Kaguya Planet、1月&2月の執筆者紹介! | VG+ (バゴプラ)

Kaguya Planet、1月&2月の執筆者紹介!

Kaguya Planetにて、1月&2月の執筆者発表!

SF企業VGプラスの運営するオンラインSF誌 Kaguya Planet にて、2025年1月およびに掲載する短編小説の執筆者を発表します! 1月〜3月のKaguya Planetは特集「おじさん」を開催! 1月にはアメリカの作家ティファニー・シュエさんによる短編小説「魚を釣るからそばにいて」の翻訳、そして2月には倉田タカシさんによる短編小説を公開いたします。

Kaguya Planet

Kaguya Planetに登録する

ウェブマガジンKaguya Planetでは毎月、SF短編小説を配信中! 掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開期間に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん! 会員登録&Kaguya Planetへの応援をよろしくお願いいたします。

Kaguya Planetについて詳しく知る

1月のKaguya Planetはティファニー・シュエさんによる小説の翻訳

ティファニー・シュエ(Tiffany Xue)さんはニューヨーク出身、ボストン在住の作家で、生物工学の専門家でもあります。「魚を釣るからそばにいて」は、ClarkesWorldに掲載されている英語の作品 Fish Fear Me, You Need Me の全訳です。大洪水の後、都市の大部分が水没したアメリカで、それぞれに悲しみやままならなさを抱きながらともに魚を釣って暮らすおじさんふたりの物語です。

翻訳を手がけるのは、Kaguya Planetの堀川夢さん。堀川さんはこれまで、「岸谷薄荷」名義で、タスニーム・アブータビーフ「継承の息吹」、R.B.レンバーグ「砂漠のガラス細工と雪国の宝石」などの翻訳を手掛けています。

2月は倉田タカシさんによる書き下ろし短編小説

倉田タカシさんは1971年、埼玉県生まれ。2009年に文学フリマに出品した「紙片50」がその年の年間SF傑作選に収録されたことをきっかけに、『NOVA2』(河出文庫/2010年)に「夕暮にゆうくりなき声満ちて風」を寄稿しデビューしました。

2013年には「わたしたちのこれからと、エアロック」で第4回創元SF短編賞の最終候補に選出され、翌年2014年には、『母になる、石の礫(つぶて)で』で第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補に選出されています。同作は翌年、単行本として刊行されています。『うなぎばか』(早川書房/2018年)で第1回細谷正充賞を受賞。2023年には『すばる 2023年8月号』の特集:トランスジェンダーの物語に「パッチワークの群島」を寄稿しています。

¥1,386 (2025/02/09 12:10:51時点 Amazon調べ-詳細)

デビュー以来の短編をまとめた短編集『あなたは月面に倒れている』(東京創元社/2023年)には、一見荒唐無稽な設定やナンセンスな展開の中に切実さが滲む作品が多数収録されており、『SFが読みたい! 2024年版』(早川書房)の国内ランキングで5位を獲得しました。

¥1,800 (2025/02/09 13:11:20時点 Amazon調べ-詳細)

2025年1月〜3月のKaguya Planetはおじさん特集

1月〜3月の特集は「おじさん」です。〈いまこそ「おじさん」の話をしよう〉をテーマに、1月〜3月にかけて、毎月おじさんの出てくるSF短編小説を配信します。家父長制や「有害な男らしさ」にひもづいた振る舞いの象徴のように語られることが多い一方、そのケアや内省は顧みられることの少ない存在である、「おじさん」。バックグラウンドの異なる人々がそれぞれの知見を持ち寄って「おじさん」の話をする場を作りたいと考え、1月〜3月にかけて、毎月おじさんの出てくるSF短編小説を配信します。また2025年4月には、ウェブマガジンで配信したSF短編小説にくわえて、おじさんにまつわるブックレビューやコラムを収録したマガジンを刊行予定です。

「特集:おじさん」に掲載した作品やブックガイドは、2025年4月にマガジン『Kaguya Planet No.5 おじさん』として刊行します。マガジンには、掲載した短編小説の他、特集テーマに関連した書評やコラムなどを掲載します。

