『デューン』追加撮影はもうすぐ?
『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が指揮を取るリブート版『デューン』。1965年に誕生したフランク・ハーバートのSFクラシック小説を現代によみがえらせるこの映画版は、新型コロナウイルス感染症拡大によって映画産業が苦境に立たされる中でも、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』と共に、映画ファンから大きな期待を寄せられているSF映画だ。
1965年に公開されたデヴィッド・リンチ監督版の『デューン/砂の惑星』から36年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版の『デューン』は”リブート版”と呼ばれ、2020年12月18日の米公開が予定されている。撮影自体は一旦、2019年7月に終了していたが、2020年8月より追加撮影が行われることが発表されていた。
レベッカ・ファーガソンが進捗を報告
リブート版『デューン』にレディ・ジェシカ役で出演するレベッカ・ファーガソンは、7月15日にInstagramを更新。一枚のイラストと、フランク・ハーバートの小説版からの引用を添えて、以下のようにコメントした。
追加撮影のために、もうそろそろブダペストに戻ります。早くみんなと再会して、あのフードをかぶりたい!
ハンガリーはコロナ禍にあって他国に先駆けて映画撮影の許可を出し始めており、『デューン』の追加撮影はハンガリーのブダペストで行われる予定となっている。「フード」に言及しているのは、砂漠で覆われた惑星を舞台にした『デューン』では、レベッカ・ファーガソン演じるレディ・ジェシカはフードをかぶったシーンが多いためだ。
なお、投稿された画像には、小説『デューン』からの引用である「Thou shalt not make a machine in the likeness of a human mind. (汝、人の心に似せて機械を作ってはならない。)」という言葉が添えられている。リブート版『デューン』でも重要な意味を持つことになるのだろうか。
リブート版『デューン』は、砂虫のデザインに丸一年を費やしたことや、原作者フランク・ハーバートの息子であるブライアン・ハーバートがその世界観を称賛したことが話題となっていた。原作の『デューン』もコミック版で復活することが決定している。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督版『デューン』は、2020年12月18日(金)より米公開予定。
Source
Rebecca Ferguson Instagram