上田早夕里さんインタビュー、Kaguya Planetの会員向けに公開中!
毎月珠玉のSF短編小説を配信しているウェブマガジン Kaguya Planet にて、上田早夕里さんのインタビュー「『科学と戦争』を現場から描く」を、会員向けに公開しています。月額500円〜会員登録をしてお読みください!
ウェブマガジンKaguya Planetでは毎月、SF短編小説を配信中!
掲載した作品は、三ヶ月に一回、マガジン『Kaguya Planet』として刊行します。
Kaguya Planetの会員になると、配信している短編小説を先行公開に読むことができたり、マガジン『Kaguya Planet』が無料で届いたり、イベントに割引価格で参加できたり……魅力的な特典が盛りだくさん!
会員登録&プランの登録をよろしくお願いいたします。
科学と戦争を描いたシリーズ《戦時上海・三部作》
2003年に第四回小松左京賞を受賞した『火星ダーク・バラード』でデビュー後、陸地の大半が水没した地球が舞台の《オーシャンクロニクル》シリーズ(「魚舟・獣舟」『華竜の宮』等)を筆頭に、SF・歴史小説・ファンタジーなどさまざまなジャンルでヒットを生み出してきた上田早夕里さん。
戦時上海(1930~1940年代)を主な舞台とし、科学と戦争を描いたシリーズ《戦時上海・三部作》(『破滅の王』、『ヘーゼルの密書』、『上海灯蛾』)は、民族や排外主義、科学と倫理、ジェンダーと女性差別など、現代にも通ずるアジェンダを多く含んだ歴史小説であり、SFとして読める部分もある作品です。
シリーズの最新作である『炎陽を撃て』は戦後を舞台にした作品で、現在「小説推理」で連載中です。『炎陽を撃て』は、WEB小説推理に登録すると無料で読むことができます。第一回はこちらから。
SFや歴史小説を通して、現代社会の問題を炙り出してきた上田さんに、《戦時上海・三部作+戦後編》の魅力や『炎陽を撃て』の見どころ、そして海外への眼差し、次世代へのメッセージなどについてお聞きしました。
上田早夕里インタビュー:「科学と戦争」を現場から描く
《戦時上海・三部作+戦後編》の二作目、日中の和平交渉を描いた『ヘーゼルの密書』は、女性登場人物たちが活躍する物語でもあります。歴史小説やSF小説を通して、ジェンダーやセクシュアリティを描いてきた上田さんに、ジェンダー・セクシュアリティ・男性性とフィクションをめぐって詳しくお話を伺ったインタビューを2025年4月に刊行予定の『Kaguya Planet No.5 おじさん』に掲載予定です。。こちらもぜひ合わせてお読みください。
『Kaguya Planet No.5 おじさん』を予約する
Kaguya Planetではおじさん特集開催中
Kaguya Planetでは現在、特集「おじさん」を開催中。〈いまこそ「おじさん」の話をしよう〉をテーマに、おじさんの出てくるSF短編小説を配信しています。家父長制や「有害な男らしさ」にひもづいた振る舞いの象徴のように語られることが多い一方、そのケアや内省は顧みられることの少ない存在であるおじさんについて、SF的な想像力と共に考えます。
おじさん特集では現在、ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」(堀川夢訳)、倉田タカシ「やめたくなって」、友田とん「上映会のおじさんたち」を会員向けに先行公開中です。「魚を釣るからそばにいて」は、都市の大部分が水没したアメリカで、それぞれに悲しみやままならなさを抱きながらともに魚を釣って暮らすおじさんふたりの物語です。
「やめたくなって」は現代の日本が舞台。まわりの価値観の変化に「取り残された」、「奪われた」という感覚をもつサラリーマンの姿を、突き放すでも甘やかすでもなく丁寧に描き出します。
「上映会のおじさんたち」は、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』とおじさんたちとの思い出をめぐる、ちょっと不思議な物語。
各種SNSにてKaguya Planetの最新情報を発信しております。また月に一回程度、最近の活動や最新情報をお知らせするニュースレターもお送りしております。フォロー&ご登録よろしくお願いいたします。
X(Twitter):https://twitter.com/vagopla
Instagram:https://www.instagram.com/kaguyabooks/
bluesky:https://bsky.app/profile/kaguya-sf.bsky.social
ニュースレター:こちらから登録→ https://forms.gle/eHvukwxmuZ4dAo3H7
「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」、アーカイブ配信中
VGプラス・河出書房新社・講談社による合同企画「パレスチナでのジェノサイドにフィクションはどう立ち向かうのか」のアーカイブを2025年4月28日(月)23:59まで配信しております。登壇者は、作家の坂崎かおるさん、翻訳家の佐藤まなさんと山本薫さんです。
今この瞬間に進行しているジェノサイドや人権の重大な侵害に対して、フィクションが負うべき責任とは何か。当事者ではない者はどのような態度で、何を語ることができるのか。フィクションの作り手や紹介者、読み手には何ができるのか。登壇者の皆さんと一緒に、考えてみませんか。