映画『マンダロリアン&グローグー』新共和国の任務に挑む? ゼブ登場などの詳細が明らかに | VG+ (バゴプラ)

映画『マンダロリアン&グローグー』新共和国の任務に挑む? ゼブ登場などの詳細が明らかに

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映画『マンダロリアン&グローグー』新情報が明らかに

「スター・ウォーズ」きっての人気シリーズとなったドラマ『マンダロリアン』(2019-) の劇場版、映画『マンダロリアン&グローグー』の新情報が明らかになった。米時間2024年8月9日(金) から開催されているディズニーのファンイベントD23の会場で初映像が公開された他、監督を務めるジョン・ファヴローと製作総指揮兼共同脚本を手がけるデイヴ・フィローニも登場して本作について語った。

Varietyによると、ジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニは映画『マンダロリアン&グローグー』で描かれるストーリーが「二人のキャラクター(マンダロリアン=ディン・ジャリンとグローグー)の全く新しい冒険」になることを約束したという。撮影はD23の2週間前、2024年7月下旬から始まったばかりといい、ファヴローは「『スター・ウォーズ』が再び大スクリーンに登場することに、とてもワクワクしています」と語った。

会場で公開された映像は、前半部分はドラマ『マンダロリアン』の映像を用いたものだったが、その中には、マンダロリアンことディン・ジャリンのセリフも含まれていた。『マンダロリアン』シーズン3最終回第8話終盤の「俺は賞金稼ぎだ。だが、今は彼といる。これからは受ける仕事を選ばないといけない」というセリフだ。

これは、グローグーがディン・ジャリンの正式な弟子となり、ディン・ジャリンが新共和国のスターファイター・パイロットであるカーソン・テヴァに新共和国の仕事を回すよう依頼した時のセリフだ。これまでは無鉄砲に生きていくこともできたが、これからはグローグーのことを考えて、一緒に取り組める仕事を請け負っていく、そんなディン・ジャリンの覚悟と変化を表したセリフである。

映画『マンダロリアン&グローグー』の時系列はまだ明らかになっていないが、予告に『マンダロリアン』シーズン3ラストのセリフが挿入されていたということは、それよりも後の物語になるということだろう。ディン・ジャリンとグローグーが新共和国から受けた任務に挑む展開が予想できる。

D23で公開された『マンダロリアン&グローグー』の映像の後半では、ゼブが登場。ディン・ジャリンとグローグーと共に宇宙船のコクピットに乗り込んでいる姿が捉えられている。ゼブことガラゼブ・オレリオスは、アニメ『スター・ウォーズ/反乱者たち』(2014-2020) の人気キャラで、『マンダロリアン』シーズン3第5話で初めて実写化された。

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『反乱者たち』は帝国時代の反乱軍の活躍を描いた作品だが、新共和国時代が舞台の『マンダロリアン』では、ゼブはカーソン・テヴァと同じ新共和国軍のスターファイター隊に所属していることが明らかになっていた。ディン・ジャリンとグローグーがゼブと同じ船に乗っているということは、二人は新共和国の仕事を受けて任務についているということだろうか。

映像には他にも、グローグーが一人で排気管のような狭い空間を移動するシーンも。グローグーの単独行動も見られるようだ。また、雪の惑星で帝国軍の巨大なAT-ATウォーカーが登場するシーンも。相手はやはり帝国軍の残党ということになるのだろうか。映像の最後には、ドロイドスミスのバブ・フリックがグローグーと一緒に狭いコクピットに収まっているシーンも。会場は歓声に包まれたという。

一大フランチャイズとなった『マンダロリアン』

ドラマ『マンダロリアン』は、ディズニープラス立ち上げ時のローンチタイトルとして発表された作品。独自の教義を持つマンダロリアンの守旧派チルドレン・オブ・ザ・ウォッチに所属する賞金稼ぎのディン・ジャリンが、任務の中でヨーダと同じ種族である赤ちゃんのグローグーと出会い、共に旅をしていく中で絆を育んでいく。

『マンダロリアン』の登場によって、「スター・ウォーズ」ファンの間ではマンダロリアンはジェダイに勝るとも劣らない一大宗教に成長した。米国では、グローグーを見ない日はないというほどに食料品や日用品、衣服といった商品にグローグーが起用されている。

2023年に『マンダロリアン』シーズン3が配信され、映画版『マンダロリアン&グローグー』の製作が決定。マンダロリアンを中心とする作品群を「マンドーバース」と呼ぶ向きもあり、同じ時期を舞台にしたドラマ『アソーカ』(2023-) や『スケルトン・クルー』(2024年12月配信開始) がマンドーバースに数えられている。

報道によると、映画『マンダロリアン&グローグー』には「エイリアン」シリーズのエレン・リプリー役で知られるシガニー・ウィーバーの出演も噂されている。シガニー・ウィーバーは、ディズニーでは「アバター」シリーズにグレース・オーガスティン/キリ役で出演しており、2025年公開予定の『アバター3(原題)』にも出演する予定だ。マーベルドラマ『ザ・ディフェンダーズ』(2017) にもメインヴィランのアレクサンドラ役で出演している。

映画『マンダロリアン&グローグー』の米国での公開時期は2026年5月とされている。一体どんな冒険が待っているのか、公開を楽しみに待とう。

映画『マンダロリアン&グローグー』は2026年5月米公開。

ドラマ『マンダロリアン』はシーズン3までがディズニープラスで独占配信中。

『マンダロリアン』(Disney+)

Source
Variety

なお、ドラマ『マンダロリアン』シーズン4も製作が進められている。詳しくはこちらから。

同日に特報映像が公開された『スケルトン・クルー』の詳細はこちらの記事で。

ネタバレ注意!ドラマ『マンダロリアン』シーズン3最終話のネタバレ解説はこちらから。

ネタバレ注意!ドラマ『アソーカ』のラストを受けたジェダイとマンダロリアンの今後の関係についての考察はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。 訳書に『デッドプール 30th Anniversary Book』『ホークアイ オフィシャルガイド』『スパイダーマン:スパイダーバース オフィシャルガイド』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース オフィシャルガイド』(KADOKAWA)。正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』の編集担当、編書に『野球SF傑作選 ベストナイン2024』(Kaguya Books)。
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