久生十蘭「水草」の英訳が幻想文学誌 Welkin Magazineに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳 | VG+ (バゴプラ)

久生十蘭「水草」の英訳が幻想文学誌 Welkin Magazineに掲載 Toshiya Kameiによる翻訳

久生十蘭「水草」英訳に

直木賞を受賞した「鈴木主水」(1951)などの作品で知られる久生十蘭 (1902-1957) の「水草」(1947) が英訳され、幻想文学マガジンの Welkin Magazine に掲載された。翻訳したのはToshiya Kameiで、英題は「Water Grass」となっている。コロラドに拠点を置くアーティストのSue Choiが手掛けたイラストも印象的だ。

「Water Grass」(Welkin Magazine)

「水草」は1947年に『宝石』に掲載された掌編で、『日本探偵小説全集〈8〉久生十蘭集』(1986, 東京創元社) にも収録されている。

Welkin Magazine は、新たに立ち上げられたオンラインの幻想文学誌で、今後、電子書籍として出版される季刊誌の『Welkin』と、掌編を掲載していくオンラインマガジンの『The Book of Idle Tales』という二つの媒体を展開していくという。

久生十蘭の作品は、これまでも中国語やフランス語に翻訳されてきた。1955年には吉田健一が英訳した『母子像』(1954) が第2回国際短篇小説コンクールで主席を獲得している。また、1948年に発表された「骨仏」は、Toshiya Kameiによる翻訳で、「Pale as Bones」の英題でアメリカの歴史あるマガジンの The Bitter Oleander 誌に掲載される予定だ。

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