最終回ネタバレ解説『アコライト』洞窟のアレの正体は? 監督が裏側を明かす 「本当はずっといた」 | VG+ (バゴプラ)

最終回ネタバレ解説『アコライト』洞窟のアレの正体は? 監督が裏側を明かす 「本当はずっといた」

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『アコライト』最終回のサプライズ

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』の最終話第8話が2024年7月17日(水) に配信され、一区切りを迎えた。『スター・ウォーズ エピソード1:ファントム・メナス』(1999) の100年前の時代を初めて実写化した本シリーズは、シーズン2の製作にも期待がかかっているところ。散りばめられたミステリーはまだ残されているからだ。

中でも注目を集めているのは、最終回の第8話で突然登場したアノ人物。劇中では説明のないシーンだったが、「スター・ウォーズ」公式と『アコライト』を指揮したレスリー・ヘッドランドがその正体と意図を明かしている。あれは一体誰で、あそこで何をしていたのだろうか。

なお、以下の内容は『スター・ウォーズ:アコライト』の最終話第8話のネタバレを含むので、必ずディズニープラスで本編を鑑賞してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』第8話の内容に関するネタバレを含みます。

『スター・ウォーズ:アコライト』第8話 洞窟のアレは誰?

ダース・プレイガスが有力説

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』最終回第8話で話題を呼んだのは、オーシャとザ・ストレンジャーが船でブレンドクへと飛び立つシーンで、洞窟の中から謎の人物が二人を覗き見ていた場面だ。この人物は登場直後からダース・プレイガスではないかとファンの中で盛り上がりを見せたが、その正体が作中で明かされることはなかった。

ダース・プレイガスとは、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) でダース・シディアスことパルパティーンが名前を挙げたシスのマスターで、ダース・シディアスの師匠であった。ダース・プレイガスはミディクロリアンを操って生命を創り出したり、死を遠ざける術を知っていたと語られており、その秘密を弟子に伝えてしまったことで殺されたと説明されている。

ダース・プレイガスについては2012年に発表された小説『ダース・プレイガス』で詳しく描かれているが、こちらはレジェンズ(非正史)に分類されている。実写での登場ということになれば『アコライト』が初ということになるが、公式はあのキャラをどう説明しているのだろうか。

公式が真実を明らかに

公式がプロフィールを更新

スター・ウォーズ公式サイトでは、ダース・プレイガスのキャラクタープロフィールページが更新され、画像があの洞窟の写真になっている。つまり、『アコライト』第8話に登場したあの人物は、ダース・プレイガスであったということだ。

StarWars.comよりスクリーンショット/TM & © Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

ダース・プレイガスのプロフィールには、「ハイ・リパブリック時代、ジェダイ崩壊のはるか昔からプレイガスはジェダイに対抗して積極的に動いていた」と記されている。『アコライト』での登場はわずかだったが、単に洞窟に隠居していたわけではなく、影で暗躍していたことが示唆されている。

また、公式サイトによるエピソード解説でも「暗闇に潜むクリーチャーを特定することは困難だが、クリエイターのレスリー・ヘッドランドは、私たちが見つめているのはダース・プレイガスその人の目だということを認めている」と記されている。では、当のレスリー・ヘッドランドはどのように語っているのだろうか。

レスリー・ヘッドランドが語ったこだわり

レスリー・ヘッドランドは米Inverseのインタビューで、『アコライト』最終回に登場したのがダース・プレイガスであることを認めている。「今シーズンに入れたかったが入れられなかったアイデア」を聞かれ、ロウのバックストーリーをもう少し描きたかったと答えた上で、こう続けている。

プレイガスは作中にずっといたんですけどね。プレイガスの存在を明らかにして、実写作品で打ち出すという計画は狙い通りに進みました。私のかねてからの夢は、彼をまず手から登場させることでした。ムウン人の人差し指と中指は残りの指より長いですから。私が昔から夢見ていたのは、その指を最初に見せて、設定をよく知っている人たちにちょっとした衝撃を与えることだったんです。

ダース・プレイガスはムウンという種族で、同じ種族の人物としてはサン・ヒルという分離主義勢力の幹部が新三部作に登場している。長い頭が特徴的だが、レスリー・ヘッドランドはムウン人の人差し指と中指が長いという知る人ぞ知る特徴を先に見せることにしたようだ。確かに『アコライト』ではその顔が現れる前に洞窟の壁にかかる長い指が先に登場している。

オーシャとの関わりは?

