『オルタード・カーボン』シーズン2
リチャード・モーガン原作、Netflixが実写ドラマ化した『オルタード・カーボン』。人類がスリーヴと呼ばれる肉体を自由に乗り換えられるようになった300年後の世界が舞台だ。この設定を活かし、シーズン1では『ロボ・コップ』(2014)のヨエル・キナマンが演じた主人公タケシ・コヴァッチを、シーズン2では、MCUシリーズのファルコン役で知られるアンソニー・マッキーが演じた。
以下の記事では、シーズン1とシーズン2の出演者を比較しつつご紹介している。
「これまでで最高の経験」
Netflix作品では映画『ユピテルとイオ』(2019)、『ブラック・ミラー』の短編ドラマ「ストライキング・ヴァイパーズ」(2019)に続く主演を務めたアンソニー・マッキー。それ以外にも数々の作品に出演してきたが、『オルタード・カーボン』シーズン2の撮影は特別な経験になったようだ。米Hollywood Reporterのインタビューに以下のように話している。
再びコヴァッチを演じることができたらなって思いますよ。このシリーズ (『オルタード・カーボン』) から去る準備ができていないんです。『オルタード・カーボン』での仕事はこれまでで最高の経験の一つでした。撮影期間中、嫌な日は1日もありませんでしたし、心地よくて、オープンな現場でした。
6ヶ月というのは比較的長い撮影期間ですが、この業界で経験したことのないような方法で面倒を見てくれたんです。コヴァッチを演じるということは、家族・キャスト・クルーとして発展していくということであり、それは自分のセリフをどう言うかということよりも重要でした。
『オルタード・カーボン』シーズン2の撮影を「最高の経験」だったと語るアンソニー・マッキー。Netflixの撮影現場は快適だったようだ。米Vanity Fairには、バンクーバーでの撮影の合間にはスキーを楽しんだことも明かしている。
2020年2月27日(木)に配信を開始したドラマ『オルタード・カーボン』シーズン2は、Rotten Tomatoesでも批評家からの評価83%を獲得するなど、高評価を受けている。ショーランナーを務めたアリソン・シャプカーはシーズン3の製作にも意欲的だ。アリソン・シャプカーが語ったシーズン3製作の可能性については、以下の記事に詳しい。
果たして今後のシリーズにアンソニー・マッキーの再登場はあり得るのか、続報を待とう。
NetflixオリジナルのSFドラマ『オルタード・カーボン』は、2018年にシーズン1の配信を開始した。リチャード・モーガンによるSF小説を原作に、サイバーパンクな世界を再現しており、その予算はドラマ史上最大規模とされている。
リチャード・モーガンによる原作小説は三部作で構成されている。パンローリング株式会社より第一部『オルタード・カーボン』と第二部『ブロークン・エンジェル』の新装版が発売中。
ドラマ『オルタード・カーボン』はNetflixで独占配信中。