マガジン『Kaguya Planet No.5 おじさん』
【概要】
「おじさん」の出てくるSF短編作品を3編を収録するほか、特集テーマに関連したブックレビューやコラムを掲載します。
刊行:2025年4月中旬
サイズ:A5
ページ数:120ページ(予定)
価格:1500円(税込1650円)

マガジン『Kaguya Planet No.5 おじさん』を予約する

各種SNSでもKaguya Planetや「おじさん」特集の最新情報を発信しております。また月に一回程度、最近の活動や最新情報をお知らせするニュースレターもお送りしております。フォロー&ご登録よろしくお願いいたします。

X(Twitter):https://twitter.com/vagopla
Instagram:https://www.instagram.com/kaguyabooks/
bluesky:https://bsky.app/profile/kaguya-sf.bsky.social
ニュースレター:こちらから登録→ https://forms.gle/eHvukwxmuZ4dAo3H7

マガジン『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』予約受付中!

今年はプラネタリウム記念イヤー! プラネタリウムは1923年にドイツのイエナで初めて試験公開され、1925年にはドイツ博物館での世界初となる常設展示が始まりました。これら2つのできごとから100周年となる2023年から2025年にかけて、世界では様々な記念事業が行われています。
『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』でもプラネタリウムは様々な点で魅力的な場所として出てきます。天文好きを魅了する場所として、大切な人との思い出の場所として、天文好きな店員が集まるグッズショップの舞台として、星を媒介に人の希望を繋いでいく存在として……。さまざまな形で、プラネタリウムや天文の魅力を描き出します。
プラネタリウムが登場する書き下ろし小説やブックガイド、また関連したコラムやブックレビューなどが満載の『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』は、Kaguya Planetのオンラインストアで予約受付中です。また、刊行後はいくつかの書店でもお取り扱いいただきます。

⚫︎小説
田畑祐一「マッチングアプリ」
南木義隆「星と巡り合う者たち」
早海獺「袋のなかはビッグバン」

⚫︎ブックガイド
鬼嶋清美「プラネタリウム小説いろいろ」

⚫︎ブックレビュー/コラム
堀川夢 J・G・バラード『沈んだ世界』ブックレビュー
腐ってもみかん「〈偽物〉にこそ宿るロマン ─プラネタリウムとガンダム─」
井上彼方「偽物と本物が交差するところ」

⚫︎インタビュー
吉田育未
柞刈湯葉

⚫︎連続企画
持続可能な同人誌作りを考える① 企画・編集・お金

⚫︎Kaguya Future 2025

⚫︎VGプラスの活動報告

サイズ:A5
ページ数:150ページ(予定)
一般価格:1650円(税込)
ISBN:978-4-911294-03-1

オンラインストア

また、Kaguya Planetの会員にご登録いただくと、ベーシック(年間)会員の方に電子版『Kaguya Planet』を、プレミアム会員の方には電子版と紙版の『Kaguya Planet』をお送りしております。Kaguya Planetの会員に登録すると年に4回マガジンが届く他、お得な特典が複数ございますので、これを機にぜひご登録ください。特典の紹介はこちらから。

Kaguya Planetのサイト

※マガジン『Kaguya Planet』は、ベーシック(月額500円)の方にはお届けしておりませんので、登録の際にはご注意ください。またKaguya Planetへの登録方法等につきましては、こちらのマニュアルをご確認ください。

VG+編集部

映画から漫画、ゲームに至るまで、最新SF情報と特集をお届け。 お問い合わせ

関連記事

  1. Kaguya Planetにて「気候危機」第三弾、津久井五月「われらアルカディアにありき」先行公開開始!

  2. 乾緑郎『機巧のイヴ』中国語訳版が発売! 翻訳者 田田による初の単著訳

  3. 『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』大澤博隆さんによるあとがき公開!

  4. Kaguya Planet 3月&4月の筆者・スケジュール発表! 初の翻訳作品掲載も