、キャシアン達は無事にコルサントから逃げ切ったのだった。
孤立するソウ・ゲレラ
コルサントでは、モン・モスマがベイル・オーガナと共にホログラムのソウ・ゲレラと話をしている。モスマの髪型や服装は『ローグ・ワン』時に近いものになっている。この場面でモスマはゲレラに、ジェダで帝国の輸送船を襲っている行為が危険になり得ると忠告する。
アニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) のシーズン4第3話&第4話では、帝国が開発している兵器(デス・スター)について調べていたソウ・ゲレラ率いるパルチザンが、エズラとサビーヌ、そしてチョッパーに力を借りて輸送船に潜入。惑星ジェダから巨大なカイバークリスタルが輸送されているのを発見した。
ソウ・ゲレラはこの一件を受けてジェダにアジトを置き、輸送船を襲撃して妨害する活動を開始した。モスマチームは超兵器の存在を嗅ぎつけていないため、ゲレラの活動はリスクが大きいと考えたのだろう。このボタンの掛け違いでゲレラが反乱同盟に対する疑心暗鬼を強めたことは想像に難くない。
意図を持ってやっている行為が批判され、そもそもゲレラがジェダにいるという情報をなぜ反乱同盟が持っているのかという疑念もあり、ゲレラは『ローグ・ワン』で見られるような孤立した状況に陥っていったと考えられる。「戦いもせず嘘ばかりつくな」という言葉を残してゲレラは通信を切るが、モスマは見るからに疲弊している。
ここでキャシアンのUウイングがヤヴィンに戻り、ラダス提督が登場。『ローグ・ワン』でスカリフにあるデス・スターの設計図を奪う計画を支持した数少ない人物の一人だが、ここではUウイングに対して迎撃準備を指示している。
「命令違反は爽快です」と言うK-2SOに対し、メルシはまんざらでもなさそう。メルシにはナーキーナ・ファイブを脱獄した“前科”もある。歓迎ムードとは真逆の警戒ムードの中ヤヴィンに着陸したキャシアンは、反乱同盟の評議会へ報告を行うことになる。
残念な評議会
この評議会は定足数未満とされているが、テーブルにはベイル・オーガナ、ラダス提督、ノワー・ジェベル、ティンラ・パムロ、そしてモン・モスマの姿が確認できる。中でもパムロは『ローグ・ワン』においてデス・スターの設計図奪取計画に強く異議を唱えた人物で、『キャシアン・アンドー』シーズン2第11話と最終回でのキャシアンの行動もパムロの考えに影響を与えたと考えられる。
キャシアンはルーセンの死とクレヤの救出を報告。先ほどまで異端でリスクを冒すソウ・ゲレラと話していたこともあってか、ついにルーセンの番が来たかという雰囲気が漂っている。そんな中、キャシアンは皇帝は新兵器を作っており、ゴーマンの破壊とジェダのカイバー、帝国の技術者ゲイレン・アーソがその計画に関わりがあると報告する。キャシアンは結構報告が上手な気がする。
ベイル・オーガナは、ルーセンからの情報という点に疑問を抱いており、旧知の中であるキャシアンとモスマは客観的な判断ができないだろうと指摘。パムロはそもそも面識のないルーセンが同盟において悩みの種だったと語る。キャシアンもパムロに強く言い返すので、この時からキャシアンとパムロは対立関係にあったようだ。
キャシアンは、2年前に自分の意思でヤヴィンのグループに加わることを決意したと語り、その上でルーセンの行動は評価されるべきだと訴えかける。評議会のメンバーを「反乱に彼ほどの犠牲を払っていない」と言い放つが、シーズン1第10話でルーセンが犠牲にしたものをロニ・ヤングに問われて「全てだ」と答えたことと重なる。
それでもベイルはルーセンを「コルサントに留まりすぎた」として、偽の情報をつかまされた可能性を指摘。ルーセンを「疑念を張り巡らせて不信感を煽った」と評価するが、まさにその疑念に飲み込まれているのは評議会の方だ。
この反乱同盟の評議会の空気感が『ローグ・ワン』におけるスカリフへの出動否決につながり、反乱同盟の評議会をベースとした新共和国元老院の空洞化を招いたのだろう。映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015) では、新共和国はファースト・オーダーの台頭に対応できず、レイア・オーガナ将軍が私兵組織のレジスタンスを率いて対処することになる。
評議会は次の日にメンバーが揃ってから話し合うとして結論を持ち越し。機能していない会議にありがちな終わり方だ。そんな中でも、モン・モスマはキャシアンからの医務室の訪問のリクエストに直ちに許可を出してキャシアンに寄り添う。唯一の希望だ。
カフリーンのティヴィック
医務室に向かう途中、ドレイヴンはキャシアンにパルチザンに潜入している情報員のティヴィックがカフリーンから連絡してきたと話す。ティヴィックは『ローグ・ワン』の序盤でキャシアンがカフリーンで接触する人物で、ソウ・ゲレラの元に帝国の貨物船パイロットが逃げ込んできたという情報をキャシアンにもたらした。
