『キャシアン・アンドー』シーズン2より特報公開
「スター・ウォーズ」シリーズで高い評価を受けるドラマ『キャシアン・アンドー』より、2025年4月23日(水) に配信を開始するシーズン2の特報が公開された。スカイウォーカー家の戦いの裏で銀河の運命を変えた反乱軍の革命を描く本作は、シーズン2でついに映画『ローグ・ワン』(2016) と繋がるフィナーレを迎える。
今回公開された『キャシアン・アンドー』シーズン2の予告編では、ベン・メンデルソーン演じるオーソン・クレニック、ドロイドのK-2SO、そして完成間近のデス・スターの姿が捉えられている。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン1では、後に反乱軍の情報将校となるキャシアン・アンドーが革命運動に足を踏み入れていく過程が描かれた。革命運動の中で孤立するソウ・ゲレラ、非道なまでに現実路線を取るルーセン・レイエル、そして、議員でありながら革命に手を貸し、家族との関係に苦悩するモン・モスマらの姿も印象的だった。
今回の予告編では、ついに革命へと動き出す反乱軍の姿が確認できる。流れている曲はスティーヴ・アール「The Revolution Starts Now」(2004) で、タイトル通り「今、革命が始まる」と歌われている。「スター・ウォーズ」の予告で既存の楽曲が使用されるのは珍しいことだ。
キャシアン、モスマ、ルーセン、ゲレラら革命側の面々が映し出される一方で、デス・スターの開発責任者であるオーソン・クレニックが登場。『ローグ・ワン』の主人公ジン・アーソの父ゲイレン・アーソにデス・スター開発を強要した同作のメインヴィランだ。
ジンはそのせいでソウ・ゲレラに育てられることになった。ドラマ『キャシアン・アンドー』では既にソウ・ゲレラが登場している他、キャシアン・アンドーが収監されたナーキーナ・ファイブではデス・スターのパーツが製造されていたことも発覚している。
映画『ローグ・ワン』ではデス・スターの設計図のデータをめぐり、ジンとキャシアンら反乱軍とオーソン・クレニックら帝国軍の戦いが描かれる。『キャシアン・アンドー』ではシリル・カーン、デドラ・ミーロといった体制側のキャラクターにも焦点が当てられたが、これらの物語はどのように繋がっていくのだろうか。
The Revolution starts now.
革命は今はじまるポスターも解禁!
『#スターウォーズ:
#キャシアンアンドー』シーズン2#ディズニープラス で
4月23日(水) 独占配信開始 pic.twitter.com/NVrAlCXYVD— スター・ウォーズ公式 (@starwarsjapan) February 25, 2025
トニー・ギルロイが語る魅力
米スター・ウォーズ公式では、『キャシアン・アンドー』シーズン2の特報公開に合わせてシリーズを手がけるトニー・ギルロイがコメントを寄せている。
『キャシアン・アンドー』を制作するにあたって最もスリリングな点は、物語のスケールの大きさと、庶民の人々から帝国の支配者、情熱的な革命家に至るまで様々なキャラクター達と出会える点です。
彼女ら/彼らは大きな決断を下すリアルな人々であり、全員が恐ろしい結果を伴う問題に挑んでいる。キャシアンの旅は私たちの物語の魂であり背骨でもありますが、ショーを作っているのは、その“合唱隊”なんです。シーズン2で私たちがどこへ向かうのか、見てもらえることをとても楽しみにしています。
『キャシアン・アンドー』シーズン2は『ローグ・ワン』までの4年間を描くとされている。『ローグ・ワン』の脚本とポストプロダクションも手がけたトニー・ギルロイは、『キャシアン・アンドー』シーズン2では第1話から第3話までの脚本を手がける。
第4話から第6話まではボー・ウィリモン、第7話から第9話はダン・ギルロイ、第10話から第12話はトム・ビッセルが脚本を担当する。エピソード監督は第1話から第6話までをアリエル・クレイマン第7話から第9話までをヤヌス・メッツ、第10話から第12話までをアロンソ・ルイスパラシオスが担当する。
主演のディエゴ・ルナによると、『キャシアン・アンドー』シーズン1は3話ごとに撮影され、「映画を4本やったようなもの」だったという。シーズン2でもこの形式が踏襲されているものと見られ、『キャシアン・アンドー』はシーズン1とシーズン2で計8本分の映画と同等の物語が描かれることになる。
2025年の「スター・ウォーズ」は?
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2は、映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977) の直前までを描いた映画『ローグ・ワン』の前日譚にあたる。帝国時代のクローン兵の行方を描いたアニメ『バッド・バッチ』は2024年で完結。近年の実写「スター・ウォーズ」作品は2023年の『マンダロリアン』シーズン3と『アソーカ』、2024年の『アコライト』『スケルトン・クルー』と、帝国時代以外の作品が続いていた。
現時点で発表されている2025年公開の「スター・ウォーズ」実写作品は『キャシアン・アンドー』シーズン2のみ。一方で配信日の前週末には「スター・ウォーズ」最大のファンイベント《スター・ウォーズ セレブレーション》が日本で開催される。
日本では17年ぶり、世界でも2年ぶりに開催される同イベントでは、新作に関する大型の発表も期待できる。キャシアン・アンドーを演じるディエゴ・ルナやゲイレン・アーソを演じたマッツ・ミケルセンの来日も予定しており、大きな盛り上がりを見せることは間違いない。
「スター・ウォーズ」としては2026年5月22日に映画『マンダロリアン&グローグー(原題)』が米公開を予定している他、その後には別々の時代を舞台にした3作の新作映画公開を控えている。2025年は『キャシアン・アンドー』シーズン2と共に幕を開ける「スター・ウォーズ」。今年も目が離せない。
ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2は2025年4月23日(水) よりディズニープラスで独占配信。シーズン1は配信中。
Source
StarWars.com
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