では、ついに実写版で初登場を果たしたダース・プレイガスは、今後どうなっていくのだろうか。『アコライト』 のラストではオーシャとザ・ストレンジャーの二人が弟子とマスターとして結ばれたが、ダース・プレイガスとこの二人の関わり方について、レスリー・ヘッドランドはこう語っている。

まずプレイガスがいて、そして、最終的にパルパティーンがプレイガスの弟子になるのですから、(アーシャとザ・ストレンジャーの)二人がその系譜に入って終わりにはならないということは分かっていますよね。これはオーシャの勝利であり、二人の勝利でもあるんです。

つまり、『アコライト』シーズン1は、シスの物語というよりも、オーシャとザ・ストレンジャーの勝利を描いたものだということだ。ヘッドランドは、「二人はシスの仕組みの中でどうやって生き延びていくのか?」という問題が残されているとも語っている。

考察:ダース・プレイガスは何してた?

ダース・プレイガスの目的と今後は?

最後に、少し『アコライト』におけるダース・プレイガスについて考察してみよう。レスリー・ヘッドランドは、「ダース・プレイガスは作中ずっといた」と語っているが、どこで何をしていたのだろうか。そもそもダース・プレイガスは生命を操る術を知っていたということで長寿である可能性もある。その存在を知られることなく生き続けていたとすれば、名も知られていないあの惑星で隠れて住んでいたのだろう。

一方で、公式のプロフィールに「ジェダイ崩壊のはるか昔からプレイガスはジェダイに対抗して積極的に動いていた」とあったように、プレイガスが何らかの形で動いていたことは確かだろう。『アコライト』の時期には、ザ・ストレンジャーを弟子としてジェダイの崩壊へ向けた指示を出していたのではないだろうか。そのようにして自ら出動することはなくても、実働部隊を駆使していた可能性はある。そしてパルパティーンは師からそのスタイルを学んだのかもしれない。

もしかすると、ダース・プレイガスはオーシャの誕生の秘密を知っており、ミディクロリアンの操作を通して生命を創り出す術をブレンドクの魔女から学ぼうとしているのかもしれない。一方で、ダース・プレイガスがシスはマスターと弟子の二人しか同時に存在できないという「二人の掟」を忠実に守るとすれば、ザ・ストレンジャーとオーシャはどちらかしか生き残れない。プレイガスは後にパルパティーンがそうするように、必要な知識を得た時点で弱い方を排除するのではないだろうか。

もしそうなれば、オーシャとザ・ストレンジャーはダース・プレイガスに対抗することになりそう。結果は分かっているものの、うまく逃げるくらいはできるかも……? ちなみにパルパティーンが生まれるのは『アコライト』シーズン1から52年後のこと。パルパティーンに出会うまでのダース・プレイガスの物語としても、『アコライト』はぜひシーズン2以降も制作してもらいたいものだ。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト』は全8話がディズニープラスで独占配信中。

『スター・ウォーズ:アコライト』(Disney+)

『エピソード1』の200年前を舞台にした正史小説「ハイ・リパブリック」シリーズは講談社より発売中。

Source
StarWars.com1 / StarWars.com2 / Inverse

『アコライト』第8話のネタバレ解説&考察はこちらから。

ヨーダの登場についてレスリー・ヘッドランドが明かした内容はこちらから。

『アコライト』最終話で残された7つの謎のまとめはこちらの記事で。

シーズン2についてレスリー・ヘッドランドが語った内容はこちらから。

ザ・ストレンジャーのコルトシスとライトセーバー戦の型についての解説はこちらから。

『アコライト』で存在感を見せたバジルについての解説はこちらから。

 

アニメ『バッド・バッチ』シーズン3フィナーレのネタバレ解説はこちらから。

ドラマ『アソーカ』シーズン1最終回のネタバレ解説はこちらから。

『マンダロリアン』シーズン3最終回のネタバレ解説はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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