ドラマ『ホークアイ』最終回目前
Disney+で配信されているMCUドラマ『ホークアイ』は全6話で構成されている。2021年12月15日(水) にはいよいよ最終回目前となる第5話が配信される。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) 以降、アベンジャーズをやめたはずのホークアイことクリント・バートンは、ローニンとして悪人を殺していた過去に苦しめられる。ホークアイに憧れるケイト・ビショップとの出会いは、クリントを過去の呪縛から解き放つことになるのだろうか。
『ホークアイ』第4話では、ついに映画『ブラック・ウィドウ』(2021) で登場していたエレーナ・ベロワが参戦。ジャージ・マフィアとの抗争にブラック・ウィドウまで参戦し、クリントはケイトに手を引くよう告げた。そして公開された第5話の内容を含む予告編では、クリントの想いとは裏腹に事態はより混迷を極めることが示されている。
「たくさんの敵を作ってしまった。ジャージ・マフィアに、ブラック・ウィドウまでも」と懺悔するクリントに、ケイトはブラック・ウィドウの名前があがったところで「それはやばそう」と正直な言葉を漏らす。これは第4話のラストにはなかったセリフだ。
次のシーンでは、カジが「ボスにクリスマスが早く来たと伝えろ」と指示を出す。ボスとは、第3話からその名前だけが登場している“おじさん”のことだろう。その正体は、『Marvel デアデビル』(2015-2018) に登場したキングピンであるともっぱらの評判だが、第5話でその姿を現すことはあるのだろうか。また、カジが言う「クリスマスが早く来た」とは何を指しているのだろうか。
第4話では、クリントはカジに、エコーことマヤがローニン探しから手を引くよう説得するよう伝えた。一方で、終盤にはマヤの部屋からクリントの家族の名前が書かれたリストが見つかっている。キーアイテムになる“ロレックスの時計”は回収したクリントとケイトだが、ジャージ・マフィアとの全面抗争は避けられそうにない。
「誰もがホークアイを狙ってる」というナレーションの後、エレーナが再登場。右手に握っているのはナターシャも持っていたウィドウズ・バトンだろう。映画『ブラック・ウィドウ』ではエレーナは自分のウィドウズ・バトンを犠牲にしてアレクセイのヘリを止めていた。この数年で新たに手に入れた武器なのだろう。
次のシーンには、髪を解いて普段着姿のエレーナも。直前のバトンを持っているシーンではブラック・ウィドウのコスチュームを身にまとっていたが、今度はリラックスした表情を見せて「ハーイ」と声をかけている。何者かに投げられたボトルのようなものをキャッチしており、クリントやケイトのような敵対する人物の前に現れたものとみられる。
次にエレーナは白色を基調とした建物の階段を、映画『ブラック・ウィドウ』でお馴染みの白のユニフォーム姿で降りてくる。一瞬だが、その背後に人影が映っており、誰かを護衛しているようにも見えるが、次のシーンでは長髪の人物を投げ飛ばしている。これらの映像と共にエレーナの「私はあなたを殺しに来た。クリント・バートン」という落ち着いた声が聞こえる。
「トリック・アローが山ほどいるな」というクリントの言葉を境に、ジャージ・マフィアとの戦いや、スケートリンク上で掴み合うクリントとエレーナの姿などが描かれる。以前から予告で登場している青い電流が走るシーンも。わずか30秒の予告だが、いよいよ物語がクライマックスへと向かっていくことを感じさせる内容になっている。
ジャックの素顔、ロレックスの謎、“おじさん”の正体、マヤの狙い、エレーナの任務、クリントの過去、そしてケイトの未来と、疑問は尽きない。第5話も目が離せない。
ドラマ『ホークアイ』第5話は2021年12月15日(水)にDisney+で配信開始。12月22日(水)には最終回を迎える。
第5話のネタバレ解説はこちらから。
第4話のネタバレ解説はこちらから。
第4話のエレーナの登場で明らかになった4つの事実はこちらから。
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