それだけでなく、『ローグ・ワン』のティヴィックは帝国が兵器のためにカイバークリスタルを運んでいるとも伝えている。キャシアンは強めに「どんな兵器だ」と聞いており、『キャシアン・アンドー』シーズン2最終回の様子を見るに、背景にはルーセンの死に報いるためにも兵器がどんなのものなのかを評議会に伝えなければならないという思いがあったということが窺える。
その後もキャシアンは、「(パイロットが)アーソに頼まれソウを捜している」と聞き、「ゲイレン・アーソか?」と驚いた反応を見せていた。ルーセンが掴んだ情報が評議会に相手にされず、キャシアンはより確かな情報を求めていたのである。
モン・モスマはヴェルにキャシアンのことを話し、ヴェルは「人助けのたびに災難に」とこぼす。思い返せばシーズン1の惑星アルダーニでのキャシアンの初仕事でグループを率いていたのはヴェルだ。
止められない反乱の連鎖
ウィルモンがルーセンの死を受け止め、外出禁止となったキャシアンはヴェルとルーセンに献杯する。それだけでなく、アルダーニで帝国内から協力したゴーン中尉、キャシアンに反乱のマニフェストを託したネミック、アルダーニの反乱チームの一人で金庫で撃たれて死んだタラミンの名前をあげ、キャシアンの母マーヴァ、ヴェルが愛したシンタ、ゴーマン人、フェリックス、アルダーニ人にも献杯が捧げられる。二人の共通の知り合いだけが、シリーズのフィナーレにおけるちょっとしたトリビュートになっている。
一方、スパイ行為をしていたロニ・ヤングの死、反乱運動の重要人物であるルーセンの死、デス・スターに関する重要情報を持ったクレヤの逃亡という3重の失態を抱えたパータガス少佐。「自由とは純然たる思想」「自ずと湧き上がる」というシーズン1最終回でも流れたネミックの反乱のマニフェストを聞いている。
パータガスは「これは誰だ?」と疑問を抱いているが、この声の主が英雄ではない、すでに死んだ一人の青年だという点が、支配の側が恐れるところだろう。ルーク・スカイウォーカーの登場前から帝国は反乱の動きに追い込まれていたのだ。
押さえつけるほどに統制をとるのが難しくなるというネミックの指摘をパータガスは身をもって痛感したのだろう。この音声が世の中に広がっていることを認めると、一人になったところで自ら命を絶ったのだった。
『ローグ・ワン』へ繋がるラスト
ヴェルは、キャシアンに「ビックスに会えば?」と提案している。ビックスがヤヴィンを離れて1年が経つが、安全だと聞いているらしい。キャシアンは「これが落ち着いたら」と答えるが、『ローグ・ワン』の結末を知っていると、やはり言われた時に行動するべきだなとも思う。
ヴェルはさらに医務室を抜け出していたクレヤを見つけ、上着をかけて部屋に入れてあげている。クレヤはここが居場所じゃないと感じていて、かつてルーセンに言われた通りまずは逃げ道を確保しようとしていたのだ。
だが知っている顔を見つけてホッとした部分もあるだろう。シンタを失ったヴェルが、ルーセンを失ったクレヤをケアをする側にまわっている点も泣ける……。ヴェルは「友達は方々に」というルーセンが使っていた合言葉を通して、クレヤの周りにも友達はいると伝えるのだった。
一方、カフリーンのティヴィックはキャシアンとだけ話すと言っており、ドレイヴン将軍はキャシアンを送り込むことを決意する。『ローグ・ワン』でティヴィックはキャシアンに始末されることになるのだが……。故郷ケナーリと妹ケリの夢を見たキャシアンは、翌朝ベイル・オーガナからカフリーン行きを告げられる。ドレイヴンとモスマが説得したのだ。
「戦って死ぬなら玉砕したい」と言うベイルは、反乱の精神を思い出した様子。残念ながら1年後にはデス・スターによってオルデランごと吹き飛ばされてしまうのだが……。それでもベイルは「フォースと共にあれ」と言ってキャシアンを送り出す。
キャシアンはシーズン2最終回第12話のラストで『ローグ・ワン』冒頭のティヴィックと会うシーンと同じ服装に身を包む。『ローグ・ワン』のキャシアン・アンドーになっていくのだ。メルシが訓練でローグ・ワン部隊を築く中、キャシアンはカフリーンへと向かう。
ここからは怒涛のラスト、シリーズのフィナーレへ。コルサントではモスマの元夫のペリンが別の女性と一緒に過ごして酒を煽っている。デドラ・ミーロはナーキーナ・ファイブに収容されている。クレヤはルーセンが礎を築いた反乱同盟の姿を目にする。
“メッセンジャー”であるキャシアンを見送るフォース・ヒーラー、ジェダでスター・デストロイヤーを見つめるソウ・ゲレラ、建設されるデス・スターを見つめるクレニック。キャシアンはK-2SOと共にカフリーンへと飛び立ち、ドラマ『キャシアン・アンドー』は映画『ローグ・ワン』に繋がるのだった。
ラストのあれは誰?
