雨が降らない長崎の街で…『夏の砂の上』重要シーンの場面写真が公開 | VG+ (バゴプラ)

雨が降らない長崎の街で…『夏の砂の上』重要シーンの場面写真が公開

(C) 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

『夏の砂の上』重要シーンの場面写真公開

松田正隆による《読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞》の傑作戯曲を気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化した映画『夏の砂の上』(公開中)は、共同プロデューサーも務める主演のオダギリジョーを筆頭に、髙石あかり、満島ひかり、高橋文哉、森山直太朗、光石研ら豪華キャストで贈る極上の人間ドラマ。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女…それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描き、日本映画として23年ぶりの快挙となる第27回上海国際映画祭「メインコンペティション部門」審査員特別賞を受賞した。

この度、映画公開前には封印されていた、乾いた心を抱える治と優子に雨が降り注ぐ、本作の重要シーンを捉えた場面写真が解禁された。本作の舞台は、雨が降らない渇水状態の夏の長崎。蝉の声が鳴り響き、うだるような暑さがスクリーンを通して伝わってくる。主人公の治は、幼い息子を亡くした喪失感から、働きもせず街をふらふらとしている。妻も彼から離れつつあり、大切なものを失い続ける日々の中、治の妹の阿佐子が、娘の優子をしばらく預かって欲しいと突然訪ねてくる。優子もまた父親の愛を知らず、乾いた心を抱えていた。こうして、どこか似たもの同士の2人の共同生活がはじまる……という物語。

今回解禁された場面写真は、渇水状態の長崎の街に雨が降る場面。心の乾きを潤すかのような待望の雨に、治と優子が歓喜するシーンを切り取ったもの。

優子を演じた髙石は、このシーンに特別な思い入れがあり、「治と優子が雨を喜ぶシーンは、とても印象的です。のちにオダギリさんが“あのシーンの芝居は本当に映画的だった”と言ってくださって、鳥肌が立つほどうれしかったです」とコメントしている。主演だけでなく、共同プロデューサーとして本作に携わったオダギリは、本作に込めた思いについて「監督作ではないけれど、とても深い関わり方をさせていただいたので、すべてのシーンに思い入れがあります。優子と治のシーン次第で見え方の変わってくる映画だと思いますが、その瞬間が幸せに見えるといいなと。ただ僕は、映画をつくる側として、観客に答えを渡す作業ではダメなのではないかと感じていて。人によって受け取り方が違ったりするものこそが、映画であってほしいと思っています。水を飲むシーンだって、僕はハッピーであってほしいと思いましたが、悲しいシーンだと受け取る人もいるはずで、それこそが映画としての成功であり、正解だなと。観終わった後に余韻を感じたり、深く考えることのできる作品がないと寂しいものですよね。やはり僕は手軽に観られる作品にはあまり興味が持てないので、今後もこういった映画に関わっていきたいなと思っています」とコメントする。

登場人物が抱える喪失感や孤独感に差し込む一筋の希望。それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く映画『夏の砂の上』は、現在公開中。

映画『夏の砂の上』公式サイト

STORY
雨が降らない、夏の長崎。幼い息子を亡くした喪失感から妻・恵子(松たか子)と別居中の小浦治(オダギリジョー)。働きもせずふらふらしている治の前に、妹・阿佐子(満島ひかり)が、17歳の娘・優子(髙石あかり)を連れて訪ねてくる。阿佐子は1人で博多の男の元へ行くため、しばらく優子を預かってくれという。こうして突然、治と姪の優子との同居生活がはじまることに。高校へ行かずアルバイトをはじめた優子は、そこで働く先輩の立山(高橋文哉)と親しくなる。不器用だが懸命に父親の代わりをつとめる治との二人の生活に馴染んできたある日、優子は、恵子と治が言い争う現場に鉢合わせてしまう……。

キャスト:
オダギリジョー 髙石あかり 松たか子
森山直太朗 高橋文哉 篠原ゆき子 / 満島ひかり
斉藤陽一郎 浅井浩介 花瀬琴音 光石研

監督・脚本:玉田真也
原作:松田正隆(戯曲『夏の砂の上』)
音楽:原摩利彦

製作・プロデューサー:甲斐真樹
共同プロデューサー:オダギリジョー
製作:映画『夏の砂の上』製作委員会
製作幹事・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:アスミック・エース
(C) 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

 

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