だが、『キャシアン・アンドー』シーズン2第12話はこれで終わりではなかった。皆が心配していたビーことB2EMOがシーズン2第3話以来の登場。ミーナ=ラウで別のドロイドと競走をして平和に暮らしている。そして、畑の中に立つ人影はビックスで、その腕の中には赤ん坊が抱かれていた。
この子どもは、もちろんビックスとキャシアンの子どもだろう。ビックスはそもそも1年前の時点で妊娠していることを知っていたのかもしれない。反乱運動において子どもを守ることを優先に考え、ビックスはヤヴィンを離れたという可能性もあるだろう。
また、シーズン2第7話ではフォース・ヒーラーがビックスを見て、ビックスがキャシアンの居場所なのかもしれないと語り、お腹の近くにあったビックスの手を握った。フォース・ヒーラーはフォースの力でビックスの妊娠に気づき、キャシアンがいるべきなのはビックスと赤ちゃんの近くだと言っていたのかもしれない。
また、シーズン2第3話では、ブラッソはミーナ=ラウの農家ケレンが帝国に密告したと指摘していたが、これはブラッソがケレンとその家族を帝国から助けるための咄嗟の芝居だったのではないかという考察もあった。ビックスがミーナ=ラウに戻っていたということは、その考察が正しい可能性が高まっている。
そして、なんと言ってもキャシン・アンドーに子どもがいたという衝撃のラストだ。2 BBY〜1 BBY生まれということは、この子どもはドラマ『マンダロリアン』(2019-) の時点で10歳前後、映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015) 時点で35歳前後ということになる。ドラマ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』(2024) の子ども達と同世代だと考えられる。
キャシアンの子どもについては、この後、感想&考察でじっくり触れることにしたい。ちなみにエンディングでは「スター・ウォーズ」のメインテーマが流れて壮大なエンディングを迎えるので、エンドクレジットも最後まで視聴することをおすすめしたい。
『キャシアン・アンドー』シーズン2第10話・第11話・第12話ネタバレ感想&考察
「スター・ウォーズ」に新たな歴史
見事なシリーズフィナーレを迎えた『キャシアン・アンドー』。映画『ローグ・ワン』に直接繋がるという触れ込みには全く嘘がなく、一方で最後の最後にサプライズを仕込んでくるという見事なラストだった。
アニメ『反乱者たち』に続いて、反乱運動に身を捧げた人々の知られざる物語が描かれ、「スター・ウォーズ」の歴史がより詳細になった。『ローグ・ワン』ではゲイレン・アーソがデス・スターに弱点を忍ばせたという情報を、その娘のジンが“メッセンジャー”として反乱同盟に伝えることになる(『ローグ・ワン』ではキャシアンがジンに「君はメッセンジャーだ」と告げる場面がある)。
キャシアンは自分の子どもの存在について知っていたのだろうか。つまり、自分が父になったということについて。キャシアンが父として次の世代に希望をつなぎたいと考えていたのだとしたら、父の後を追って反乱に加わったジンに一人の父親として接していたのだとしたら、『ローグ・ワン』の見方は大きく変わってくる。
後から詳細な歴史が書き足され、以前の作品の見え方が変わってくるのが今の「スター・ウォーズ」の面白いところでもある。後に新共和国の元老院が空洞化することを踏まえ、反乱同盟の評議会の動きが鈍い様子を描いた点も良かった。
『キャシアン・アンドー』はモン・モスマが反乱同盟の議長になるまでの物語でもあり、モスマはもう一人の主人公だったと言える。一方で、モスマはパルパティーンによる独裁を批判してきた立場であるがゆえに、強権的に議論を進められないという弱点も改めて描かれることになった。
ドラマ『アソーカ』では新共和国元老院の初代議長となった後のモン・モスマの姿も描かれた。この時もヘラ・シンドゥーラがスローン大提督の帰還への対策を訴えたが、ハマト・ジオノ議員が私的な目的ではないかと疑いの目を向け、結局ヘラは無許可で出動している。『ローグ・ワン』のキャシアン&ジンと同じだ。
『エピソード7』では、ターサントのラネヴァー・ヴィルチャムが新共和国の新議長に選出された後が舞台になっているが、それでもファースト・オーダーの台頭に対応できず、翌年ラネヴァー・ヴィルチャムはファースト・オーダーに殺されている。この時も、ファースト・オーダーの幹部にレイアの息子がいたことから、「私的な問題」とされたのかもしれない。
歴史は繰り返すと言うが、革命前夜を群像劇的に描いた『キャシアン・アンドー』は、「スター・ウォーズ」の歴史の解像度を上げることに大きく貢献したと言える。ジェダイやクローン、マンダロリアン以外の歴史が新たに加わり、『キャシアン・アンドー』前後ではフランチャイズの見方が変わるような、そんな重要な作品になった。
考察:タイトルの意味と子どもの将来
ドラマ『キャシアン・アンドー』は全2シーズンの予定で制作されたが、今後についても期待が持てるようなラストだった。キャシアンに子どもがいたという事実は、「スター・ウォーズ」の歴史を辿っていく上で活用される設定になり得る。
そもそも本作の邦題は『キャシアン・アンドー』だが、英語の原題は『アンドー (Andor)』である。実はキャラクターのファミリーネームをタイトルにしたドラマは本作のみで、ファーストネームを使った『アソーカ』やフルネームを用いた『オビ=ワン・ケノービ』(2022) とは一線を画している。
本作の原題がファーストネームの『キャシアン』ではなくファミリーネームの『アンドー』だった理由。それは、帝国と戦ったマーヴァ・アンドーとクレム・アンドーの苗字を引き継いだ孤児のキャシアン・アンドーの物語を描き、最後には新たなアンドーへと物語が繋がっていくという意味だったのかもしれない。
また、シーズン2第7話では、ヤヴィンのフォース・ヒーラーは最初、キャシアンとビックスに「どなた?」と声をかけていた。この時、キャシアンとビックスは横並びではなく、ビックスの方が前にいて、フォース・ヒーラーはキャシアンとビックスの両方を向いているように見える。
キャシアンは「誰でもない」と言い、フォース・ヒーラーは「知り合いだと思ったけど違った」と返す。もしかすると、ビックスのお中にいたキャシアンとの子どもがフォース感応者だったのかもしれない。
フォース・ヒーラーはキャシアンかビックスを自分と同じフォース感応者だと思い声をかけた。しかし、近づくとフォース感応者はお腹の中の子どもであることに気づいた、ということだったのかもしれない。
これらの説は考察の域を出ないが、革命を戦い、反乱同盟をデス・スター破壊に導いたキャシアン・アンドーとビックスの物語は、その子どもを通してまだ続いていく可能性は出てきた。余談だが地味にデドラ・ミーロも生き延びているため、この後しばらくすれば帝国が倒れて強制労働収容所から解放される可能性もある。
『キャシアン・アンドー』自体が高い評価を受けているため、新共和国時代を舞台に新たな“アンドー”の物語が登場することになるかもしれない。その時には、またビーが出てきますように(ビーはキャシアンと一緒に行かなかったことで、キャシアンとビックスの子どもと一緒に過ごすことができたのだ)。
ちなみに米Vanity Fairでは、『キャシアン・アンドー』を成功に導いたショーランナーのトニー・ギルロイは、ルーカス・フィルム代表のキャスリーン・ケネディが本作と自身を守ってくれたとコメントしている。彼女がいなければ本作は成り立たなかったとして、キャスリーン・ケネディがネット上で受けている誹謗は「どうかしている」と批判した。
4月に日本で開催されたスター・ウォーズ セレブレーションでは、キャスリーン・ケネディは現地に駆けつけたファン達から熱烈な歓声を受けていた。これからも「スター・ウォーズ」の宇宙が更に広く、深くなっていくことを楽しみにして、次の物語の到着を待ちたい。
ドラマ『キャシアン・アンドー』は全2シーズンがディズニープラスで独占配信中。
本記事の筆者の齋藤隼飛が翻訳を手がけた『マーベル・スタジオ:ジ・アート・オブ・ライアン・メイナーディング』はKADOKAWAより好評発売中。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2第7話・第8話・第9話はこちらから。
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